オフィスデスクに引き出しは必要?浅型1段で足元を広く使う選び方

デスクの引き出しが必要かを、毎日使う文具と足元から判断。リーン幅800mmの内寸高さ45mm、下肢空間638mm、作業天板奥行500mm、配線とラッチの条件を解説します。

オフィスデスクに引き出しは必要?浅型1段で足元を広く使う選び方

机に引き出しを付けるか迷ったら、毎日取り出す小物の置き場が必要かで考えます。ペンや付箋、薄い電卓を天板から片づけたいなら、浅い1段でも役割があります。大量のファイルを保管したい場合や、毎日すべて持ち帰る席では、同じ引き出しが必要とは限りません。

候補のコクヨ リーン デスク DLE-H0806-WH は、幅800×奥行600×高さ720mmの平机です。引き出し内寸は幅425×奥行332×高さ45mm。足元に袖箱を置かず小物をしまえる一方、引き出しの下に残る高さと、実際に作業する天板の大きさを確認して選びます。

「毎日使うが、出しっぱなしにしない物」を選ぶ

引き出しへ入れる候補は、常に使うキーボードやマウスではなく、必要なときだけ取り出す文具です。机上にある物を見て、作業中ずっと使う物、毎日数回取り出す物、予備や保管用の物に分けると、必要な収納の役割が見えます。

例えば、メモを書くペン、付箋、電卓を一日に何度も使う席なら、浅い引き出しへ並べることで、そのたびに共用棚へ取りに行かずに済みます。反対にノートパソコンとマウスだけで完結し、文具は会議のときだけ使う席では、手元の引き出しがなくても困らない場合があります。

共有席で毎日持ち帰る物をしまうだけなら、小物ケースを置く方法とも比較します。先に引き出しを買ってから中身を増やすより、今しまいたい物があるかを確認する方が、必要な収納量を決めやすくなります。

引き出しを使う場面は、始業時と終業時だけとは限りません。電話を受けながらペンとメモを取りたい、紙に書き込んだら電卓を戻したいなど、作業途中に繰り返す動作を挙げてみます。そうした小物を天板から移せるなら一段の価値があります。反対に、引き出しへ入れた物を毎朝すべて机上へ出し、そのまま一日使うなら、机上の作業面が不足している問題は別に残ります。

高さ45mmは、文具を重ねず見渡すために使う

引き出しの内寸425×332mmを紙などに印し、収納したい文具を一段で並べます。ペンを取り出すたびに電卓や箱をどかす配置なら、平面上に収まっていても日常の小物置きとしては使いにくくなります。

高さは45mmです。例えば高さ50mmの収納ケースは入りません。高さ35mmなら数値上の差は10mmですが、中身がケースから出る部分まで含めて閉じられるかを見る必要があります。ケースの規格名ではなく、実際に使う物を入れた状態で測ってください。

A4用紙の210×297mmは、内寸425×332mmへ平置きできる寸法です。ただし、用紙を包むファイルや封筒まで同じ大きさではありません。角や留め具を含む外寸を確かめ、文具と一緒に置くなら用紙を取る場所も残します。

引き出し耐荷重は5kgです。寸法に入るからと重い工具や大量の紙を詰めるのではなく、普段取り出す量に絞ります。薄い一段へ必要な物が並ばないなら、引き出し付きの平机だけで収納を完結させず、別の保管場所が必要です。

中身を区切るトレーを足す場合は、物の寸法にトレーの底や縁の厚みが加わります。高さ45mmの全体をそのまま収納物に使えるとは考えず、トレーに入れた状態で測ります。また、奥にしまう物を取るために手前のケースを持ち上げる配置では、浅さを生かせません。小物を一段で見渡せる配置が作れるかを確かめ、予備の文具は別の棚に分ける方が合う場合もあります。

下肢空間638mmを、今使う椅子で確認する

足元に袖箱がない平机でも、天板下がすべて空くわけではありません。この商品の下肢空間は幅722×奥行545×高さ638mmです。本体の高さ720mmより低い638mmを、座ったときの確認に使います。

例えば、普段の椅子と座り方で太ももの上までの高さを測ると620mmだった場合、638−620=18mmの差です。この差だけで快適に使えるとは決められません。座り直す、足を動かす、椅子を奥へ戻すといった動作に余裕があるかを確認します。これは仮定例で、誰にでも必要な余白を示す値ではありません。

