短い折りたたみ傘が長傘用の枠の底へ沈む職場では、本数を増やすだけでなく、短い傘を受ける場所を分けます。入口で長傘も折りたたみ傘も使うなら、長傘約36本と折りたたみ傘約9本を分けられる傘立て
のLAS-3609USが候補になります。
この傘立ては、長傘用の枠とは別に、折りたたみ傘を受けるトレーと仕切り棒を備えています。持ち手にフックのない傘も置ける一方、「合計約45本の好きな傘を入れられる」という構成ではありません。折りたたみ傘の同時利用数、一本ずつ取り出せる余裕、水を処理できる置き方を順に確認します。
長傘と折りたたみ傘の本数を別々に数える
必要な容量は、社員数ではなく、その入口へ同時に置かれる傘で考えます。長傘、入口へ置く折りたたみ傘、持ち帰り用の袋へ入れて各自が管理する傘を分けます。すべての折りたたみ傘を入口収納へ集める予定がなければ、個人が持ち歩く分まで足す必要はありません。
数える場面は、朝の出社直後だけに固定しないようにします。来客と社員の外出帰りが重なる時間、昼から雨が降った日など、入口の利用が増える場面を見ます。例えば複数の雨天日に記録する方法なら、一日のたまたま少ない本数だけで決めることを避けられます。三日といった回数は観察の例であり、必ずその回数でピークをつかめるわけではありません。
LAS-3609USの収納目安は長傘約36本、折りたたみ傘約9本です。仮に同時利用が長傘20本、折りたたみ傘12本なら、合計32本でも折りたたみ側は目安を超えます。空いている長傘区画へ短い傘を入れてしまうと、底へ沈んで取りにくいという元の問題が戻ります。
逆に、長傘も折りたたみ傘もそれぞれ目安に収まるなら、次は傘の太さと出し入れを確かめる段階です。本数だけで購入を決めず、よく使う傘を入れた状態で一本ずつ戻し、取れる余裕があるかを見ます。長傘用の設備がすでに十分で、折りたたみ傘だけが多数あふれる職場では、この配分の一台を足す方法が最も合うとは限りません。
短い傘を支えるトレーは、長傘の枠とは違う
長傘は上の枠を通し、下部のトレーで先端を受ける形です。短い折りたたみ傘をそこへ入れると、上の枠から持ち手が出ずに取り出しにくくなる場合があります。LAS-3609USは、短い傘を受けるトレーを上部に別に設けることで、長傘と置き場所を分けています。
メーカーの同型番ページでは、折りたたみ傘を受けるトレー、傘が倒れるのを抑える仕切り棒、水抜き穴を確認できます。フックへ持ち手を掛ける方式ではないので、曲がった持ち手がない折りたたみ傘も対象にできることが特徴です。
仕切り棒があることと、一人一本の独立した鍵付き区画があることは別です。約9本という表示から、9人分の個別ボックスを想像しないようにします。同じ色の傘が集まる職場では、置き場所を分けても所有者の見分けは残るため、自分の持ち手や傘袋を識別できるようにしておきます。
メーカーの収納部画像にある94×138mmの寸法は、長傘側の枠に示されたものです。折りたたみ傘用トレーの内寸としては使えません。短い傘の詳細な対応全長やトレー内寸までは確認できないため、特殊に短い傘や太いケース付きの傘が確実に収まることを必須とする場合は、その傘に対する適合確認が別途必要です。一般の折りたたみ傘を置く機能と、あらゆる大きさが入る保証を分けて考えます。
「約9本」は、袋と太さを含めた実用本数で見る
折りたたみ傘は、畳んだときの太さや持ち手の形がそろっていません。細い傘だけなら隣との間に余裕があっても、厚い傘袋へ入れた傘や、大きな持ち手が付いた傘が混じると使える場所が変わります。メーカーの「約」という本数は、どの組み合わせでも9本を収納できるという意味にはしません。
職場で代表的な傘を選ぶときは、使っていない細い予備傘だけでそろえず、雨の日によく見かける太めの傘や袋付きの傘も含めます。傘をきつく巻き直せば入る状態より、普段の畳み方で置ける状態を基準にすると、入口で余計な作業を増やさず使えるかが分かります。
実物で試せる段階では、端だけでなく中央の傘も一本ずつ取り出します。取るたびに両隣の傘へ触れる、袋が引っ掛かる、持ち手が重なってつかめない場合は、本数の目安内でもその組み合わせには詰めすぎです。一本減らすと普段の動作で取り出せるなら、その職場での運用上限は商品表記より少なく設定します。
例えば、必要な最大本数が7本で、その7本を他の傘を動かさずに出し入れできるなら、折りたたみ側は候補に残せます。9本まで入ったものの、一本取り出すために何本も持ち上げるなら、9本を実用容量と数えないほうがよいでしょう。収納された状態だけでなく、退勤時に自分の一本を取り出すところまでが確認対象です。
