フリーアドレスデスクに2画面アームを付ける|天板奥行40mmを確かめる

配線トレーのあるフリーアドレスデスクへ2画面アームを付けたい担当者へ。天板端40mm、天板厚8~30mm、各モニターの重量とVESA規格を照合する手順を解説します。

フリーアドレスデスクに2画面アームを付ける|天板奥行40mmを確かめる

フリーアドレスデスクへ2画面モニターアームを付けようとすると、天板裏の配線トレーや補強材にクランプが当たることがあります。天板の厚さだけを見て購入すると、締め付け金具を置く面が足りないかもしれません。

この記事では、配線設備のある机へ2画面アームを追加したい総務・施設担当者へ、浅型クランプを候補にする測り方を説明します。天板端から40mmの範囲、天板厚、2台のモニター条件を順に確かめます。

先に天板裏の障害物を見つける

机上の奥行ではなく、天板裏を見ます。天板の後端から室内側へ、配線トレー、幕板、補強材、電源ユニット、ケーブルが始まる位置を測ってください。固定候補の左右それぞれで測ると、同じ机でも脚や配線の位置による差が分かります。

可動する配線や電源コードを押しのけて空間を作る前提にはしません。クランプを締めた後も、コードが金具へ挟まれず、保守時に配線トレーへ触れられる範囲を残します。机の所有者や管理会社が穴あけ、締め付け金具の使用を制限していないかも確認します。

天板端から40mmを実物大で示す

浅型クランプ式2画面モニターアーム は、取り付けに必要な天板奥行が40mmと案内されています。後端から40mmの位置へマスキングテープを貼り、その範囲の裏面が平らに連続しているか見ます。

40mmは机全体の奥行ではなく、クランプが使う後端側の固定面を判断する値です。天板の縁が斜めに加工されている、裏側だけ段差がある、樹脂部品が付く場合は、見かけ上40mmあっても均等に挟めません。形状が判断できないときは、机の型番と裏面写真を用意して販売元へ確認します。

天板厚8~30mmを取り付け位置で測る

候補商品の取り付け可能な天板厚は8~30mmです。机の仕様書だけに頼らず、実際にクランプを置く位置で測ります。後端に縁材が重なる机や、裏面へ補強板が付く机では、中央部の公称厚と取り付け位置の厚さが異なるためです。

測定値が範囲内でも、ガラス、ハニカム構造、傾斜面などへ取り付けられるとは限りません。天板材質と構造に対して締め付けが許可されているか、机メーカーと商品販売元の案内を照合してください。自己判断で板を挟み、適合範囲を広げないようにします。

2台のモニターを一台ずつ照合する

候補は32インチまで、1アーム当たり2~9kgのモニターに対応します。2台の合計重量ではなく、スタンドを外した各モニター本体の重量を一台ずつ確認してください。片方だけが9kgを超える場合、合計が範囲内でも条件には合いません。

取り付け面がVESA規格に対応することも必要です。モニター背面の穴が使えるか、付属スタンドを外せるか、端子や電源ケーブルが金具と干渉しないかを型番ごとに確認します。背面が曲面の場合や穴がくぼんでいる場合は、必要な部品を販売元へ問い合わせます。

重量内でも形状と重心で外れることがある

商品ページには、一般的なパソコン用モニターを想定した耐荷重であり、形状や重心によっては範囲内でも設置できない場合があるという注意があります。重量と画面サイズだけを台帳で照合して、取り付け可能と確定しないでください。

背面側へ重量が偏る機種、VESA取付部が大きくくぼむ機種、接続端子と金具が近い機種は、アームへ付けた後の姿勢や配線経路を販売元へ確認します。アームを水平に設置できない天板形状も候補から外します。適合確認に必要な情報は、モニターの型番、スタンドを外した背面写真、机の固定位置をまとめて伝えると整理しやすくなります。

異なるモニターへ後から交換するときも、以前の機種が付いたことを根拠に流用しません。新しい機種について、重量、VESA取付部、背面形状、重心、端子位置を改めて照合します。

動かす範囲を紙の画面で試す

アームは上下左右へ動かせますが、机上に置けることと、希望位置まで動かせることは別です。モニターと同じ外形の紙を2枚用意し、着席位置から見たい高さと左右位置へ貼って、隣席やデスクパネル、壁へ重ならないか確かめます。

フリーアドレス席では、利用者が画面を動かした後の位置も想定します。アームを最大まで伸ばしたときに通路や隣席へ出ないこと、着席・離席時に画面の角へ当たらないことを確認してください。向かい合う席では、相手側の画面や照明を遮らないかも見ます。

配線はアームを動かして余裕を見る

商品にはアーム下部のケーブルガイドがあります。電源と映像ケーブルをまとめる前に、画面を使う範囲の端までゆっくり動かし、コネクターへ引っ張りがかからない長さを残します。

余ったケーブルをクランプの固定面へ押し込まず、配線トレーまでの経路を分けます。画面の上下・左右移動、着席位置の調整、机の電源部へのアクセスを一回ずつ試し、擦れや挟み込みがないことを確認してから固定します。

共用席では戻す位置と点検担当を決める

利用者ごとに画面位置を変えられることは共用席の利点ですが、使用後の位置が決まっていないと、通路側へ張り出したままになったり、次の人がケーブルを引っ張りながら動かしたりします。退席時は画面を机の内側へ戻し、ケーブルの引っ張りやクランプ周辺の浮きがないことを目視する運用にします。

アームやクランプへ異常を見つけたとき、利用者が独自に締め直すルールにはしません。席の利用を止めて施設担当者へ連絡し、説明書に従って点検できる担当を決めます。モニターの交換や座席レイアウトの変更も、クランプと配線を再確認するきっかけにします。

利用者が毎回モニターを持ち込んで付け替える席には、この運用は向きません。対応モニターを席へ常設し、利用者は画面位置だけを調整する形にすると、型番ごとの適合確認を施設側で管理できます。

商品仕様は机とモニターの照合に使う

  • 商品種別: 浅型クランプ式2画面モニターアーム
  • 対応画面数: 2画面
  • 対応モニターサイズ: 32インチまで
  • 対応重量: 1アーム当たり2~9kg
  • 取り付け可能天板厚: 8~30mm
  • 取り付けに必要な天板奥行: 40mm
  • 対応条件: VESA規格対応モニター
  • 本体重量: 5kg
  • 角度調整: 上90度、下35度、左右各90度
  • 配線: アーム下部にケーブルガイド

クランプ形状とアームの画像を商品ページで確認する

40mmの固定面と各モニターの条件が合えば候補にできる

このモニターアームを候補にできるのは、天板裏に平らな固定面があり、各モニターの仕様だけでなく形状と重心も適合し、対応モニターを共用席へ常設できる場合です。

机とモニターの条件を実物で確認できたら、浅型クランプ式2画面モニターアームを確認する と、配線トレーのある共有席へ2画面を設ける選択肢を検討できます。

参考資料