会議が終わると、飲み物が残ったペットボトルが空容器用の箱へ入る。回収する人が後から一本ずつ中身を出し、袋にたまった液体も片づける。この手間を減らすには、容器を捨てる前に飲み残しを出せる場所を、分別箱の近くへ用意する方法があります。
テラモトの飲み残し回収FTは、上部の投入口から入れた中身を内部のペールへ集める設備です。メーカーは、中容器にセットしたザルで固形物も分けて回収できる構造を案内しています。空になったボトルを入れる箱は別に必要です。
選ぶ条件は、液体を出してから容器を分別する順番を作れることと、集めた液体を担当者が処理先まで運べること。販売店では20L、メーカーの現行ページでは22Lと容量表記に差があるため、その点も含め、満杯までためる前提を避けて回収量と間隔を考えます。
近くの流しで済むか、会議室のそばに回収先が必要か
まず、飲み残しが分別箱へ入る理由を見ます。流しが遠いのか、会議参加者が場所を知らないのか、終了直後に片づけが集中するのかで、設備を増やす効果は変わります。既存の流しと空容器の箱を続けて使えるなら、案内を整えるだけで済む可能性もあります。
専用ボックスが候補になるのは、会議室や研修室の近くで飲み残しを受け取り、担当者が後でまとめて処理したい場合です。参加者全員が流しへ往復する動作を、会場近くで液体と容器を分ける動作へ変える考え方です。
ただし、ボックスを置いても最終的な処理先は必要です。この商品は液体をためる容器を備えた設備であり、排水を自動で処理する機器ではありません。設置場所から、施設で決めた液体の処理先まで、誰がいつ運ぶかを合わせて決めます。
対象にする会議も、普段の少人数会議と、一斉に退出する研修では条件が違います。いつも飲み残しが出る会議の一回分を見て、回収量と終了時の人の動きを把握します。毎日の全行動を一週間記録するより、問題が起きる場面を一つ選んで配置を検討するほうが進めやすくなります。
液体はペールへ、固形物は内部のザルへ分ける構造
販売店で20L飲み残し回収ボックス
として案内されている飲み残し回収FTは、天板の投入口と、内部の回収容器が分かれています。商品画像では、投入口の下に筒状の部分があり、その下へペールを置き、ペール上部にザルをセットする形を確認できます。
ザルが天板上に露出している構造ではありません。メーカーのシリーズ紹介では、内部のザルを使い、飲み残しに加えて食べ残しも分別して回収できるとしています。液体と固形物を同じ袋へ流し込む方式とは異なります。
会議での利用は、容器の中身を投入口へ出し、空になった容器を隣の分別箱へ入れる順番です。ボトルそのもの、キャップ、紙コップなどを投入口へ押し込む設備にはしません。利用者が手放す物の行き先を、液体と容器で分けておくことが大切です。
付属シールは「飲み残し」と「食べ飲み残し」です。メーカーが食べ残しも扱えると説明していても、会議用の運用を食事全般へ広げる必要はありません。液体だけを集める職場なら、その対象に合う表示を選びます。食べ残しも受ける場合は、ザルに残る物の回収先を追加してから案内します。
20Lと22Lの表記差は、回収上限の根拠にしない
2026年9月12日の確認時点で、オフィスコムの商品ページは20L、メーカーの現行ページはオフホワイト・アーバングレーとも22Lと記載しています。本体外寸とペール外寸は一致していますが、容量が異なる理由は資料から確認できていません。発注する仕様は、販売店へ型番と容量表記を合わせて確認する項目です。
運用は、どちらの数字までためられるかではなく、一回の回収で実際に何Lを扱うかから決めます。ペールの大きさは幅216×奥行340×高さ430mmです。この外寸を掛け合わせて液体容量を計算しても、内側の形やザルがあるため、使える量の判断にはなりません。
例えば、40本のボトルに平均100mL残るという仮の条件なら、液体は合計4Lです。同じ40本でも平均250mLなら10Lになります。これは説明のための計算で、会議一回に実際に出る量を示すものではありません。参加人数より、一容器に残る量の違いが回収計画へ影響することが分かります。
普段の一回分を集めて量を見たうえで、担当者が出し入れし、処理先へ運べる量を決めます。水に近い液体なら10Lは液体だけでおよそ10kgとなり、容器や台の重さは別です。容量に余裕があっても、運ぶ作業には別の限界があります。