幅450×奥行300mmに、人が立つ場所を加える
傘立てLAS-3609US 商品ページ(オフィスコム)
の本体寸法は幅450×奥行300×高さ500mmです。まず床へ本体の外形を示し、入口の扉が開いたときの範囲や、受付へ向かう人の経路と重ならない場所を選びます。
ここでいう高さ500mmは本体の高さで、長傘を入れたときの全体の高さではありません。棚やカウンターの下に本体だけが入っても、傘の持ち手が当たる、上へ抜けない場合は使えません。設置場所の上側も、実際の長傘を持ち上げる方向と合わせて見ます。
折りたたみ傘用トレーの前を壁や別の什器へ向けると、短い傘を取り出す利点を生かしにくくなります。利用者が近づく側から折りたたみ傘を置き、長傘も上へ取り出せる向きを基本にします。雨の日に人が一か所へ集まる入口では、本体を端へ寄せるだけでなく、その前へ一人が立っている間にも人の行き来ができるかを確かめます。
本体重量は4.4kgで、アジャスターが付いています。組立品のため、設置前にプラスドライバーを用意し、説明書に沿って組み立てます。アジャスターは床への接地を整えるために使い、大きな段差をまたぐ配置の代わりにはしません。傘を片側へ無理に集中させて試すのではなく、想定する置き方で本体が落ち着いて据わる場所を選びます。
水抜き穴の先にある、下部トレーの処理まで考える
折りたたみ傘用トレーには水抜き穴があり、下部には取り外せる水受けトレーがあります。短い傘を置くところに水がたまり続けない構造でも、水がなくなるわけではありません。下へ流れた水を回収する作業が残ります。
そのため、傘立ての位置は、利用者が使いやすいことと、水受けを取り出せることの両方で決めます。下部トレーの前や横を什器で囲むと、本体は置けても手入れのたびに動かす必要が出ます。メーカー資料はトレーを取り外せることを示していますが、具体的な取り外し方向や必要な移動量を外寸だけから決めないようにします。
下部トレーは長傘の先端を受ける場所でもあります。長傘をたくさん残したままトレーだけを引き抜く前提にせず、傘を回収した後に水を捨てる流れを基本に考えます。雨が続いて傘が残る職場では、傘を一時的に移せる場所も含め、トレーを外せる時間を決めます。
水を捨てる場所が離れている場合は、運ぶ経路も確認します。満杯近くまで放置してから運ぶより、利用が落ち着いたときに水量を見られるほうが、処理の手順を作りやすくなります。ただし、受けられる水量や処理回数を資料のない数値で決めず、実際の雨天時のたまり方に合わせます。
傘袋を使う場合は、水がトレーへ落ちるとは限りません。袋の中へ水をためる方式なら、袋側の処理が残ります。裸の傘と袋付きの傘を同じ手入れで済ませられると考えず、職場でどの状態の傘を置くかを決めてから回収の手順を整えます。
満杯と置き傘で、短い傘の場所を失わないようにする
折りたたみ傘用の場所を作っても、乾いた置き傘や忘れ物が残り続ければ、次の雨の日に使える本数は減ります。容量を数えるときは、すでに残っている傘も含めます。例えば実用上7本で運用する職場に2本残っているなら、新たに使えるのは5本分であり、同時利用が7人の日には足りません。
雨がやんだ後は、利用者へ持ち帰りを案内し、残った傘は社内の決めた保管方法へ回します。傘立ての収納能力で解決する話と、私物を置き続ける運用は分けておきます。受付担当者がその都度、どの傘をどこへ移すか判断する状態を避け、通常の戻し先を一つにしておくと運用が続けやすくなります。
想定を超える日に使う置き場所も決めます。短い傘を長傘の枠へ混ぜてしのぐ方法では、もとの取り出しにくさが戻ります。臨時の受け皿を使うなら、その場所を案内できるようにし、臨時対応が頻繁に必要になる場合は折りたたみ傘側の容量を見直します。
本数が足りない日を記録する際は、利用者が増えたのか、傘袋が厚かったのか、残置傘で埋まっていたのかを分けます。理由が分かれば、大きい傘立てへ替えるべきか、折りたたみ用を別にするべきか、回収方法を直せば足りるかを判断できます。
長傘と短い傘を分け、水を回収できる入口に選ぶ
LAS-3609USは、長傘と折りたたみ傘の両方を入口に置き、短い傘だけが底へ沈む問題を分けた収納部で解消したい職場の候補です。折りたたみ側の目安約9本を、自分の職場の太さや出し入れまで含めて判断します。
必要本数が収まり、短い傘を取り出す向きと下部トレーを処理する場所が確保できるなら、両方の傘を一台へまとめる傘立て
を検討できます。折りたたみ傘だけが多い職場では、長傘側の空きを代用せず、収納の配分が合う方式を選びます。