同じ部屋で2組が書きたい|両面ホワイトボード仕切りの使い方

同じ部屋で二組が同時に書くための両面ホワイトボード選び。板面860×1360mmの配分、両側の筆記空間、キャスターと固定脚、二組の成果を共有する方法を整理します。

同じ部屋で2組が書きたい|両面ホワイトボード仕切りの使い方

一つの部屋で二組が打ち合わせをすると、ホワイトボードを使う順番が重なることがあります。各組が別の内容を書き、作業中は相手の板書を見なくてよいなら、表裏に筆記面を持つ仕切りが候補になります。二つの面を、同じ時間に別々の方向から使う考え方です。

幅930mmの両面ホワイトボードパーテーション は、オフィスコムOC-WP-OCW9016。両面がスチール製の筆記面で、板面一面は幅860×高さ1360mmです。板だけを回転させる形式ではなく、表と裏へそれぞれの組が向かいます。

ただし、一台を置けば二つの会議室になるわけではありません。両側で書く人の場所を確保できることと、作業後に二組の内容をどう共有するかが選択の分かれ目です。声を遮る性能は示されていないため、視線を分ける道具として考えます。

各面を別々に使うか、同じ内容を全員で見るか

この形式が役立つのは、作業の途中に相手側の内容を参照しなくても進められる場合です。例えば二組が別の案を考え、各組の記録担当が要点を残すなら、どちらかが書き終わるまで待つ必要がなくなります。表を使う時間と裏を使う時間を交代するのではなく、面の担当を最初に分けます。

一方、全員が同じ図へ意見を書き足す会議では、表裏に分かれることがかえって負担になります。反対面に何が書かれたか、その都度回り込まなければ分からないからです。この場合は、一枚の広い筆記面を共有する方が、議論の対象をそろえられます。

両面式の回転ボードとの違いもここにあります。回転ボードは、前の内容を残したまま同じ参加者へ次の面を見せる使い方に向きます。本品は固定された両側の面を、それぞれの側から使う仕切りです。「両面」と書かれた商品を、どれも同じ使い方ができると判断しないようにします。

二組の人数だけでなく、一度に何人が書くかも決めます。幅860mmの一面へ数人が横並びになる前提ではなく、まず各組の一人が記録し、ほかの人が少し離れて見る配置で考えます。全員が同時に書き込むことが目的なら、組数とは別に筆記面の数や幅が必要です。

縦長の板面を、上から下へ読む順序で使う

商品寸法図では、パネル部分の外幅は900mm、脚を含む外幅は930mm、板面の幅は860mmと区別されています。書ける幅を930mmとして割り振らず、板面860×1360mmの中へ、一組分の内容を置きます。

例えば、上に議題、中ほどに出た意見、その下に決定事項を置く縦の流れなら、話の順番を残せます。横に何列も作るより、一つの論点を上下に続ける使い方です。ただし面積を使い切るために足元まで小さな文字を詰めると、座っている人から読みにくくなります。重要な内容を、実際に見る人と書く人が扱える高さへまとめます。

紙の資料を貼る場合も、その分の筆記面が減ります。仮に縦向きA4用紙を二枚並べると、紙だけの幅は210×2で420mmです。板面幅860mmとの差は440mmですが、磁石や紙の間隔、手書きとの区切りは含んでいません。残った幅をそのまま文章欄として確保できる計算ではありません。

この例は、掲示資料がどれだけ幅を使うかを見積もるためのものです。二枚の資料の横へ長い意見を書くなら窮屈でも、一枚の資料の下へ短い補足を重ねるなら、縦長の面に合う可能性があります。紙を貼り終えてから書く場所を探すのではなく、資料と筆記を一緒に配置してみます。

二面の幅を足して、全員が幅1720mmの一枚として見られるわけではありません。各組が一面で議論を終えられる分量かを、普段の文字サイズと実際の議題で判断します。書く量を減らすためだけに文字を小さくする必要があるなら、面の大きさや台数を見直す理由になります。

