社内のCD・DVDをシュレッダーで処分するなら、3分割後の扱いまで決める

社内のCD・DVDを処分したい担当者向けに、対応メディア、3分割という裁断結果、約1.2Lのメディア用ボックス、社内の機密区分と廃棄証跡を照合する方法を解説します。

社内のCD・DVDをシュレッダーで処分するなら、3分割後の扱いまで決める

保存期限を過ぎたバックアップCDやDVDを社内で処分するとき、「ディスク対応」と書かれたシュレッダーへ通せば完了とは限りません。対応するメディアと裁断後の状態を確認し、社内の情報区分に照らして処分方法を決める必要があります。

候補は、CD・DVD用の投入口を備えたメディア裁断対応シュレッダー です。ディスクを3分割する仕様が、扱う情報と社内ルールに合うかを先に判断します。

捨てるディスクを台帳と照合する

最初に、ディスクのラベル、管理番号、保存期限、廃棄承認の有無を確認します。内容を確認できないディスクや、法令・契約で保存期間が決まっている記録は、シュレッダーへ入れる前に保留します。

バックアップの移行後であっても、移行先から必要なデータを開けるかを確認してください。裁断は取り消せないため、廃棄対象の確定と機器選びを同じ作業にしないことが重要です。

枚数が多い場合は、廃棄対象を一覧にし、承認者、作業日、作業者、処理方法を記録します。廃棄証跡が必要かどうかも、この段階で情報管理部門へ確認します。

対応メディアと投入口を混同しない

候補商品は、CD・DVDとカードの裁断に対応し、メディア用投入口の幅は120mmです。紙の投入口は220mmで、紙くず用ダストボックスとは別に約1.2Lのメディア用ボックスがあります。

「ディスクに見えるもの」すべてへ使えるとは考えません。商品ページで明記されていないBlu-ray Disc、フロッピーディスク、USBメモリなどは投入せず、取扱説明書か販売元で対応可否を確かめます。厚みのあるケース、紙ラベルが浮いたディスク、割れや変形があるディスクについても同様です。

紙とメディアでは投入口が異なります。作業手順には、ディスクをケースから出す場所、投入前の照合場所、裁断後の回収先まで含めてください。

3分割が社内の廃棄基準を満たすか確認する

この商品のメディア裁断は3分割です。一方、紙は2×10mmのマイクロカットであり、紙の細断寸法をディスクにも当てはめることはできません。

独立行政法人情報処理推進機構の2026年版ガイドは、機器や記憶媒体の廃棄では、情報の機密性と利用環境に応じて消去方法を選ぶよう案内しています。機密性の高い情報は、分解、粉砕、溶解、焼却、細断などにより、確実に復元できない状態へすることが必要とされています。外部へ処理を委託する場合は、完了証明書などで処理を確認する考え方も示されています。

これは、この機種の3分割が特定の機密区分を満たすと保証するものではありません。顧客情報、設計情報、認証情報などが残るディスクは、3片のまま回収する方法で社内基準を満たすか情報管理部門へ確認します。満たさない場合や処理証明が必要な場合は、より細かく破壊できる機器や、証明書を発行する処理業者を選びます。

裁断片も最終引き渡しまで管理する

社内基準が物理破壊に加えて廃棄証跡を求めるなら、シュレッダーを通過した時点で管理を終えません。廃棄承認されたディスクと実際に投入したラベルを照合し、裁断できたことを作業記録に残します。ボックスから回収容器へ移した後も、社内基準が定める最終処分までは管理対象として扱います。

候補商品はカードの裁断にも対応します。ディスクとカードの裁断片を同じ回収工程で扱うと、どの廃棄承認に対応するものか追えなくなることがあります。証跡が必要なら、媒体の種類ごとに作業時機を分け、入れ替え前にメディア用ボックが空であることを確認します。

反対に、裁断片を通常の廃棄物と同じ場所に無施錠で保管する運用しかできない場合は、シュレッダーの導入だけでは不十分です。回収容器の管理責任者と引き渡し先を決められるかを、機器の対応媒体や裁断能力より先に確認してください。

約25枚分は廃棄回数の目安にする

商品ページでは、メディア用ボックスの容量は約1.2Lで、CD・DVDなら約25枚分と案内されています。これは一度に投入できる枚数ではなく、裁断片をためられる量の目安です。

一枚ずつ投入するか、続けて何枚まで処理できるかは取扱説明書で確認します。候補商品の定格使用時間は6分なので、保管庫一箱分を一度に処理できると決めつけず、停止時間を含む作業計画を立ててください。

最初の数枚を処理したら、裁断片の大きさ、メディア用ボックスへの落ち方、破片の飛び出しがないかを確かめます。途中で止まったものや一部しか切れていないものは処理済みに数えず、取扱説明書に従って対応します。

商品ページでは、本体とダストボックスが離れたときに停止する安全スイッチと、詰まりに対応する逆転・手動細断スイッチを確認できます。ただし、これらがあることを、投入口やカッター周辺の破片を手で取り除ける意味には受け取りません。詰まりや異常停止の対応は、必ず付属の取扱説明書に従います。

回収と廃棄の動線まで設置場所を試す

本体外寸は幅200×奥行375×高さ415mm、質量は約6.8kgです。設置面だけでなく、ディスクを水平に持って投入口へ入れる手元の空間と、メディア用ボックスを取り出す方向を確保します。

作業前のディスクと裁断後の破片が同じ机で混ざると、処理枚数を確認しにくくなります。未処理、処理中、処理済みの置き場所を分け、裁断片を移す容器も先に用意します。

一般ごみとして出せるか、産業廃棄物として扱うか、素材別の分別が必要かは自治体、建物、処理業者のルールで異なります。機器のメディア用ボックスから先の処分方法まで確認してから作業を始めます。

対応範囲と廃棄基準が合えば候補にする

この機種を候補にできるのは、処分するものが明記されたCD・DVDなどの対応メディアであり、3分割後の扱いが社内の機密区分と証跡のルールに合う場合です。

二条件を確認できたら、投入口、メディア用ボックス、裁断仕様を商品ページで確認する と、社内で光ディスクを処分する機器の候補にできます。

参考資料