オフィスのソファやラウンジチェアを短い相談にも使いたくても、一般的な会議テーブルを合わせると天板が高く感じられることがあります。一方、低いテーブルならどの椅子にも合うわけではなく、資料へ書く姿勢、膝の位置、立ち座りの動作まで確認が必要です。
この記事では、低い座面の椅子を使う相談席へ正方形のミーティングテーブルを加えるときに、天板高、足元、資料の範囲、周囲の通路を実物大で試す方法を説明します。
相談席で扱う物と利用時間を絞る
まず、その席で行う相談を一週間分記録します。口頭の進捗確認、A4資料一枚への書き込み、タブレット画面の共有など、机上へ出す物と着席時間を確認してください。
複数のノートパソコン、電源、外部モニターを常時使うなら、天板の高さだけでなく配線や作業姿勢の条件が増えます。長い会議や集中作業を低い相談席へ移す前提にせず、短時間で終わる内容へ用途を限定します。
飲み物も置く場合は、資料や端末から離せる場所が必要です。相談時に実際に使う物を集めてから、必要な天板範囲を判断します。
本体寸法を椅子の前へ仮設する
コクヨ VIENA ロータイプミーティングテーブルの本体は幅900×奥行900×高さ550mmで、天板下から床までは518mm、天板厚は25mmです。重量は31.7kg、天板耐荷重は20kgで、中央に単柱脚を備えたアジャスター仕様です。天板はメラミン化粧板、脚はスチールとアルミダイカストで構成されています。
設置予定位置へ正方形の輪郭を示し、天板の上面と下面の高さを段ボールや安定した台で再現します。仮設物へ体重を掛けず、椅子を近づけたときの位置関係だけを確認してください。
商品画像では周囲が広く見えても、実際には椅子の奥行と人が座る場所が外側へ加わります。テーブルの輪郭だけで置けると判断せず、普段使う椅子を組み合わせます。
座面から天板までの高さ差を測る
椅子の座面高を床から測り、仮設した天板との差を求めます。同じソファでもクッションの沈み方で着座中の高さが変わるため、人が座った状態で姿勢を確認します。
A4資料を置き、読む、ページをめくる、短いメモを書く動作を試します。筆記のたびに肩が上がる、前かがみが続く、肘を不自然に広げる場合は、その椅子との組み合わせを採用しません。
体格の異なる利用者にも同じ動作を試してもらいます。一人が書きやすいことを全員へ当てはめず、主な利用者が無理なく短い筆記を行える範囲かで決めます。
天板下へ膝と足を入れてみる
椅子をテーブルへ近づけ、膝が天板下面へ当たらないかを見ます。次に足を置き替え、中央の支柱や脚部へつま先が触れないかを確認します。
ソファは座面が後ろへ傾く物もあり、机へ近づくために腰を前へずらすことがあります。その姿勢で膝が上がる、背もたれを使えない、足を左右へ大きく開くなら、天板へ近づけても安定して座れません。
四辺へ一人ずつ座る配置では、足が中央へ集まります。全員が同時に座り、足の位置と立ち上がる向きを試してください。単柱脚は四隅に脚がない構造ですが、中央部を足元の空きとして使えるとは限りません。
A4資料を天板へ実際に並べる
向かい合う二人がA4用紙を縦向きのまま手前から中央へ置くと、一人側の奥行は297mmです。両側で同じ使い方をする単純計算では、中央に306mmが残ります。ただし、筆記具、タブレット、飲み物を加えると共有範囲は小さくなります。
型紙だけでなく実際の資料と機器を置き、相手の紙へ重ならず、天板の端へ寄せすぎないかを確認します。四人で四辺を使う場合は、隣り合う人の資料が角で重なりやすいため、各自が持ち込む量を一枚ずつ再現してください。
天板耐荷重は人が寄りかかることを認める数値ではありません。立ち上がる際に天板へ体重を預けず、必要な人には肘掛け付きの椅子や別の立ち上がり方法を用意します。
椅子を引く範囲と通路を加える
着席位置から椅子を後ろへ動かし、体の向きを変えて立つ動作を試します。ソファのように持ち上げて動かしにくい椅子では、座ったまま位置を調整できるとは限りません。テーブルとの間へ最初から立ち座りに必要な間隔を残します。
その外側へ、施設で定める通路を加えます。相談中も扉、収納、複合機を使え、避難経路や消火設備をふさがないことを施設管理者と確認してください。
本体を日常的に動かす運用にはせず、レイアウト変更や床清掃の際に誰がどう扱うかを決めます。アジャスターは設置後のがたつきを調整する部品として、組み立て説明に従って水平を確認します。
合わない利用者を別の席へ案内できるようにする
複数のソファや椅子を組み合わせる場所では、テーブル一台に対してすべての席が同じ使いやすさになるとは限りません。座面の高さ、沈み方、肘掛けの位置が違えば、同じ天板でも膝の収まり方と筆記姿勢が変わります。代表の一席だけで試さず、実際に残す席ごとに合否を記録します。
低い座面から立ち上がりにくい人や、天板へ近づけない人へ、無理に前かがみになるよう求めない運用も必要です。通常の会議テーブルを使う席など、同じ相談を行える代替席を用意し、受付や予約担当者が案内できるようにします。ソファ席を使えないことが相談内容の変更につながらないようにしてください。
椅子を入れ替えたときは、以前の組み合わせがそのまま成立するとは判断しません。新しい椅子で筆記、膝、足、立ち座りを再確認し、合わなければテーブルを動かして調整するのではなく、席の組み合わせ自体を見直します。
筆記姿勢と立ち座りが両立すれば候補になる
このロータイプテーブルを候補にできるのは、実際の椅子へ座ってA4資料に短く書き込め、天板下で膝と足が支柱へ当たらない場合です。さらに、全員が椅子から立つ範囲の外側へ必要な通路を残せることが条件になります。
条件がそろったら、商品ページで天板、単柱脚、色の組み合わせを確認すると、ソファを使う短い相談席のテーブルとして比較できます。