シュレッダーの紙くずが片側にたまる|回転する22L箱を選ぶ条件

シュレッダーの紙くずが一か所にたまる職場へ。GSHOPM22の回転する22L箱と袋使用不可の制約、定格6枚、窓7割での廃棄、回転台への戻し方を解説します。

シュレッダーの紙くずが片側にたまる|回転する22L箱を選ぶ条件

箱の横には空間が残っているのに、投入口の下だけ紙くずが山になる。そんな理由で細断を中断しているなら、容量を大きくするだけでなく、くずを受ける箱が回る方式を検討できます。一方、箱全体が本当にいっぱいになる職場や、紙を小分けに投入する時間が長い職場では、別の機能を優先する方が目的に合います。

GBC オプティマックス マイクロ GSHOPM22 は、細断中に22Lのダストボックスが回り、くずを分散させるシュレッダーです。先に確認したい制約は、箱へごみ袋を掛けて使用できないこと。袋だけを抜いて回収する現在の手順を、そのまま続けることはできません。

回転によるくずの分散と、箱から別の回収袋へ移す作業を一組で考えると、買い替えで何が変わるかを判断しやすくなります。

困っているのは、箱の偏りか投入の待ち時間か

今の機械を普段どおり使い、通常の廃棄時点で箱の状態を確認します。投入口の下だけ高く、周囲が空いているなら、くずの落ちる位置が偏ることが中断の一因と考えられます。反対に、箱全体へ広がったくずで埋まっているなら、必要な収容量と回収頻度を見直す方が先です。

同じ「すぐ止まる」でも、紙を入れた直後の詰まりや、長く使った後の過熱停止は別の現象です。新しい箱が回ることを、投入能力の向上や連続使用時間の延長と結び付けないようにします。今の機械の表示と説明書で停止理由を分け、何を減らしたいのかを一つに絞ります。

記録は、廃棄した回数と、その日の紙量の大まかな傾向から始められます。数枚ずつ処理した日と、保管書類をまとめて処理した日を分けておけば、毎日の偏りが問題なのか、特定の日だけ収容量が足りないのかが見えます。満杯になるまで追加投入する試験や、内部へ手を入れて山を均す作業を比較の前提にはしません。

投入するための小分けが主な負担なら、自動給紙など投入工程を変える方式を比較します。GSHOPM22を選ぶ理由は、紙を入れる前の作業ではなく、細断された後のくずのたまり方にあります。

収容量33%増は、箱が33%大きいという意味ではない

メーカーが示すビンローテーションとは、ダストボックス自体を回転させる機能です。くずの受け位置を変えることで、一か所へ山ができる状態を減らします。本体の中に回転する台と取り外せる箱があり、箱を正しく載せて使う構造です。

メーカーのGSHOPM22製品情報では、回転した場合としなかった場合の自社比較で、収容できる用紙の枚数が33%増えると説明されています。これは比較の条件を伴う値で、他社の22L機や、現在使っている機械より必ず33%多く入るという意味ではありません。

箱の公称容量は22Lのままです。「22Lに33%を足す」と計算して、大きな箱と同じ外形容量として扱うことはできません。紙質、細断寸法、くずのたまり方が違えば、同じL数でも入る紙の量は変わります。購入時は、箱の空間を使いやすくする機構として評価します。

また、収容枚数の増加率を、そのままごみ捨て回数の減少率へ置き換えないことも大切です。職場で毎日回収すると決めているなら、箱に余裕が増えても回収回数は変わりません。減らしたいのが途中の中断なのか、最終的な回収回数なのかによって、同じ機能の価値が変わります。

定格6枚と25分を、まとめて処理する日の作業へ当てはめる

GSHOPM22は最大9枚、定格6枚のA4コピー用紙を細断します。メーカーは最大枚数を10回連続して同時に細断できる枚数、定格枚数を定格使用時間内に連続して同時に細断できる枚数として区別しています。普段の継続処理を9枚ずつで計画しないようにします。

例えばA4コピー用紙60枚を定格6枚ずつに分ければ、投入する束は10組になります。これは作業回数の例で、処理完了時間の保証ではありません。紙をそろえたり、不要な添付物を除いたりする時間もあるため、細断速度毎分1.9mだけから全作業時間を決めることはできません。

取扱説明書の細断能力欄では、64g/m²のA4コピー用紙などの測定条件が示され、紙質や湿度で枚数が異なるとされています。薄いコピー用紙の枚数を、そのまま厚い書類や折った紙へ当てはめないでください。説明書では、一枚を二つ折りにした紙は二枚換算です。

