黒い傘や透明な傘が会社の入口へ集まり、自分の一本を探すたびに周りの傘まで動かしている。収納本数は足りていても、柄が重なって見えない、つかむ場所がないという傘立てでは、帰る前に手間がかかります。
長傘の柄を横棒へ掛けるハンギングアンブレラスタンド
は、柄を横に並べて見渡したい職場の候補です。紹介するRFHUSは幅520×奥行170×高さ950mm、収納の目安は約8本。壁際に置くことが条件なので、本数と柄の形だけでなく、前に立って一本を持ち上げる場所まで含めて検討します。
見分けにくいのか、つかみにくいのかを分ける
取り出しにくさには二つの原因があります。目当ての傘がどれか分からない場合と、分かっていても隣の柄や生地が邪魔でつかめない場合です。今の傘立てで、探すときと抜くときのどちらに手間がかかっているかを見ると、替えるべき点を絞れます。
ハンギング式は柄をパイプに掛けて並べるので、持ち手の色や形、付いている目印を横方向に見やすい構造です。RFHUSには一本ずつ差す筒や番号付きの個別枠があるわけではなく、掛ける間隔を利用者が決めます。空いている場所へ寄せすぎると、掛ける方式へ替えても柄は重なります。
同じ透明傘が多い職場では、並べ方を変えるだけで所有者が判別できるとは限りません。本人が分かる色の傘マーカーなどを柄へ付けると、形が似た傘を探す手掛かりになります。目印を付ける場所は、握る部分やパイプへ掛ける部分を避けて選びます。
探す原因が放置された傘の多さなら、先に所有者へ回収を促す方が、新しい傘立ての必要本数も把握しやすくなります。容器を替える前に残る傘を減らせば足りるのか、それでも持ち手が重なるのかを見てから、構造の変更へ進みます。
約8本は、取り出す余地を含めて考える
商品説明の収納本数は約8本です。最大利用者数を調べるときは、在籍人数よりも、雨の日に同じ時間帯に置かれる長傘の本数を数えます。社員用だけなのか、来客の分も受けるのか、置き傘が何本残っているのかを含めると、実際の混み方を想像できます。
例えば社員6本、来客2本なら合計8本となり、すでに目安の本数に達します。そこへ置き傘が2本残れば10本です。普段は空いていても、雨の日に重なれば余裕がなくなるため、約8本の一台だけで全員分を受ける計画にはしません。この例は本数を整理する方法で、8本なら必ず取り出しやすいという保証ではありません。
メーカー三面図では左右の支柱内側が480mmと示されています。単純に8等分すると一本当たり60mmですが、実際に60mmずつ区切られているわけではありません。柄の厚さ、曲がり、手を入れる位置も違います。計算上の均等間隔は、八本目を掛ける余地と、中央の一本をつかむ余地が同じではないと考える手掛かりにします。
現物を確認できる場合は、中央と端の傘をそれぞれ選び、隣の傘をどかさず握れるかを見ます。端だけ取りやすい状態では、帰る順番によって使い勝手が変わります。よく使う太い柄を混ぜたときに詰まるなら、掛ける本数を減らすか、置き場所を分ける方がこの方式の利点を使えます。
手持ちの傘は、柄の内側と先端の位置を照合する
RFHUSは長傘の曲がった柄をパイプへ掛ける使い方が中心です。柄が大きくても、内側の開きが小さければ棒へ入れにくいことがあります。逆に開きが広い柄は、向きによって隣の柄と重なるかもしれません。外観の大きさだけでなく、掛ける部分の内側を見ることが必要です。
公開資料からは、すべての傘に当てはめられる柄の適合寸法までは確認できません。商品写真で掛け方を見たうえで、普段使う太い曲がり柄、細い柄、大きなストラップ付きの傘などを照合します。直線状の柄は、そのまま同じ掛け方ができると考えず、別の収納方法と比べてください。
ストラップを使えばどの傘も吊れる、という対応も保証されていません。ストラップを掛けると傘が下がる位置が変わり、他の傘や底部との関係も変わります。掛ける場所がない傘を受け皿へ立てるだけでは、柄を横に見渡す並べ方になりません。
