フリーアドレス席でバッグと資料を床置きしない|奥行30cmのオープンワゴン

フリーアドレスのバッグと使用中資料を二段へ分けるエニーワゴンを解説。トレー外形と内寸の違い、上下の耐荷重、机横の置き場、ストッパーのないキャスター、終業時の返却から判断します。

フリーアドレス席でバッグと資料を床置きしない|奥行30cmのオープンワゴン

フリーアドレスの席でバッグが足元に残り、使用中の資料が机を占めるなら、勤務中だけ使う置き場を机の横へ分ける方法があります。鍵付きの保管庫が必要なのか、その日使う物を置ければよいのかを先に分けると、選ぶ収納が絞れます。

コクヨ エニーワゴン 2段 AWG-AN2 は、幅482×奥行300×高さ768mmの開放型です。上段へ使用中の資料、下段へバッグという分け方を検討できます。ただし、外寸は収納内寸ではなく、キャスターにはストッパーがありません。荷物の収まりに加え、出し入れしやすい床の位置と、終業後の戻し方が合う場合の候補です。

置くのは、その席で使う一日分の物

最初に、バッグから何を出して使うかを分けます。例えば、すぐ参照するノートと一冊のファイルは上段、出し入れの少ないバッグは下段という置き方なら、資料をバッグの上へ積まずに使えます。書類を取るたびにバッグを動かす状態を変えられるかが判断の起点です。

一方、処理済み書類や予備の備品を何日も置く用途を足すと、一時置きの場所が埋まります。棚が二段あるから部署の受け箱も兼ねるのではなく、その日の作業を終えた物は所定の保管先へ戻す範囲で考えます。

本品は扉や鍵で閉じる収納ではありません。離席中に残せない私物や資料は、職場で定めた場所へ持ち出します。鍵付き保管が必要な物を終業後も置きたい場合は、ロッカーや施錠できるワゴンが比較対象です。バッグが置けることを、保管の条件まで満たす意味にはしません。

奥行300mmでも、机下へ入るとは限らない

本体の482×300mmを床へ仮表示し、普段の椅子の動きと重ねます。机の横で資料を取れる位置、立ち上がる際に足を置く場所、隣席の椅子が来る範囲を一緒に見ます。本体が入る空きと、人が使う空きが重ならない場所を残すための確認です。

高さ768mmは持ち手の上端までです。机下へしまうなら、天板の上面ではなく、下面や配線トレーなど一番低い部分までを測ります。例えば有効な高さが700mmの机下では、768mmの本体を収める条件には届きません。奥行が浅いワゴンであっても、主に机の横で使う計画になる場合があります。

メーカー公式の商品説明には、テーブルの拡張天板としても使えると案内されています。ただし、全高768mmをトレーの載せ面の高さに読み替え、同じ高さの机と面がそろうとは判断しません。トレーの縁や持ち手もあるため、机をまたいで筆記する連続した一枚の天板とは分けて考えます。

今回の用途では、机上に広げる作業物をそのまま延長するより、資料や小物の別置き面として届く位置に置けるかを見ます。トレーへ手を伸ばすたびに立つ必要があるなら、何を上段に残すか、ワゴンをどちら側へ置くかを見直します。

幅482mmではなく、トレーの形へ荷物を合わせる

メーカー寸法画像には、全幅482mmと別にトレー側の幅402mm、奥行300mmが示されています。持ち手やフレームを含む本体外幅を、そのままバッグが入る幅とすることはできません。

さらに、この402×300mmもトレー内側の有効寸法を保証する値ではありません。トレーには縁があり、角も丸いため、同じ大きさの四角い箱をぴったり入れられるとは限りません。確認した資料には下段の有効内寸と、上段までの空間の高さは掲載されていません。

そのため、まず手持ちのバッグを普段の中身入りで測り、置きたい向きの横幅と厚みを見ます。402×300mmの輪郭からすでにはみ出すなら、その向きでトレー内へ収める候補から外せます。輪郭内であっても、丸い角や縁、上の棚と接するかは別に残る条件です。外形の比較は候補を減らすために使い、収納可能の証明にはしません。

バッグは空にして平たくした状態だけで測らないことも大切です。財布や水筒、パソコンを入れたときに厚みが増す物、持ち手が立つ物では、勤務中の形が異なります。荷物を毎回押し縮めないと入らない使い方なら、もう少し広い置き場を検討する理由になります。

A4資料は紙そのものより、ファイルやケースの外寸を使います。立てて背表紙を並べるか、平らに重ねるかで必要な高さが変わります。上段は上へ開いた面なので少量を平置きする選択もできますが、冊数を増やして積み上げる前提にはせず、一日の参照物を取りやすく置けるかを見ます。

バッグは収まるだけでなく、口と持ち手を扱えるか

下段は周囲に立ち上がりのあるトレーです。バッグの底が収まっても、持ち上げて縁を越え、上段を避けて取り出す動きが必要になります。置いたまま口を開けたいのか、バッグごと机へ移して使うのかを決めると、必要な取り出し方が分かります。