通常は会議終了後に回収し、大きな研修では終了時に追加回収する、といった区切りを設定できます。ザルに残る固形物の量も液量と分けて見ます。液体が少ない日でもザル側に残りが多ければ、同じ回収間隔でよいとは限りません。
投入口は約730mm、パネルを含む全高は950mm
本体外寸は幅320×奥行460×高さ950mmで、高さには案内パネルを含みます。液体を入れる投入口の高さは約730mmです。950mmの位置までボトルを持ち上げる設備だと考えると、使うときの姿勢を誤って見積もることになります。
候補位置では、約730mmの高さで、普段使うボトルや紙コップを傾ける動作を考えます。実際の注ぎやすさは利用者と容器で変わるので、全高の数字だけで決めません。前に机や荷物があると投入口へ近づきにくくなるため、正面から手を伸ばせる配置にします。
空容器用の分別箱は、液体を出した後にそのまま使える隣へ置きます。液体用ボックスを先に見つけ、その次に容器の行き先が分かる並びが基本です。ペットボトル、缶、紙コップの区分は職場の回収方法に合わせ、必要な箱の数を決めます。
二つを置く幅は、本体320mmだけでは足りません。隣の分別箱、その扉や袋交換の動作、利用者が立つ場所も合わせます。会議終了後に人が集中する場所では、出入口の直前へ置くより、片づける人が立ち止まっても次の人が移動できる位置を探します。
正面の扉を開け、ペール台を引き出せる場所にする
本体にはアジャスター、内部のペール台にはキャスターが付いています。回収時に動かす対象は主にペール台で、本体全体を毎回運ぶ前提ではありません。本体重量21.5kgと、回収した液体の重量も区別して考えます。
商品画像では、正面の扉を開き、ペールを載せた台を手前へ引き出しています。床へ幅320×奥行460mmを写すだけでなく、扉を開く場所、台を出す場所、担当者が立って扱う場所まで見る必要があります。隣の分別箱へぴったり寄せる場合も、扉の動きを妨げない配置かを確かめます。
ざる容器とペール台の画像を商品ページで確認する
と、回収容器を外へ出すときの形を把握できます。液体を出す利用者の場所と、内部を取り出す担当者の場所は、普段は同じ正面でも、必要な広さと動作が異なります。
キャスターは運搬を助けますが、段差や階段をなくす装備ではありません。処理先までに扉や曲がり角があるなら、台を通す向きと、一時的に止める場所を確認します。距離が短くても段差が多ければ、小分けの回収や別の設置位置を考える理由になります。
回収中に容器だけを捨ててしまわない案内を用意する
ペールを出している間は、内部に液体を受ける物がありません。回収や清掃の時間が会議の終了と重なるなら、その間は使えないことと、飲み残しを出す別の場所を一緒に案内します。隣の空容器用箱へ戻ってしまう流れを作らないためです。
代わりの行き先は、施設で利用を認められた流しなど、実際に処理できる場所にします。「使用中止」と表示するだけでなく、参加者が次にどこへ行くかを示します。回収時刻を会議とずらせるなら、通常は利用しない時間に行う方法もあります。
戻すときには、ペールとザルが所定の位置に入り、投入口からの流れを受けられる状態にします。扉を閉じただけでは、中の容器を戻し忘れていないかは分かりません。回収担当者の作業を、取り出すところで終えず、再び使える状態へ戻すところまで一続きにします。
液体・ザル・天板を手入れできる運用まで決める
天板とザル容器はステンレス、投入口はアルミ、ペールはポリプロピレンです。部位によって材質が異なるため、同じ洗剤や同じ扱いを本体全体へ適用する前提にしません。具体的な洗剤や温度などの条件は、導入時の説明書やメーカーの案内に合わせます。
日常の回収では、ペールの液体、ザルに残る固形物、天板や投入口の汚れを分けて扱います。液体だけ捨てて戻すと、ザル側の残りはそのままになるためです。洗う場所と戻すまでの置き場も含め、担当者が一回の作業で終えられる範囲を決めます。
この設備が合うのは、会議の近くで液体と空容器を分ける場所が必要で、隣接する分別箱と、担当者の回収・処理経路を揃えられる場合です。流しへの案内で済む場所や、回収先まで運ぶ方法が決まらない場所では、配置と役割を先に整えます。20L飲み残し回収ボックスを確認する
際は、容量表記の差を確認したうえで、実際の一回分をどの間隔で処理できるかまで判断してください。