椅子の肘掛けも含めて机下へ入れたいなら、その幅と高さを別に測ります。座面クッションや普段履く靴も含めた状態で比べると、測定時と実際の利用条件のずれを減らせます。体格や椅子の寸法に合うかを、机の外寸だけで判断しないことが大切です。

720−638=82mmという差を、すべて引き出しを追加したことで失う高さと解釈するのも適切ではありません。差には天板なども含まれます。引き出しなし仕様と比較する場合は、その仕様の下肢空間を別に確認してください。

外寸の奥行600mmを、平らな作業面600mmと考えない

本体の奥行は600mmですが、掲載されている天板の奥行は500mmです。奥に配線トレーを備えるため、奥行600mmの全面を同じ平らな作業面として使えるとは考えません。

別の机の上などに幅800×奥行500mmの範囲を作り、パソコン、マウス、筆記する紙を普段の向きで並べてみます。床の800×600mmは設置場所の比較、500mmの天板奥行は手元の作業の比較として分けます。ノートパソコンだけなら収まっても、横に帳票と電話を置くと足りない場合があります。

奥のトレーには幅75×奥行95×高さ25mmのトレーブロックが2個付属し、モニターやタブレットのスタンドとして利用できると案内されています。手元を空ける候補にはなりますが、どんな台座でも載せられると見込まず、機器の形と設置条件を照合します。

幅800mmの一席に必要な作業が収まらないなら、小物を引き出しへ移すだけでは解決しません。コクヨ リーン デスクの商品詳細を確認する 前に、片づければ足りるのか、作業面そのものを広くする必要があるのかを分けておきます。

天板の耐荷重は60kgで、引き出しの5kgとは別の条件です。机上へ機器を置く場合は、重さと同時に台座が載る面を確認します。耐荷重に余裕があっても、モニター台座とノートパソコンで筆記面がなくなるなら、その配置には足りません。重さを満たすこと、必要な機器を置けること、小物を引き出した状態でも作業を続けられることを分けると、幅800mmを選んでよいかが判断できます。

開閉ラッチと配線部も、普段の使い方に合わせる

引き出しは、手前の板を手で上へ押し上げて開くラッチ付きです。ラッチは引き出しの開閉を留める機構で、ここでは施錠用の鍵として扱いません。商品本文には鍵の記載がないため、鍵付きの私物収納が必要な場合は、この引き出しだけで満たせると判断しないでください。

机上の配線トレーから天板下のコード受けへケーブルを通せます。コード受けの開口部は48mmと掲載されていますが、その寸法を収納部全体の高さや奥行と読み替えないようにします。大きなタップを収めることが必須なら、プラグ込みの寸法で適合を確認します。

トレーブロックの下にはケーブルを通す空間があるため、ブロックを使う場合は機器からその下を経て配線穴へ向かう経路を考えます。引き出し側へ余ったコードを垂らす配置では、開閉する部分と重なる可能性があります。例えば、ノートパソコンを会議へ持ち出す席なら、充電端子を抜いた後のコードがどこへ戻るかまで決めておきます。見えない所へ押し込むだけでなく、引き出しを動かす範囲と配線を分けられることが大切です。

天板下にキーボードスライダーなどを後付けする予定がある場合は、引き出し・補強材・コード受けの位置と取付範囲が重ならないかも確認します。天板厚25mmという情報だけでは、個別の取付機器が対応すると判断できません。

脚部のアジャスターは床傾斜調節範囲18mmです。利用者に合わせて大きく高さを変える昇降デスクの代わりにはなりません。必要なのが高さの切替なら、その条件を満たす机から選び直す必要があります。

少量の文具をしまって、必要な作業面と足元を残す

浅い1段が役立つのは、毎日使う小物が内寸425×332×45mmへ収まり、取り出す場所を一つにできる席です。そのうえで、下肢空間638mmと幅800mmの作業面が使う人・機器に合うかを確認します。

収納したい物が多い、厚い箱を入れたい、施錠したいという条件なら、浅い引き出しだけに役割を詰め込まない方がよいでしょう。引き出しを付けるかどうかは、収納量を増やすことより、小物をしまった後に机を使いやすく保てるかで判断できます。

浅型引き出し付きのコクヨ リーン デスクを確認する 際は、幅800・奥行600・引き出し有りの仕様を選んでいることも照合してください。

寸法・機構の出典:コクヨ リーン デスク DLE-H0806-WH 商品ページ(オフィスコム)