繁忙期だけ事務席を増やすなら折りたたみ机と椅子の収納先まで測る

事務所の机が繁忙期だけ足りない担当者へ。展開時の床面、机高と座面高、天板耐荷重、机と椅子それぞれの収納寸法、運搬動線から折りたたみセットを判断する方法を解説します。

繁忙期だけ事務席を増やすなら折りたたみ机と椅子の収納先まで測る

繁忙期や棚卸し日だけ人が増える事務所では、ノートパソコンを使う机が一席足りなくなることがあります。空いている壁際へ机を置けそうに見えても、椅子を引く場所や通路がなければ作業席にはなりません。

この記事では、常設机を増やさずに一時席を作りたい担当者へ、使用時と収納時の測り方を説明します。候補は、机と椅子を別々にたためる折りたたみデスクチェアセット です。

一時席で行う仕事と置く物を先に決める

最初に、その席を使う日、連続して座る時間、行う仕事を一つずつ書き出します。ノートパソコンへの入力だけなのか、紙の伝票を並べるのか、外付けディスプレイも使うのかで必要な天板と調整の範囲が変わるためです。

候補商品の天板耐荷重は10kgです。ノートパソコン、電源、入力機器、書類など、使用中に天板へ載せる物を実際に集めて重さを確かめます。耐荷重に収まっても、機器同士が重なったり、手前に入力する余白が残らなかったりするなら、その仕事には天板が足りません。

共有プリンターや書庫を使う作業では、席から機器までの往復も増えます。通路へ椅子が張り出さず、配線を横切らずに移動できる場所を候補にしてください。

折りたたみセットで済む仕事と常設席が必要な仕事を分ける

このセットが合うのは、使う時期が限定され、机上機器が少なく、利用者ごとの高さ調整を別の方法で補える仕事です。繁忙期と呼んでいても、毎日長く座る、外付け画面や書類を常に広げる、複数の担当者が交代するなら、収納性より常設机と調整できる椅子を優先する方が適合を確認しやすくなります。

空席が定期的に発生する部署なら、折りたたみ家具を新たに管理する前に、既存席を予約して使う方法も比較します。既存席で電源、ネットワーク、入力機器、照明をそのまま使えるなら、設置と撤収の作業を増やさずに済みます。ただし、書類や端末の管理区分が異なる席を安易に共用しないよう、情報管理の条件は担当部署へ確認してください。

一時席を会議室へ出す方法は、会議予約と作業時間が重ならないことが条件です。繁忙時に会議のたび撤収する運用になるなら、折りたためることが利点ではなく、移動作業の増加につながります。利用頻度、連続して使う時間、撤収を求められる場面を先に整理し、このセットを選ぶ理由が「保管できるから」だけにならないようにします。

幅800mmの机だけで床面を決めない

候補の机は幅800×奥行485×高さ680mm、椅子は幅470×奥行490×高さ725mmです。床へテープを貼るときは、机の800×485mmだけで終えず、椅子を置く奥行と、人が椅子を引いて立ち上がる範囲まで再現します。

まず机の外寸を示し、壁、窓、収納扉と重ならないことを見ます。次に普段使う椅子を仮置きし、座る、机へ寄る、立つという動作を行います。最後に、その状態でも背後を人が通る必要があるか確認します。

外寸を単純に足しても、実際の動作域にはなりません。椅子を引く距離は利用者や床材でも変わるため、現場で動作を再現して決めます。

固定された机高680mmと座面高460mmを実際の人で試す

このセットは机の高さが680mm、椅子の座面高が460mmで、高さ調節の記載はありません。二つの差が数値上合って見えても、利用者の体格や靴、入力機器の厚みによって姿勢は変わります。

厚生労働省の情報機器作業ガイドラインは、椅子へ深く座って背を背もたれへ当て、足裏全体を床へ接する姿勢を基本としています。必要に応じて足台を備え、椅子だけでなく机、キーボード、マウス、ディスプレイを総合して調整する考え方も示しています。

