机の横で少量の書類を処理する小型シュレッダーの選定条件

少量の機密書類を机へ溜めず、その場で処理したい小規模オフィスへ。定格5枚の小型シュレッダーについて、処理量、設置動作、連続使用時間、くず容量の判断方法を解説します。

机の横で少量の書類を処理する小型シュレッダーの選定条件

少量の機密書類が毎日出るのに、共有シュレッダーまで持って行くのを後回しにすると、机の上へ処理待ちの紙が溜まります。机の横へ小型機を置けばその場で細断できますが、本体が小さいことと、職場の処理量に足りることは別です。

候補になるのが、デスクサイドクロスカットシュレッダー SZK01です。この記事では、最大値ではなく定格値を基準にする理由、本体と引き出しを扱う場所の測り方、連続して処理する時間へ廃棄量を当てはめる方法を説明します。

一回に手へ取る紙を数える

最初に調べるのは一日分の廃棄量ではなく、一度にシュレッダーへ持って行く束の枚数です。普段の作業を三日ほど記録し、印刷ミス、確認後のメモ、不要になった控えなどを処理するたびに枚数を数えます。

一回の束がA4コピー用紙で5枚以内なら、候補商品の定格細断枚数に収まります。6枚まで細断できると記載されていますが、これは最大細断枚数です。日常の基準には、連続して処理するときの定格値を使います。

束へ折った紙、厚紙、ラベル、クリップが混ざる場合は、コピー用紙と同じ「5枚」として扱いません。紙質や留め具ごとに取扱説明書の対応を確認します。商品ページでは10~11号のステープラー針に対応するとされていますが、対応外の留め具までそのまま入れられる意味ではありません。

幅170×奥行320mmだけで設置場所を決めない

本体の外寸は幅170×奥行320×高さ327mmです。床やサイドテーブルへ置く前に、幅と奥行の長方形をテープで作り、高さ327mmの箱を置いて普段の動作を再現します。

本体が長方形へ収まっても、紙を上から投入口へ入れ、前面のダストボックスを引き出せなければ使えません。商品画像で投入口と引き出しの向きを確認し、型紙の周囲で次の動作を試します。

  • A4用紙を折らずに投入口へ近づける
  • 椅子に座ったまま本体へ足をぶつけない
  • ダストボックスを引き出す方向へ荷物やワゴンがない
  • 電源コードが通路や椅子のキャスター経路を横切らない

机の下へ置く場合は、天板の下面までの高さだけでなく、上から紙を差し入れる手の経路が必要です。幅の狭さだけで場所を決めず、投入とくず捨ての二動作を含めて設置可否を判断してください。

5枚ずつ何回処理するかで能力を合わせる

定格枚数内でも、5枚の束を何度も続けて処理するなら、小型機が合わない場合があります。候補商品の定格使用時間は10分です。実際に廃棄する紙と同じ枚数の不要紙を用意し、一回の細断から次の投入までを含め、処理作業が何分続くか測ります。

たとえば、普段は2~3枚を一日に数回処理し、各回が短時間で終わるなら、机横でこまめに使う目的と合います。月末に数百枚をまとめて処理するなら、一束が定格内でも連続運転時間へ近づきます。その場合は、処理日を分ける運用か、より長い連続使用に対応する機種と比較します。

連続使用後に必要な休止時間は、商品ページの仕様だけで判断せず取扱説明書で確認してください。「10分動かしたらすぐ再開できる」とは限りません。

約8Lへ何回分のくずが入るか見積もる

ダストボックス容量は約8Lで、商品ページではA4コピー用紙約60枚分と案内されています。5枚の束だけを処理する単純計算なら、約12回分です。

60 ÷ 5 = 12回

実際の収納量は、紙質や細断くずの偏りで変わります。導入後は満杯まで詰めず、最初の一週間だけ、何回処理した時点で透明窓のどこまでくずが来たか記録します。5枚を一日2回処理するなら、単純計算では6日で60枚ですが、その日数を固定周期にせず、実際のたまり方を基準に捨てる時点を決めます。

ダストボックスを本体から離すと作動を停止する安全スイッチが記載されています。くずを捨てるときは電源を切り、細断部へ手を入れず、取扱説明書に沿って引き出しを扱います。

満杯になる前の担当と捨て先を決める

机の横へ置く小型機は、利用者が限定されるぶん、くず捨ての担当が曖昧になりやすい備品です。透明窓でたまり方を確認し、くずが投入口側へ押し戻される前にダストボックスを空にします。細断くずを一般ごみへ出せるか、回収袋や廃棄場所に指定があるかは、社内の文書廃棄ルールへ合わせてください。

引き出しを外した状態で机上の未処理書類と細断くずを混ぜないよう、くず捨てをする場所も決めます。共有席では最後に使った人へ任せず、点検担当者か当番を定めます。容量が小さいことを許容できない場合は、机横へ置ける外形より、共有機へ運ぶ頻度やダストボックスの管理を優先します。

4×30mmの細断寸法を社内ルールと照合する

細断方式はクロスカットで、細断寸法は4×30mmです。この数値だけで、あらゆる機密書類に使えるとは判断できません。氏名だけの社内メモ、顧客情報を含む帳票、保存期限を過ぎた契約書では、組織が求める廃棄方法が異なる可能性があります。

処理対象を決める前に、文書管理規程や情報セキュリティ規程で、社内シュレッダー処理が認められているか確認します。溶解処理や委託処理が必要な書類は、この機械へ入れません。廃棄してよいか不明な原本を「後で確認するため」に投入口の近くへ置く運用も避けます。

静かな職場では実際の時間帯で音を確かめる

商品説明には超静音とありますが、商品ページに騒音値の記載はありません。そのため、周囲の電話やWeb会議を妨げないと数値で判断することはできません。

導入後は、最初から終日自由に使うのではなく、短い束を執務時間中に試します。隣席で電話の声が聞き取れるか、Web会議のマイクへ動作音が入らないかを同僚と確認し、必要なら使用する時間帯を決めます。静音という説明は候補にする材料にはなりますが、職場ごとの音環境を確かめる代わりにはなりません。

紙詰まり時は投入を止めて原因を切り分ける

紙が進まないときは、さらに紙を重ねたり、投入口へ指や器具を入れたりしません。操作スイッチ、警告表示、逆転操作の順序を取扱説明書で確認し、利用者が行ってよい復旧範囲を決めます。定格内でも、紙質、折り方、斜め投入によって負荷は変わります。

逆転しても紙を取り出せない、異音や焦げたにおいがある、本体が熱を持っている場合は使用を中止します。復旧できた後も、直前に入れた紙の種類と枚数を記録すれば、同じ詰まりを繰り返す原因を絞れます。利用者が自己判断で本体を分解せず、販売元またはメーカーへ相談できる連絡先を備品管理情報へ残してください。

5枚以内の少量処理と設置動作が合えば候補にできる

一度に処理するA4コピー用紙が定格5枚以内で、投入とダストボックスの引き出しを妨げない場所を確保できるなら、机横でこまめに処理する小型機として検討できます。処理が10分近く続く量なら、机横へ置けることより連続使用能力を優先してください。

条件が合う場合は、SZK01の商品詳細で投入口、引き出し、操作スイッチの位置を確認し、型紙で再現した場所へ置けるか判断しましょう。

参考資料