雨の日にオフィスの玄関が濡れる|吸水マットを置く位置の決め方

雨の日にオフィスの玄関床が濡れて困る総務・施設管理担当者向けに、900×1200mm吸水マットの置き方、扉下の採寸、段差と雨天時の確認方法を解説します。

雨の日にオフィスの玄関が濡れる|吸水マットを置く位置の決め方

雨の日にオフィスの玄関床が濡れるなら、入口へマットを一枚置くだけでなく、靴底がどこで濡れ、どの方向へ水滴が続いているかを確認する必要があります。傘立てまでの床が濡れるのか、マットを通過した後も濡れた足跡が続くのかで、対処する場所が変わるためです。

この記事では、雨天時に玄関の水濡れ対応をする総務・施設管理担当者へ、900×1200mmの吸水マットが合う設置場所、扉や通路との干渉、雨の日の確認方法を説明します。

候補は、コンドル ニュー吸水マット #12です。極細繊維を使った吸水用マットで、幅900×長さ1200mm、厚さ8.5mm。裏面はPVCで、防炎性能を備えています。

まず濡れた足跡の始点と終点を見る

雨が降り始めたら、玄関の床を入口から受付方向へ確認します。見るのは、水が最初に落ちている場所と、濡れた靴跡が消える場所です。

外から入った直後だけ床が濡れるなら、靴底から持ち込まれた水を入口付近で受ける配置が候補になります。傘立てまで点々と水滴が続くなら、傘を持った人の移動経路も対策範囲です。自動ドアの下や壁際から水が入っている場合は、マットだけでは原因を止められません。建具や排水も確認します。

厚生労働省の「職場のあんぜんサイト」では、水濡れなどによる滑りへの基本対策として、床の清掃と水分の除去を挙げています。吸水マットは水を受ける場所を作る道具であり、すでにできた水たまりを放置してよい理由にはなりません。

1200mm側を歩く方向へ向ける

ニュー吸水マット #12は900×1200mmです。一般的な一枚扉の前で使うなら、900mm側を出入口の横幅方向、1200mm側を人が歩く方向に置くと、靴底がマットに触れる距離を長く取れます。

設置前に、床へマスキングテープで900×1200mmの四隅だけを示してください。扉を全開にし、次の三点を実際に歩いて確かめます。

  • 入ってきた人がマットを避けずに踏む位置か
  • 扉、戸当たり、傘立てに重ならないか
  • マットの縁を避けるために通路が不自然に曲がらないか

入口幅が900mmを大きく超え、二人が並んで通る玄関では、一枚の横幅だけでは通行範囲を覆えないことがあります。反対に、扉のすぐ内側が狭く、1200mm側を歩行方向へ置けない場合は、#12を無理に曲げたり折ったりせず、設置面に合う別寸法を選びます。

扉の下と床の段差を実測する

販売ページに記載された厚さは8.5mmです。扉がマットの上を動く配置では、床から扉下端までを測り、開閉中にこすらないかを確認します。余白が8.5mmぎりぎりでは、マットの毛足や床のわずかな傾きによって接触する可能性があります。採寸後も、実物を置いた状態でゆっくり全開・全閉してください。

マットの縁が既存の段差や見切り材に重なると、足先や台車の車輪が引っ掛かる原因になります。玄関から受付まで台車、車いす、ベビーカーが通るなら、直進する経路へ縁を横切らせない配置を先に検討します。

厚生労働省は、床面の水濡れを取り除くことに加え、床の凹凸や段差を解消することも転倒災害防止のポイントとしています。水を吸う性能だけでなく、置いた後の段差まで含めて判断します。

雨量が増えたときの確認役を決める

吸水マットが受けられる水分には限りがあります。商品ページには吸水量の数値が記載されていないため、「何人通っても一日交換不要」とは判断できません。雨の強さ、来訪者数、傘袋や傘立ての位置によって濡れ方は変わります。

運用を始める日は、開店・始業直後、昼休み前後、来訪者が集中した後など、確認する時機を決めます。担当者はマットの先に濡れた足跡が続いていないか、周囲に水が流れ出していないか、縁がめくれたり位置がずれたりしていないかを見ます。

床へ水が出ていたら、その都度除去し、原因が傘からの滴下なら傘立てや傘袋の位置を見直します。マット自体の手入れは、床へ置いたまま水分をため続けず、メーカーが示す方法に従います。重量は約4.2kgあるため、持ち上げや移動を担当する人と一時置き場も決めておくと、雨天後の片付けを滞らせません。

泥落としと吸水の役割を分ける

ニュー吸水マット #12は極細繊維で水分を受ける吸水用の製品です。靴底へ砂や泥の塊が付く入口では、吸水マット一枚に泥落としまで任せず、建物外側または風除室で泥を落とし、その後に水分を受ける順序を検討します。

砂がパイルへ入り込んだまま使うと、靴底や清掃用具を通じて室内へ運ばれる可能性があります。雨天後は表面の水分だけを見ず、砂や泥の残りも確認します。泥落とし用マットを追加する場合は、二枚の縁が連続して新しい段差にならない配置も確かめてください。

防炎性能だけで設置許可を判断しない

商品には防炎性能が示されていますが、防炎性能があることと、玄関のどこへでも置けることは同じではありません。避難経路、扉、消火設備との関係や、施設が求める表示・管理方法を建物管理者へ確認します。

マットを折る、切る、別の敷物で覆うといった使い方は、商品ページで案内された状態と異なります。設置面に合わない場合は加工せず、条件に合う寸法の製品へ切り替えます。

ニュー吸水マット #12の仕様

  • 商品番号: TR-9438
  • 使用サイズ: 幅900×長さ1200×厚さ8.5mm
  • 重量: 4.2kg
  • パイル: ポリエステル(再生PET80%)
  • バッキング: PVC
  • 色: グレー、緑
  • 生産国: 日本
  • 備考: 裏地付き、防炎性能あり

メーカーの山崎産業は、同じ#12を使用頻度の高い出入口向けと案内し、使用サイズを900×1200mm、厚さ9mmと表記しています。販売ページとは厚さ表記に0.5mmの差があるため、扉下のように余白が小さい場所では、厚さ9mmとして採寸し、実物でも開閉を確認するのが安全です。

ニュー吸水マット #12の色、寸法、素材を商品ページで確認する

水を受ける位置と雨天時の運用をセットで決める

雨の日にオフィスの玄関床が濡れるときは、まず足跡と傘の水滴を追い、水が持ち込まれる経路を分けて確認します。900×1200mmの範囲で歩行経路を覆えるなら、1200mm側を歩く方向へ向け、扉下の高さとマットの縁を横切る動線を実測します。

ニュー吸水マット #12は、極細繊維の吸水用パイル、PVCの裏面、防炎性能を備えた出入口用の候補です。置いた後は、床への水の流出、ずれ、縁のめくれを誰がいつ見るかまで決めて使います。

この条件に合うなら、ニュー吸水マット #12の900×1200mmが玄関を覆えるか確認すると、設置位置を具体化できます。

参考資料