テンキー付きキーボードの右にマウスを置くと、文字を打つ位置から右手を大きく移すことがあります。数字入力は残したいので、テンキーレスに替えるか迷う人もいるでしょう。
そんな場合は、テンキーを残したコンパクトなキーボードで、マウスを置く余地が増えるかを確かめます。候補はサンワサプライSKB-WL25SETシリーズの幅390mmのマウス付きワイヤレスキーボード
です。文字を入力する部分の位置をそろえ、マウスを動かす範囲まで含めて比べることが、選ぶ軸になります。
まずキーボードとマウスの間にある物を見直す
機器の交換前に、マウスが遠くなる理由を見ます。キーボードとの間に電卓やメモ帳が置かれているなら、それを別の場所へ移して近づけられるか試します。机の右端へマウスパッドを固定したまま使っている場合も、パッドごと寄せる余地がないかを確認します。
マウスのケーブルが短かったり、ほかの物に引っ掛かったりして位置が決まっているなら、先に経路を変えます。無線セットへの交換でコードは減らせますが、机上の物を避けるために遠ざけている状態まで、自動的に変わるわけではありません。
物と配線を整理しても、テンキーの右側へ置くと手の移動が大きい。そのときに、キーボードの幅やキー配置を変える意味が出てきます。現在の不便さがどこから生まれているかを分けておくと、新しいセットを選ぶ理由が明確になります。
本体の中央ではなく、文字を打つ位置をそろえて比べる
交換前後で比べたいのは、文字入力をする手の位置からマウスへ移る距離です。テンキーまで含むキーボード全体の中心を机の中心へ合わせると、文字入力部の位置は機種によって変わります。外寸だけを中央にそろえた比較では、マウスが近づいた理由を判断しにくくなります。
いまのキーボードで文章を入力しやすい位置を決め、文字キーやスペースキーがどこにあるかを目印にします。候補もその部分を基準に並べ、同じ着座位置から右手を移す使い方を考えます。マウスを寄せるためだけにキーボードを左へずらし、文字入力までしづらくなっていないかを見るためです。
たとえば現在の幅が440mmなら、390mmとの差は50mmです。ただし、右端が50mm内側に来るとは限りません。短くなった部分が左右の枠なのか、文字キーとテンキーの間なのかでも変わります。本体の幅差は比較の入口にして、文字入力部から右端までの関係を商品画像で確かめます。
幅390×奥行122mmに、マウスを動かす余白を加える
候補のキーボードは幅390×奥行122mmです。この大きさの紙を作ると、現在の机で占める範囲を比べられます。ただし、長方形だけでは文字入力部の場所までは分かりません。商品画像のキー配置を見ながら、おおよその文字キーの位置も紙へ写して仮配置します。
付属マウスの外寸は幅72.9×奥行105.2×高さ35.8mmです。キーボードの横へこの外形を置くだけでなく、実際にマウスを動かす余白も残します。机の上に本体が収まっても、表の範囲選択でキーボードへ当たる配置では操作できません。
普段のマウスで画面の端までポインターを移し、手と本体が通る範囲を紙の横に取ってみます。現在のマウスとは形や設定が違うため、これは必要な余白を考えるための仮確認です。候補を実際に使える機会があれば、付属マウスで同じ操作を試して確かめます。
左手でマウスを使う人は、左側に並べて比較します。右側のテンキーがあることが、そのまま左マウスの置き場所を制約するわけではありません。利き手にかかわらず幅390mmなら近づくと決めず、使う側と文字キーの位置関係に合わせて判断してください。
テンキーを残す代わりに、よく使うキーの位置を見る
このキーボードは105キーで、日本語OADG 109A配列に準拠しています。「109A」は配列の基準を示す表記で、搭載キー数が109個という意味とは分けます。右側に数字入力部があるため、金額や数量を連続して入力する作業を残したい人が比較する候補になります。
キーピッチは19mmで、隣り合うキーの中心間隔を示します。横幅を抑えた製品でも、すべてのキーを一律に小さくしていると考える必要はありません。一方、キー同士のまとまり方や間の余白は、現在のキーボードと違う可能性があります。
商品画像では文字キー、矢印キー、テンキーが近くにまとまっています。普段使うDelete、Backspace、矢印、テンキーの演算記号などがどこにあるかを見て、文章の修正と数値入力を行き来する手順を想像します。テンキーが残ることだけでなく、よく使う操作を続けられることが必要です。
説明書にはFnキーと同時に押すマルチメディア機能の案内がありますが、ノートPC純正キーボードの画面輝度調整など、機種固有の特殊機能をすべて代替できるわけではありません。業務で使うショートカットや特殊キーがある人は、その操作も比較対象に含めます。
