請求書や契約書を入れていた角2封筒を処分するたびに、投入口へ合わせて折るのは手間がかかります。角2対応のシュレッダーなら幅の問題は解消できますが、「角2」と書かれていることだけで、厚い封筒や中身を重ねたまま投入できるとは限りません。
候補になるのが、角2封筒対応の投入口を備えた小規模オフィス向けマイクロカットシュレッダーです。この記事では、実際に処分する封筒の幅、紙質、厚みを分けて確認し、この機種を候補にできるか判断する方法を説明します。
まず処分作業を「封筒」と「中身」に分ける
角2封筒を処分するときは、封筒の中に書類が残っていないかを必ず確認します。窓付き封筒、段ボール封筒、送り状付きの封筒などを、中身が入ったまま一つの束として扱わないでください。
一週間ほど、処分する物を次のように分けて数えます。
- 空になった一般的な紙封筒
- 段ボール封筒や厚紙の封筒
- ラベルや送り状が付いた封筒
- ホッチキス針、クリップ、ひもなどが付いた封筒
- 封筒から出したA4コピー用紙
この分類によって、角2対応の投入口が必要な回数と、紙質や留め具を個別に確認すべき回数が分かります。封筒を開ける作業は残りますが、投入のためだけに二つ折りにする工程を減らせるかを見極められます。
幅260mmは投入できる紙の最大幅として照合する
候補商品の投入口幅は260mmです。商品ページでは角2封筒対応と案内されています。ただし、封筒が膨らんでいる、口を折り返している、端が破れて広がっているといった状態まで含め、どの角2封筒でも投入できるとは判断しません。
普段使う封筒の最も広い部分を定規で測り、折り返しやラベルが投入口へ引っかからない形に整えます。投入するときは斜めに押し込まず、投入口へまっすぐ入る向きを確認します。幅が収まらない封筒を折って無理に通すと、折り重なった部分だけ厚くなります。
幅の確認は「通るか」だけではなく、「両手で支えずにまっすぐ送れるか」まで試すのがポイントです。長い封筒を上から扱うため、壁や棚の下へ本体を押し込む配置も避けます。
封筒の対応表示と枚数表示を混同しない
商品ページでは、段ボール封筒、厚紙、ラベル付き封筒も細断可能とされています。一方、定格細断枚数10枚と最大細断枚数12枚または11枚は、A4コピー用紙を基準にした数値です。
したがって、厚紙の封筒を「コピー用紙10枚分まで」と自己判断したり、封筒10枚を重ねて投入したりしません。封筒は一通ずつ扱い、紙の厚さ、接着部、窓材、緩衝材の有無を取扱説明書と照合してください。内側に気泡緩衝材が付いた封筒や、金属製の留め具が付いた封筒は、紙製の段ボール封筒と同じ扱いにしないことが大切です。
ラベル付きに対応していても、すべての粘着物を投入できるという意味ではありません。剥がれかけたラベルや粘着面が露出した物は、刃へ巻き込む可能性を考え、説明書で扱いが確認できなければ別の処分方法へ回します。
ホッチキス針以外の留め具を先に外す
候補商品は、10〜11号のホッチキス針が付いた紙の手差し細断に対応しています。針の号数が分からない物や、クリップ、ダブルクリップ、とじひもを付けたまま投入できるとの記載はありません。
封筒を確認する場所に小さな回収容器を置き、外した留め具をそこで分別します。「金属が付いているか」ではなく、商品側が明示している10〜11号針かどうかで判断すると、担当者ごとの差を減らせます。
ホッチキスで留めた書類が封筒の中に残っていた場合も、封筒と書類を合わせた厚みで対応枚数を決めません。中身を出し、廃棄してよい文書か確認したうえで、コピー用紙と封筒を別々に処理します。
30分の連続使用より一通ごとの確認時間を含める
定格使用時間は30分です。封筒を一通ずつ確認して投入する作業では、機械が回っている時間だけでなく、ラベルや留め具を調べる時間が加わります。
月末など処分量が増える日に、開始から終了までを一度測ってください。連続運転が30分へ近づく場合は、処理日を分けるか、封筒とコピー用紙を別の時間帯に処理します。モーターが熱くなった際に停止する温度ブレーカーは記載されていますが、停止を前提に上限まで使い続ける運用にはしません。
ダストボックスは約33Lで、A4コピー用紙を10枚ずつ細断した場合の目安は約950枚です。この枚数を封筒の収納量へ置き換えることはできません。厚紙やラベル付き封筒はくずのたまり方が異なるため、最初の数回は満杯センサーが作動する前に中を確認し、職場の封筒量に合う廃棄周期を決めます。
本体の設置面だけでなく上方と前方を空ける
本体外寸は幅410×奥行295×高さ649mm、重量は19kgです。床へ同じ大きさの長方形を作り、高さを再現した箱を置いて設置場所を試します。
角2封筒を上からまっすぐ投入できる上方空間と、ダストボックスを扱う前方空間を加えて確認してください。机の下や棚板の下では、本体が収まっても長い封筒を立てて差し込めない場合があります。19kgあるため、使用するたびに持ち上げて移動するのではなく、投入、くず捨て、電源操作を同じ場所で行える常設位置を決めます。
対応外の封筒を投入口の横へ残さない
確認の途中で緩衝材や不明な留め具が見つかった封筒は、シュレッダーの横へ仮置きせず、投入できない物の回収容器へ分けます。容器には中身確認済みか、機密文書を含むか、次に判断する担当者が分かる表示を付けます。対応外と分かった物を別の利用者が再投入しない流れが必要です。
詰まりや異音が起きた場合は、後続の封筒を入れず、取扱説明書の停止・逆転手順に従います。無理に引き抜いたり、投入口へ手や道具を入れたりしません。復旧後は原因になった封筒の紙質や付着物を記録し、同じ種類を以後の投入対象から外します。処理量が多くても、確認担当と投入担当を分けて未確認の束を渡す運用にはせず、一通ごとの確認から投入までを同じ手順で完了させます。
紙質と厚みを一通ずつ分けられるなら候補になる
普段使う角2封筒が投入口へまっすぐ入り、段ボール、厚紙、ラベル、留め具を一通ずつ確認する運用を作れるなら、この商品は折る工程を減らす候補になります。封筒を束で処理したい場合や、緩衝材・対応外の留め具が多い場合は、角2対応という表示だけで決めないでください。
条件が合う場合は、角2封筒対応シュレッダーの商品画像と現在の仕様を確認すると、投入口の向きや設置時の動作を具体化できます。