資料を書き込む会議は座って、短い進捗確認は立って行いたい。同じ場所へ高さの違う机を二台置けない場合は、会議ごとに天板の高さを変える方法があります。
丸型のTDL-1200Rは、直径1200mmの天板を手動で高さ700〜1000mmへ変えられる会議テーブルです。候補に残す決め手は、二つの会議で使える高さがあることと、会議の間に天板を空にして変更できることです。機器を常設したまま頻繁に上げ下げしたい使い方には、片付けを伴うラチェット式が合うかを先に考えます。
円卓で何をするかを、座る会議と立つ会議に分ける
同じ人数でも、共有資料を一枚見る会議と、各自がパソコンを開いて書き込む会議では必要な作業面が違います。最初に普段の会議を二種類に分け、参加人数と机上に出す物を揃えます。高さを変える前に、直径1200mmの一台で両方の作業が成り立つかを確かめるためです。
例えば着席会議では、各自のパソコン、開いたノート、A4資料を実際の向きで並べます。円形の縁では、隣の人へ向かって作業域が斜めに接するため、機器の横幅だけを足しても人数は決まりません。パソコンの画面を開いたときの奥行や、資料を横へめくる場所も含めて配置します。
立つ打ち合わせで見る物を中央の一枚に絞れるなら、各自の筆記場所を設ける会議とは違う使い方ができます。ただし、この天板では縁から中心まで600mmあります。中央へ置いた紙に全員が手を伸ばして書く案と、進行役が紙を自分の側へ寄せて記録する案は分けてください。600mmは到達できる距離の保証ではありません。
試すなら床や既存の作業台で円の範囲を示し、普段の資料を配置します。共有資料が個人の作業物へ重なる場合は、参加人数を減らす、配布資料へ分ける、壁面へ表示するなど、会議の進め方を変えます。全員が大きな資料を広げることが必須なら、高さ調節より広い天板を優先する判断になります。
丸い形そのものから定員は決めません。椅子と脚部の関係もあるので、天板上の仮配置で絞った席数を、後述の床面と脚間の確認へつなぎます。
高さの範囲と、実際に使う停止位置を分けて考える
ハイテーブル TDL ラチェット式昇降 丸型 TDL-1200R 商品ページ(オフィスコム)
では、高さ700〜1000mm、20mmピッチ、15段階切替と案内されています。高さ確認用の目盛りもあります。ただし、確認した資料には全停止位置の一覧がなく、この三つの表記から独自の高さ表は作れません。特定の高さに必ず止まることを前提に、既存家具と面を揃える計画は避けます。
着席用は普段の椅子と資料を組み合わせ、読む、書く、パソコンを操作する動作で使う位置を探します。最下段の700mmが全員に合うとは限りません。椅子の肘掛けが天板へ当たって近づけないなら、天板高だけでなく椅子との組み合わせを見直します。
立位用も、紙を読むだけなのか、入力や筆記を続けるのかで試す内容が変わります。参加者が机へ近づいた位置で実際の作業を行い、共通して使える段を選びます。最高位置の1000mmを「立つ会議の正解」と固定せず、途中の段も選択肢にします。
同じ高さで作業を揃えにくい参加者がいる場合は、会議全体を着席へ揃える方法や、手元資料を分ける方法を考えます。一枚の天板では、着席側と立位側を同時に別の高さにはできません。高さの切替で解決できるのは会議ごとの使い分けであり、同時参加する人の異なる机上高まで一括で解決するものではありません。
下げるときは、一度上げてから戻す手順になる
ラチェット式は、引き上げる途中の段でロックさせる方式です。メーカーのTDLシリーズカタログでは、高くする際はアジャスターを足で押さえ、目盛りを参考に、カチッという音がする段まで上げる操作を示しています。
低くする場合は、今の位置から少しだけ押し下げる操作ではありません。最上段まで上げてロックを解除し、最下段までゆっくり下げて再びロックさせ、その後、希望する段まで上げます。「次の会議では少し低くしたい」という変更でも、この往復を含む段取りになります。
変更前には天板上のパソコン、資料、飲み物などを取り除き、接続しているケーブルも外します。会議用の空いた机や棚など、物を一度置ける場所を先に用意してください。椅子の座面を仮置き場にして全席を塞ぐと、変更後に会議を始める準備が増えてしまいます。
例えば、前の会議の利用者が資料と機器を持ち帰り、次の利用者が空の天板で高さを合わせてから荷物を載せる流れなら、片付けと切替をつなげられます。反対に、会議の途中で全員のパソコンを退避して高さを変える予定では、保存、給電の取り外し、再配置まで中断に含まれます。
