保管していたCD・DVDを社内で処分するなら、ディスクを入れられることに加えて、裁断片をどこへ回収するかまで決めてから機器を選びます。Asmix S43MCは、CD・DVDを1枚ずつ3分割し、紙とは別の小さなボックスにためる機種です。処分対象が確定したディスクを少量ずつ扱う運用に合うかを検討できます。
候補は、このメディア裁断対応シュレッダー
です。紙を2×10mmに細断する「マイクロカット」の表示は、ディスクの仕上がりを表していません。3分割という状態が社内で決めた処分方法に合うことと、投入・回収・休止にかかる手間を確かめることが、購入前の判断になります。
ディスクの3分割と紙のマイクロカットを分けて見る
S43MCのメディア細断方式は3分割です。紙のような細かな粒になる機器を探しているなら、この仕様は合いません。商品名の「マイクロカット」だけで判断せず、仕様欄のメディア細断寸法を見ます。
また、3片になったことをもって、保存されていた情報を復元できないと判断することはできません。機器が行う加工と、その状態で社内の処分を完了できるかは別の確認です。自社で使える方法が既に決まっている場合は、担当部署へ「CD・DVDを3分割し、専用ボックスから回収する機器」と具体的に伝えると照合しやすくなります。
さらに細かな破壊や外部での処理が必要とされるディスクまで、この機種で引き受ける計画にはしません。社内処理できるものと別の経路へ回すものを購入前に分ければ、導入後にすべてをやり直す事態を避けやすくなります。この記事では、3分割で扱える対象について、実際の作業量と置き場所を見ていきます。
CD・DVDは1枚ずつ、専用の投入口へ入れる
メーカーが案内する対応メディアはCD・DVD・カードです。メディア用投入口は幅120mm、紙用は220mmで、上部に別々の投入口があります。紙を入れる長い溝へディスクも投入できるとは考えず、購入時に付属する説明書と本体表示を照合します。
説明書では、メディアの定格細断枚数は1枚です。続けるときも、前の1枚の細断が完全に終わってから次を入れます。紙とメディアは同時に入れられません。書類を処分しながら合間にディスクを差し込む使い方ではなく、紙を終えてからメディアへ切り替える段取りになります。
CD・DVDは端を持ち、投入口の印に合わせてまっすぐ入れる案内です。中心の穴に指を掛けて持つ図には禁止表示があります。ラベルは剥がして入れるよう記載され、材質によって細断できない場合も示されています。ケースを外すだけでなく、投入前にラベルやディスクの状態を見られる作業面を用意しておくと、機器の前で手が止まりにくくなります。
Blu-ray Disc、USBメモリ、フロッピーディスクは、今回確認した対応メディアの記載に含まれていません。保管箱に一緒に入っていても、まとめて処分対象にしないでください。割れ、変形、剥がせないラベルなどがあるものも別に置き、説明書やメーカーへ確認してから扱います。
約25枚分はボックスの容量で、投入枚数ではない
メディア用ボックスは約1.2Lで、CD・DVDなら約25枚分、カードなら約60枚分の細断くずをためる目安です。CDを25枚重ねて入れられる、あるいは25枚を続けて処理できるという意味ではありません。紙用の約15L・約260枚という数値とも分けて考えます。
例えば50枚を処分する場合、容量の単純計算では約25枚分の箱2杯に相当します。ただし、実際に25枚までためてから捨てる手順を組むのではなく、途中で状態を見てこまめに空にします。説明書には、容量を超えるとダストボックスが引き出せなくなるとあります。満杯になるまで回収を後回しにしない運用が必要です。
回収回数には、ディスクを用意する、1枚ずつ処理する、電源を切ってプラグを抜く、ボックスから回収容器へ移す、箱を戻す、という作業が伴います。数枚の処分なら負担が小さくても、棚一段分のディスクでは、この繰り返しが作業時間に影響します。
