黒や透明の長傘が会社の傘立てへ集まると、持ち手が重なり、自分の傘を探しながら何本も動かすことがあります。必要本数は足りているのに取り出しにくいなら、傘を差す構造だけでなく、柄を掛ける構造も比較します。
この記事では、8本前後の長傘を置くオフィスに向けて、ハンギング式傘立てで取り出しやすくできるかを判断する方法を説明します。具体的な候補は、長傘の柄をパイプへ掛けるハンギングアンブレラスタンドです。
本数不足と取り出しにくさを分ける
この商品の納本数は約8本です。まず、雨の日の最大利用数が8本以内かを確認します。8本を超える日があるなら、取り出し方を変える前に収納数を増やす必要があります。
最大8本以内でも、中央の傘を抜くと隣の傘が傾く、持ち手が重なって所有者が見分けにくい、傘の骨やバンドが引っ掛かるといった場合は、収納数ではなく構造が問題です。試しに利用者が多い日の傘を並べ、中央と両端から1本ずつ取り出し、他の傘を動かす回数を記録してください。
柄を掛けると見渡せる範囲が変わる
差し込み式では、傘の持ち手が一か所へ集まりやすくなります。ハンギング式は、長傘の柄を横棒へ掛けて並べるため、色、形、ストラップなどを上から確認できます。目当ての1本を柄から持ち上げるので、周囲の傘との干渉も試しやすい構造です。
ただし、柄を見れば必ず所有者が分かるわけではありません。同じ形のビニール傘が多い職場では、各自が持ち手へ色付きの目印を付けるなど、傘立てと識別方法を組み合わせます。鍵や番号の付いた商品ではないため、取り違えを完全に防ぐ用途とは分けて考えてください。
普段使われる柄を8本掛けて試す
約8本は、あらゆる長傘が必ず8本掛かるという保証ではありません。太い曲がり柄、細い柄、ストラップ付きなど、実際に使われる傘を混ぜて試します。
一本ずつ柄をパイプへ掛け、次の点を見ます。
- 柄が滑って外れないか
- 八本目を掛けても、中央の一本をつかめるか
- 一本を取ったとき、隣の傘の先端や生地を引っ掛けないか
- 長さの異なる傘の先端が、底部のマット内に収まるか
曲がり柄のない傘を使う人がいる場合は、ストラップなどを含めて安定して掛けられるかを現物で確かめます。引っ掛ける場所がない傘を底へ立てるだけでは、ハンギング式の並べ方を維持できません。
壁際に幅520×奥行170mmを再現する
本体は幅520×奥行170×高さ950mmで、必ず壁付けで使用するよう案内されています。床に幅520×奥行170mmの長方形を作り、高さ950mmの位置も壁へ印を付けます。壁のコンセント、幅木、窓台、掲示物と干渉しない位置を選びます。
奥行170mmは本体の外寸であり、人が傘を取る場所まで含む数字ではありません。長傘をまっすぐ持ち上げるときに照明や棚の下へ当たらないか、扉の開閉や受付待ちの列を塞がないかも、実際の傘を使って確認してください。
ハンギングアンブレラスタンドの仕様
- 外寸: 幅520×奥行170×高さ950mm
- 納本数: 約8本
- 重量: 約5kg
- 本体材質: スチール
- パイプ・ネジ材質: ステンレス
- マット材質: PVC
- 底部: 受け皿とマット付き
- 設置条件: 壁付けで使用
- 組み立て: 購入者組み立て
スチールの本体が約5kgありますが、自立式として場所を自由に変える商品ではありません。壁から離した入口の中央や、通行方向から横向きの力が加わる位置に置く前提にしないでください。
水受けと目印の運用を決める
底部には受け皿とPVCマットがあります。雨天後に傘がなくなったら、誰が水や汚れを確認するかを決めます。壁付けで使うため、受け皿の手入れ時に本体を傾けたり、壁に濡れた傘を接触させたりしない手順を実物で確かめてください。
目印を併用する場合は、個人名の表示が必要かという個人情報の扱いも考えます。部署ごとの色、取り外し可能な傘マーカーなど、所有者だけが判別できる程度の方法も検討できます。
折りたたみ傘と上限を超えた長傘を混ぜない
この製品は長傘の柄を掛ける使い方が中心です。濡れた折りたたみ傘をパイプや受け皿へ置くと、長傘の取り出しを妨げ、所有者も見分けにくくなります。折りたたみ傘は袋へ入れて本人が管理するのか、別の受けを用意するのかを入口の案内へ示します。
雨の強い日に想定本数を超えた場合も、パイプへ重ね掛けしたり、本体の横へ立て掛けたりしません。臨時の傘袋や別の傘立てをどこへ出すかを決め、通路へ傘が広がらないようにします。通常日の本数だけで選ぶと、最も混雑する日に取り出しやすさが崩れます。
閉じて水を切ってから掛ける
傘を開いたまま、またはバンドを留めずに掛けると、隣の傘へ生地や骨が触れます。入口で雨水を落とし、周囲へ飛ばさない状態にしてから柄を掛けます。床が濡れた場合の拭き取り用具も近くへ置き、受け皿だけで床の滑りを防げるとは考えません。
利用終了後は、受け皿の水だけでなく、壁面への水はね、本体の傾き、ネジの緩みを確認します。壁付け位置から離れている、がたつく、受け皿を戻せない状態なら、新しい傘を掛けず管理担当へ連絡してください。
取り出しやすい構造は、盗難や取り違えを防ぐ施錠機能ではありません。来訪者と社員が同じ場所を使う場合は、置き場を分けるか、管理範囲が分かる案内を加えます。高価な傘を保管する保証として扱わず、目印と利用ルールで探す時間を減らす用途に絞ります。
柄が掛かり、壁際へ置けるかで決める
傘立てから自分の傘を取り出しやすくするには、収納本数だけでなく、柄が見える並べ方を試します。
普段の長傘の柄がパイプへ安定して掛かり、壁際で取り出す人の位置を確保できるなら、このハンギング式は候補になります。ハンギングアンブレラスタンドの仕様と画像を確認する