販売説明には一人で高さ調節可能とありますが、実際の操作は付属説明書に従い、空の状態で担当者が確認してから共用します。四脚の目盛りとロックの状態を確かめ、揃わないまま使用を始めないようにします。抵抗や異常がある場合は、力を加えて続けず、説明書と販売元の案内へ戻ります。
一台を上下させるより、座る場所と立つ場所を固定して移動する方が会議に合うこともあります。手動式を選ぶときは、操作できるかだけでなく、片付けから再配置までを会議の前後に組み込めるかで判断します。
脚間705mmと、椅子を引く場所を確認する
商品寸法図には、直径1200mmの円形天板と、図示された方向の脚間705mmが示されています。中央一本の支柱で支える形ではなく、天板下に独立した四脚があります。
脚間705mmは、天板下のどの位置でも同じ幅を使えるという意味ではありません。椅子の座面幅だけでなく、肘掛け、脚、キャスターを含む外形を見て、机へ近づける方向を決めます。例えば幅650mmの椅子なら数字の差は55mmですが、回転や斜めの出入りまで成立するとは限りません。実際の椅子で正面から寄せ、引いて立つ動作を確かめます。
天板下の有効高さは、全高700mmと同じではありません。天板の厚みや取付部があるため、商品写真から膝上の空間を推定しないようにします。肘掛けを天板下へ納めたい場合は、肘掛け上端の床からの高さと、納める位置の有効高さを照合する対象にします。
商品名に車いす対応とあっても、個別の車いすへの適合は別です。幅だけでなく、アームサポートやフットサポートが脚部へ当たらず、資料へ近づけるかを利用する本人と確認します。705mmだけで適合を決めず、合わない場合は席の向きや別のテーブルを検討します。
室内では円の外側に、着席者が椅子を引く範囲と、立位の参加者が集まる範囲をそれぞれ示します。扉を開く場所や収納物を取り出す位置と重なる場合は、円の中心をずらすか、囲む方向を変えます。立つ会議の間に使わない椅子の置き先も含めて考えると、机だけが収まる配置を避けられます。
給電機器を毎回外せるかで、常設する物を決める
電源を使わずに昇降できても、天板上の機器へ給電する方法は必要です。ノートパソコンを使うなら、低い位置と高い位置の両方で、コンセントから机までコードを無理なく通せるかを確認します。高さを上げる前には接続を外し、位置が決まってから配線します。
低い位置で余るコードの置き先と、高い位置で必要な長さは分けて考えます。入口を横切る経路しか取れない場合は、充電済みの機器だけで会議を行うか、給電しやすい場所へ配置を変えます。届く長さのコードを用意するだけで、使いやすい配線になるとは限りません。
ディスプレイや通話機器を常設したい場合は、それらを別の台へ分け、昇降する円卓には持ち込む資料だけを置く案があります。今回確認した資料では、天板全体の耐荷重を確定できませんでした。大きな機器を載せる適合や、荷物を載せたままの昇降を保証する記事ではありません。重量物の常設が購入の中心なら、その荷重条件が明示された方式を比較します。
次の会議で使う高さを、目盛りで引き継ぐ
使う位置が決まったら、「高め」「いつもの位置」ではなく、実際に確認した目盛りと会議形式を対応させて記録します。まず着席用と立位用の二つを基本にし、椅子や作業内容が変わった際に見直します。記録した位置も、全参加者への適合を保証する値にはしません。
予約が連続する場所では、終了時に毎回最下段へ戻すより、次に使う側が会議形式に合わせる方が不要な往復を減らせる場合があります。例えば予約表に形式を記し、利用開始前に担当者が空の天板で変更し、目盛りとロックを確認してから機器を置く流れです。
この商品は利用者が組み立てる仕様です。搬入・組立の担当を決め、付属説明書に沿って設置した後に、実際の切替を確かめます。脚元のアジャスターで床に合わせる調整と、ラチェットで天板高を変える操作は別です。設置や移動の後には、がたつきと各部の固定も確認して使用を始めます。
二つの作業位置と、空にする段取りが揃えば選べる
着席と立位の両方で資料を扱える位置があり、会議の間に片付けて高さを変えられるなら、TDL-1200Rは同じ場所を使い分ける候補になります。購入前には普段の資料と椅子で円卓の使い方を具体化し、切替を担う人と荷物の退避先まで決めます。
機器を片付けられない場合や、一枚の天板で異なる作業高を同時に必要とする場合は、別置きや別方式を比べます。条件が合う場合は、ラチェット式昇降テーブルの商品ページ
で天板色と操作案内を確認できます。