投入幅は223mm、細断寸法は2×15mmのマイクロカットです。販売情報にはP-5の表示と、ステープル10・11号針への対応があります。これをクリップや粘着ラベル、カードなどへ広げず、処理物は説明書の範囲へ合わせます。文書ごとに別の廃棄方法が指定されている場合は、細断寸法だけで変更しません。

定格連続運転時間は25分です。説明書では、過熱で自動停止した場合、主電源を切ってプラグを抜き、約45分後に再使用できると案内されています。25分を一日の総使用時間と考える必要はありませんが、停止後すぐ再開できる機械としても計画できません。まとまった書類を一度に処理し終える必要がある職場は、箱の回転と別に、この作業時間の条件を比べます。

袋を掛けない箱から、どこへ移し替えるか

本品の「ごみ袋不要」は、機械の中で袋を使わずに細断くずをためる方式です。回収後も袋が不要になるという意味ではありません。職場で袋へまとめて出すなら、箱から回収袋や廃棄容器へ移す工程が残ります。箱へ内張り袋を掛けることが必須の運用なら、この機種は候補から外れます。

移し替える場所は、シュレッダーの横でなければならないわけではありません。廃棄場所まで箱を運べるなら、そこで回収袋へ移す方法を考えられます。ただし、容器を運ぶ途中に扉を開ける、椅子をよける、別の荷物を動かす必要があると、箱を外した後の作業が増えます。

購入前には、使っている回収袋の口をどこで広げるか、箱を傾ける場所があるかを確認します。細断くずがまとまりやすいという商品説明があっても、どんな袋の口や移し方でも散らばらないとは判断しません。袋の容量だけを比べず、受け口と作業する場所を一緒に見ると、今の回収手順を変えられるかが分かります。

回転式の箱で途中の中断が減っても、別室への移し替えが毎回増えるなら、全体の手間が必ず減るとは限りません。総務担当者だけでなく、実際に回収する人がこの流れを扱えるかを、購入条件に含めます。

窓の7割付近を目安に捨て、箱を回転台へ戻す

説明書は、くずがダストボックスの窓の7割付近までたまったら早めに捨てるよう案内しています。満杯検知のランプもありますが、点灯するまで毎回詰め切る使い方を目標にしません。「窓の7割」を22Lの7割に換算して、15.4Lが廃棄量だとすることもできません。示されているのは窓で見る位置の目安です。

廃棄手順は、背面の主電源スイッチを切り、電源プラグを抜いてから箱を引き出す順序です。説明書の図では前扉を開け、内部の箱を取り出します。箱を取り外すために、本体の上部を毎回持ち上げる方式ではありません。

捨てた後は、回転台にくずが落ちていないかを確認し、説明書に沿って取り除きます。箱の溝と回転台の突起を合わせて戻し、扉をしっかり閉めます。空の箱を置くだけではなく、回転する側と箱の位置を合わせることが、この方式に必要な操作です。

扉が正しく閉まっていない場合は、扉開きランプが点灯します。満杯、過熱、扉開きは違う表示なので、動かないからといってすぐ紙詰まりと判断しないようにします。カッターへ手や器具を入れて調整する手順を作らず、使用する製品に付属する説明書へ従って扱います。

378mm四方の設置面に、扉と電源操作の余地を加える

外寸は幅378×奥行378×高さ625mm、重量12.1kgです。床へ本体の輪郭を仮表示するときは、上からA4用紙を入れる場所、前扉を開けて箱を引き出す場所、背面の主電源とプラグを操作する場所を分けて考えます。本体の四角が入る隙間だけでは、日常の廃棄動作まで成立しません。

扉を開いた正確な張り出し寸法は、確認した資料では特定できません。外寸から開閉幅を推定せず、前面の図と設置予定場所を照合し、必要なら実物の開閉状態で確認します。前へ箱を出すたびに机やワゴンを動かす配置は、回転式へ替えても回収の手間が残ります。

背面を壁へ寄せ過ぎ、廃棄のたびに本体を引き出さなければ主電源やプラグを扱えない配置も見直します。箱を運ぶ経路と電源を操作する経路を確保できれば、投入時だけでなく、捨てて元へ戻すところまで一続きで計画できます。

搬入時の梱包寸法は幅448×奥行435×高さ665mm、梱包重量16.2kgです。設置後に使う空間とは別に、受け取り場所からの経路もこの寸法で確認します。

GSHOPM22が合うのは、くずの局所的な山が中断の理由になり、袋なしの箱から回収物を移す運用を受け入れられる職場です。条件が合うなら、GSHOPM22の商品ページで回転機構と箱の形を確認 し、定格の処理量と廃棄動作まで含めて候補に残してください。

参考資料