数字を短く数回入れるだけなら、テンキーを残す優先度は下がるかもしれません。実際にまとまった数字入力をする作業を一つ選び、この配置で続ける価値があるかを考えます。テンキーを外す方式へ進む前に、必要な入力を残したままマウスを寄せられるか試すのが本稿の目的です。
付属マウスの幅と、ポインターの動きを確認する
この製品はキーボード単体ではなく、マウスとのセットです。幅72.9mmのマウスが手に収まるか、クリックやホイール操作をするときに持ち直しが増えないかも見ます。近い位置に置けても、本体の形が合わず操作を止めるなら、セットとして選ぶ理由が弱くなります。
付属マウスには左右ボタン、ホイールのほか、戻る・進むボタンがあります。ブラウザーで使う場合は便利な場面がありますが、握ったときに意図せず触れないかも確認します。ボタンが多いことを利点と決める前に、いつもの持ち方で必要な操作ができるかを試してください。
分解能は800・1200・1600カウントに切り替えられます。マウスを動かした量に対してポインターがどれだけ移動するかに関わる設定です。机上の動きを小さくできても、細かなセルや文字を選びにくくなれば作業には合いません。画面を横断する動きと、細かな範囲を選ぶ動きの両方で比べます。
読み取りはブルーLED方式ですが、使う机面での操作まで一律に保証するものではありません。普段のマウスパッドも含めて置き、範囲選択の途中で動きが飛ばないかを見ます。パッドの縁へ当たるなら、マウス本体ではなく操作域を狭く取りすぎている可能性もあります。
USB A受信機を使う無線セットとして接続を確かめる
接続はUSB Aの小型受信機を使う2.4GHz無線方式です。BluetoothでPCへ直接登録する方式ではありません。キーボードとマウスを一つの受信機で使える一方、USB Type-C端子しかないPCへはそのまま挿せません。利用するPCやドックに空き端子があるかを確認します。
メーカーの現行対応情報にはWindows 11などが掲載されています。使うOSと会社の機器利用条件を確認し、受信機を接続して、文字・数字・マウスのすべてが動くかを試します。最大約10mという受信距離は環境に左右されるので、机の上で安定して使えることを、距離の数字だけから判断しないでください。
電池はキーボードとマウスにそれぞれ単三電池一本を使います。付属分はテスト用なので、長期間そのまま使える前提にせず交換分を用意します。片方だけ反応しなくなった場合も、セット全体の故障と決めず、それぞれの電池と受信機の接続を確認する手がかりになります。
受信機はマウス本体に収納できます。机を片づけるときにキーボードだけを運び、マウスと受信機を別の場所へ残さないよう、一組で扱える置き場所を決めます。大がかりな共有管理を増やすより、使いたいときに三つがそろうことを確認しておくとよいでしょう。
静音なのはマウスで、キーボードの打鍵音とは別
商品名の「静音」は付属マウスのクリック音とホイール回転音についての説明です。メーカーと販売ページには、キーボードは静音仕様ではないと明記されています。通話席などでキーボードの音も抑えたい人は、セット全体が静かになると受け取らないでください。
マウス位置を近づける条件と、音の条件は別々に判断します。文章や数値をいつもの強さで入力したときの音が気になるなら、幅が合うことだけでは採用できません。マウスの操作音だけを抑えたい用途なのか、打鍵音も抑える必要があるのかを分けます。
また、キーボードの高さは販売ページが21mm、メーカーの現行ページが28mmと異なります。スタンドを使う姿勢を含め、手持ちのパームレストなどと高さをそろえる必要がある場合は、購入前に確認してください。横幅の比較には両ページで一致する390×122mmを使い、高さまで同じ条件とみなさないようにします。
文章・数字・マウス操作を続けても配置が保てるかで選ぶ
最後は、短い文章を入力し、テンキーで一件分の数値を入れ、マウスで選択や画面操作をする流れを続けます。その間にキーボードを左右へ動かしたり、椅子ごと寄り直したりする必要がないかを見ます。単独の操作ができることと、三つを行き来できることを分けて確かめます。
幅390mmでも、現在の機器からマウス位置がほとんど変わらないなら、交換を急ぐ理由はありません。必要なテンキー入力を残し、文字入力部の位置を保ったままマウスを使えるなら、マウス付きワイヤレスキーボードの現行仕様と販売状態
で選択色や対応情報を確認します。マウス付きワイヤレスキーボード 商品ページ(オフィスコム)
の寸法と、自分の机で並べた結果を合わせて判断してください。