長さも確認します。本体高さ950mmは商品全体の高さで、950mmまでの傘に対応するという数値ではありません。柄がパイプに掛かる位置から先端までの長さを見て、先端や濡れた生地が受け皿・マットの範囲に収まるかを照合します。上に掛かったという一点だけで、下側も収まったと判断しないことが大切です。
色、柄の掛け方、受け皿の形状を商品画像で確認する
際は、上部のパイプだけでなく、閉じた傘全体がどこへ下がるかまで見ます。似た柄を見分けたいという目的と、手持ちの傘を掛けられる条件を一緒に確認できます。
奥行170mmに、傘を持ち上げる場所を加える
RFHUSは必ず壁付けで使うよう案内されています。奥行が浅くても入口の中央へ独立して置く計画にはせず、幅520mm分の壁際を候補にします。メーカーの組立説明書では、背面上部へクッションシールを貼り、壁面に設置する構成が示されています。
壁付けという表現を、壁へねじ止めする施工が必要という意味へ独自に読み替えないでください。確認した説明書には壁へねじを打つ工程はありません。ただし壁際で使う指定は残るため、棚や大きな巾木があって本体を寄せられない場所では、設置状態を確かめる必要があります。
本体の奥行170mmは、傘を取る人の立ち位置まで含みません。パイプから柄を外すには、一度持ち上げてから手前へ取り出す動きが必要です。頭上の棚や掲示物、近くの受付カウンターと干渉しないかを、普段の傘の長さで考えます。
設置予定の床に幅520×奥行170mmの目安を置き、その前へ一人が立つ場面を想定すると、入口の使い方と重ねやすくなります。扉を開ける人、受付を待つ人、帰るために傘を選ぶ人が同じ場所へ集まるなら、本体が置けても取り出しやすい配置にはなりません。
また、横からしか近づけない壁の隙間へ入れると、奥に掛けた傘を見るために前の傘を動かすことになります。柄を一列に見渡せる利点を使うには、正面から探して手を伸ばせる位置を選ぶことが重要です。
受け皿は、傘を外して手入れする段取りで見る
本体底部には受け皿とPVCマットがあります。落ちた水を受ける部品ですが、水が自動で排出される機能ではありません。雨の日に使った後は、たまった水や汚れを確認し、誰が手入れするかを決めておきます。
組立説明書の受け皿を入れる図では、ねじの位置をかわすために皿を傾け、水平にし、再び傾けて下へ収める動きが示されています。手前へ真っすぐ引けば抜ける引き出し式と考えず、取り外しの動きに必要な場所を見ます。
特に濡れた傘が掛かったままでは、受け皿へ手を入れにくく、外した後も水が落ちます。傘を回収した後に手入れする段取りにして、受け皿だけでなく周囲へ落ちた水も確認できる置き方にします。毎日一度も空にならない職場なら、一時的に傘を移す場所があるかも選定時の条件になります。
本体は約5kg、利用者が組み立てる商品です。メーカーの組立目安は2人以上で約15分、プラスドライバーを使用します。説明書にはアジャスターでがたつきを調整する案内もあります。到着した箱を置くだけで使い始める商品ではないので、組み立てと設置を行う担当を決めます。
折りたたみ傘と超過分は、長傘の間へ押し込まない
取り出しやすさを維持するには、長傘の柄を見える位置へ掛ける使い方を揃えます。閉じた傘のバンドを留めず生地が広がると、柄を離しても下側で隣と触れます。入れる前に生地をまとめる場所が入口にあると、掛ける動作も揃えやすくなります。
濡れた折りたたみ傘を受け皿へ置いたり、パイプへ不規則に吊るしたりすると、長傘を抜く動作と重なります。折りたたみ傘は本人が袋で管理するのか、別の受けを用意するのかを分けておきます。これは長傘の本数が多いという問題とは別の整理です。
想定本数を超えた日は、横棒へ重ね掛けして押し込むのではなく、別の傘立てや臨時の置き場を使います。似た傘の取り違えについても、ハンギング式そのものに施錠や所有者の識別機能が付くわけではありません。目印と置き方で探しやすくする商品として選びます。
約8本を目安に普段の柄が掛かり、壁際の正面で傘を選べて、水受けにも手が届くなら、この方式を候補にできます。ハンギングアンブレラスタンドの仕様と画像を確認する
ときは、収納数を満たすかに加え、中央の一本を取り出す動作まで自分の入口へ当てはめてください。