記事でこの基準を当てはめると、一時席だから高さを確認しなくてよいとはいえません。候補と同じ座面高460mm、机高680mmを既存家具や台で仮に作り、予定する利用者が足裏を床または安定した足台へ置けるかを試します。肩を上げずに入力できること、画面を見るために首を大きく曲げ続けないことも一緒に確認してください。

複数人が交代で使い、体格差を足台や機器配置で調整できない場合は、この固定高さのセットだけで全員へ合わせるのは難しくなります。利用時間を短くするだけで適合したことにはせず、利用者ごとの作業位置を作れる候補を比較します。

机と椅子を別々の収納寸法で測る

折りたたみ時の机は幅800×奥行60×高さ810mm、椅子は幅470×奥行70×高さ795mmです。「たためる」という説明だけで収納できるとは決めず、保管場所に二つの直方体を別々に再現します。

段ボール板やテープで幅と高さを示し、棚板、配管、扉の金具へ当たらないかを見ます。奥行60mmと70mmは本体の公称寸法なので、手を入れて出し入れする余白や、周囲の物との接触を避ける余白は別に必要です。

商品ページには、折りたたんだ状態で自立するか、転倒を防ぐ固定具が付くかの記載が見当たりません。壁へ立て掛けられると推測せず、販売元へ保管方法を確認します。子どもや来訪者が触れる場所、避難経路、開閉する扉の裏は保管先にしません。

収納先まで一台ずつ運べるか確認する

机の重量は7.8kg、椅子は4.85kgです。合計重量だけでなく、一台ずつ持ったときに手掛かりを確保でき、角を壁や人へ当てずに運べるかを見ます。

設置場所から収納先まで歩き、狭い曲がり角、段差、重い扉を確認してください。折りたたみ部が運搬中に開かない保持方法や、指を挟まずに開閉する手順も販売元の説明で確かめます。開閉と運搬を担当する人を決め、使い終わったら机上を空にしてから一台ずつ戻す運用にします。

展開するたびに脚と配線の状態を確認する

常設家具と違い、折りたたみセットは使うたびに可動部を操作します。展開後は、脚が所定の位置まで開いているか、がたつきや部品の緩みがないかを確認してから機器を載せます。ロック方法は商品ページで判断できないため、同梱説明書どおりに操作できない場合は使用を始めません。

商品ページには机上の配線機能が示されていません。壁のコンセントから電源を取る場合は、利用者や通行者がケーブルをまたがず、椅子の脚で踏まない経路を作れる席だけを候補にします。床を横切る配線が避けられないなら、机が置けても一時席の場所を変えます。

撤収時は、機器と私物をすべて外し、電源を抜いてから折りたたみます。不具合を見つけた人がそのまま収納へ戻すと、次の利用者が展開して初めて気づきます。使用を止めたことと確認が必要な箇所を担当者へ伝え、正常なセットと混ざらない戻し先を決めてください。

候補セットの仕様

  • 机外寸: 幅800×奥行485×高さ680mm
  • 椅子外寸: 幅470×奥行490×高さ725mm
  • 座面高: 460mm
  • 折りたたみ時の机: 幅800×奥行60×高さ810mm
  • 折りたたみ時の椅子: 幅470×奥行70×高さ795mm
  • 重量: 机7.8kg、椅子4.85kg
  • 耐荷重: 天板10kg、椅子80kg
  • 主な材質: 合成樹脂化粧繊維板(メラミン)、ラバーウッド、PVC、ウレタン
  • 組み立て: 完成品

耐荷重は、載せる物と利用者の条件を確認する上限として使います。安全率や衝撃を加えてよい数値ではありません。折りたたみ寸法は保管の可否、本体重量は運搬担当と経路の判断に分けて使ってください。

展開と収納の両方を再現できたら候補にする

このセットを候補にできるのは、机、椅子、立ち座り、通行まで含めた床面を確保でき、予定する利用者が固定された高さで足裏と入力位置を整えられる場合です。さらに、机と椅子の二つの収納寸法を置けて、一台ずつ安全に戻せることも必要です。

使用場所だけ、収納場所だけで決めず、設置から片付けまでを一度通して再現してください。二つの場面が成立するなら、折りたたみデスクチェアセットの商品ページを確認する と、繁忙日用の一席として比較できます。

参考資料