導入前に、普段出る量が数枚なのか、年度末にまとまって出るのかを整理します。月の総枚数だけでなく、1回の作業で机に並ぶ枚数を見ると、小型の回収箱が合うかを判断しやすくなります。カードも処理する職場では、回収先の分け方に応じて、ディスクの作業が終わって箱を空にしてから切り替えます。
6分の定格時間と休止を含めて予定を組む
S43MCの定格使用時間は6分です。説明書では、警告ランプが点灯したときは電源を切り、モーターの温度が下がるまで約60分休ませるよう案内されています。止まったらすぐ再開できる前提で、連続した処分作業を割り当てないことが大切です。
商品仕様にある細断速度約2m/分や定格細断速度33枚/分は、ディスクの処理枚数を算出する根拠にはしません。CD・DVDは1枚ずつ、前の細断を終えてから次を入れる方式です。ラベルの確認やケースから出す時間、回収箱を空にする時間もあり、今回確認した資料だけでは、手元のディスクが何分で終わるかは決められません。
日常的に数枚ずつ処理できるなら、出た都度の短い作業に分ける方法を検討できます。一方、過去の保管分を一日で大量に片づける予定なら、6分の定格時間と休止条件が計画に合うかを先に見ます。回収箱の容量だけを大きく見積もっても、連続運転の条件は変わりません。
実物で作業量を確認できる場合は、社内で処分可能とされた少量を使い、準備から回収までの所要時間を記録します。細断そのものの速さだけでなく、一人がその場にいる時間が分かると、通常業務の合間に扱えるかを判断できます。詰まりや異常停止が起きた場合は処理を急がず、付属の説明書に従います。
幅200mmの本体でも、前と上に作業空間が要る
本体外寸は幅200×奥行375×高さ415mm、質量は約6.8kgです。幅が細いので机の脇に置く候補になりますが、奥行は375mmあります。設置予定の床に幅と奥行を写し、椅子を引いたときや収納の扉を開けたときに重ならないかを見ます。
投入口は上部にあるため、高さ415mmの本体が棚下へ入るだけでは足りません。ディスクを端から持って投入できる手元の空間が必要です。机の奥へ押し込むより、投入口の表示を見ながら無理なく届く位置で検討します。コードは約1.5mなので、電源までの距離も合わせて確認します。
くずを捨てるときは、前面のダストボックスを引き出して、メディア専用ボックスを取り外す構造です。本体の前に家具や荷物があると、置けても回収しにくくなります。引き出しに必要な距離は今回の資料では数値を確認できなかったため、奥行375mmだけを設置の必要寸法として確定せず、販売元への確認や実物での確認に残します。
箱を扱う際は電源を切ってプラグを抜く手順です。コンセントやプラグへ手が届くことも、回収のしやすさに関わります。取り外した小箱を回収容器へ移す位置まで想像し、床に置いた本体と離れた回収場所を何度も往復せずに済む配置を考えます。
未処理のディスクと回収容器を混ぜない
機器のそばには、今回処分するディスクだけを置くトレイを用意します。保管を続けるものや判断待ちのものは、別の場所へ戻してから始めます。保存箱をそのまま機器の横へ置くより、廃棄対象の照合と投入を分けるほうが、途中で作業を引き継ぐときにも状況を伝えやすくなります。
裁断片の回収先も先に決めます。社内の担当者へ渡すのか、指定容器へまとめるのかによって、容器の置き場所や片づける時点が変わります。シュレッダー内の専用ボックスは作業中のくず受けとして扱い、最終的な回収先の代わりにしない運用を考えます。
記録を求められる職場なら、対象の管理番号、枚数、作業日、回収先など、社内で必要な項目を用意します。何を残すかは自社の手順に合わせます。機器が3分割したという仕様だけで、処分記録まで自動的にそろうわけではありません。
S43MCが候補になるのは、対応するCD・DVDを1枚ずつ扱え、3分割片を回収する社内の手順があり、箱を空にする作業と休止を含めて運用できる場合です。この条件が合えば、投入口、メディア用ボックス、裁断仕様を商品ページで確認する
段階へ進めます。大量処理の速さや細かなディスク破壊を優先する場合は、その条件に対応する別の機器と比較します。