例えば、勤務中にも大きく口を開いて書類を探すバッグでは、上段の下に置いたままでは使いにくい場合があります。頻繁に出す物を先に上段へ分け、バッグは閉じた状態で置く方法が合うかを考えます。それでも何度もバッグを取り出すなら、上の棚がない荷物置きも比較対象になります。

実物を確認できる場合は、中身入りのバッグを置き、持ち手を握る、縁を越えて取り出す、元に戻すところまで試します。机横に置くなら、その向きで同じ動作ができるかを見ます。部屋の中央では取り出せても、机に寄せた位置では腕やバッグが当たることがあるためです。

商品側の有効寸法が未確認なので、遠隔の資料だけで特定のバッグへの適合は確定できません。それでも、外形を超える候補を外す、平置きできる資料を上段へ分ける、バッグを開く必要が多ければ別方式へ移る、という比較はできます。実物を試せない場合は、内寸が明示された候補も加えて判断します。

上段と下段で、載せる重さを分ける

メーカーが示す耐荷重は、上段トレーが約6kg、下段が約12kgです。取扱説明書では、トレー全面へ均等に載せる条件とされています。二段の合計だけを見て、片方へまとめて載せるものではありません。

バッグには中身を入れて重量を測り、上段に出す資料や周辺小物は別に数えます。二段へ分ける目的は物を探しやすくすることで、下段に入るならどんな重さでもよいという意味ではありません。片側に重さを寄せず、トレーから物がはみ出さない置き方を選びます。

例えば、重い資料をバッグに入れたまま下段へ置くか、使用する数冊だけを上段へ移すかで、各段の荷重は変わります。移した後も上段側の約6kgを確認します。棚の重さの上限を満たしても、取り出しにくいほど詰めるなら、一度に持ち込む物の量を見直します。

本品は小型のスチール製ワゴンですが、上段へ手をついて体重をかける用途ではありません。資料を取る際に本体を支えにする使い方を必要としているなら、その置き方自体を見直してください。

ストッパーなしのキャスターと床材を先に照合する

販売店とメーカーは、キャスターにストッパー機能がないこと、クッションフロアー上では使わないことを明示しています。柔らかな床を保護マットで覆えば必ず使えると読み替えず、予定場所の床材を確認してから候補へ残します。

キャスターは、位置を変えられる一方で、資料を引いたりバッグを取り出したりした力でも本体が動くことがあります。実物で試せるなら、予定場所と同じ床で普段の出し入れを行い、使う位置が保てるかを見ます。動くたびに壁や机へ強く押し付けて止めることを、通常の使い方として計画しません。

メーカー説明書は、移動するときはハンドルを握り、床の段差や溝に注意し、本体を横に引きずらないよう案内しています。収納したバッグの持ち手や上段の資料を引いて本体を動かさず、荷物がはみ出していない状態で扱います。

ワゴンと一緒に席を変えるなら、使う席だけでなく返却場所までの床を見ます。途中に段差や狭い曲がり角が多く、動かす手間が大きいなら、席ごとに置いて空の状態で引き渡す方法と比べます。キャスターの有無だけで運用を決めないようにします。

席に置くか、利用者が借りるかを一つにする

席ごとの備品にする場合は、その席へ行けば空のワゴンが使え、終業後も同じ位置に戻る形にします。隣席から借りたままにすると次の利用者の置き場がなくなるため、使う席とワゴンの対応を共有します。

利用者が共通の保管場所から借りる場合は、使用中と空いている物を区別し、返却場所を設けます。必要台数は全社員数だけで決めず、同時に一時置きが必要な席数と返却の頻度を見ます。私物を入れたまま並べておく保管庫にしたいなら、別の収納計画が必要です。

終業時は上段の資料を所定の場所へ戻し、バッグを持ち出し、次の人がそのまま使える空の状態にします。未処理書類を残して人から人へ引き継ぐ棚とは分けます。忘れ物は勝手に処分せず、職場で決めた窓口へ知らせます。

試用できる場合は、出勤時に荷物を置くところから終業時の返却まで一度つなげて確認します。期間を一律に一週間と決めるより、袋や資料の量が変わる日にも同じ使い方ができるかを見る方が、追加台数を判断しやすくなります。

その日の荷物を分けて使う条件で選ぶ

本品は、机横へ置く場所と床材が合い、上下の荷重と取り出し方を満たし、使い終えた後に空へ戻せる場合に検討できます。下段内寸が未確認のまま、すべての通勤バッグが収まるとは扱いません。

施錠したい、ストッパーで止めたい、大きなバッグを載せたまま開きたい場合は、その条件が分かる収納を比較します。二段へ物を分けることで、今の席の作業面と足元を実際に使いやすくできるかを判断してください。

参考資料