脚の外側に、二組それぞれの筆記者の場所を取る

本体の設置面は幅930×奥行570mmです。厚さ40mmのパネルだけが床を使うのではなく、脚が板の前後へ張り出します。床に仮表示するときは、板面の線だけでなく、この脚を含む長方形から始めます。

次に、両側で書く人が立つ場所、見る人の椅子、椅子を引いて出入りする場所を加えます。片面を壁へ寄せる一般的な置き方と違い、二組で同時利用するなら両面へ近づける必要があります。片側を机へ密着させると、裏面が存在しても書く場所としては使えません。

両側へ同じ奥行を確保することが目的ではありません。片方は着席した打ち合わせ、もう片方は短い立ち話なら、必要な配置は異なります。それぞれの書く人が板へ近づき、ほかの人が席から内容を見られるかを別々に確認します。本体寸法だけから、使う人も含めた必要面積を一律には決められません。

例えば二つのテーブルの間へ置く場合は、記録担当が席を立って板へ向かう動きを通してみます。毎回ほかの人の椅子を引いてもらう、反対組の通り道へ回り込む、といった状態なら、筆記面を増やしても会議の中断は残ります。テーブルの向きかボードの位置を変えられるかが判断材料です。

通り抜ける人の経路も、筆記者の立ち位置と重ねないようにします。型紙で本体を置けたことを終点にせず、二組が使うときの動作を再現することで、片側しか実用にならない配置を除けます。

全高と視線の区切りを合わせ、声は別に考える

高さはキャスター使用時1600mm、固定脚使用時1540mmです。二つの脚で全高に60mmの差があるため、同じ板面でも、見る位置との関係は変わります。これは脚を替えた二状態の寸法で、使用中に60mmの範囲で自由に昇降できる機能ではありません。

着席した人の目の位置と、ボードからの距離を合わせて、相手組がどの程度見えるかを確かめます。板を挟んで正面同士なら視線が分かれても、横から回り込む方向まで幅930mmで覆えるとは限りません。完全に囲う設備ではなく、二組の境界を一面で示す道具として扱います。

商品は吸音性能を示したパネルではありません。見えなくなったから会話も分かれる、という判断はできません。双方の議論が聞こえても差し支えない短い相談なのか、相手の発表や音声があると進めにくい作業なのかで、同時利用自体を選びます。

使用前に試すなら、予定する人数と通常の声量で、両組の会話を同時に進めてみます。片方が大きな声を出さないと話せない場合は、ボードを追加するだけでなく、時間や部屋を分ける方が合うことがあります。声が聞こえてはいけない用途は、本品の仕切り機能を根拠にしません。

脚は移動頻度で、トレーは両側の使い方で決める

商品にはキャスターと固定用アジャスターの両方の脚パーツが付属します。日常的に場所を変えるならキャスター、同じ場所へ置くなら固定脚という比較から始められます。脚の交換は、その都度すぐ切り替える操作としてではなく、説明書に従う組み替えとして考えます。

キャスターを選ぶなら、会議で使う場所から戻す場所までを一続きで見ます。二組の間へ動かせても、終了後は通路へ置くしかないなら、保管先はまだ決まっていません。固定脚を選ぶ場合も、背面を壁へ寄せてしまえば二組同時利用の利点は使えないので、定位置で両側を空けられるかが条件です。

付属のペントレーは磁石で着脱でき、幅600×奥行48.9×高さ60mmです。高さを選んで付けられる一方、取り付けた部分は文字や掲示の配置に影響します。座って使う人に合わせて低く置くなら、下部のメモと重ならない位置を選びます。

付属トレーが両面に二つある前提では計画しません。片側だけに道具を置くと、反対側の記録担当がマーカーを取りに回り込むことがあります。二組の机へそれぞれ使う道具を用意するなど、板面を共有せず書ける配置に合った置き場を決めます。磁石で移せることを、二組分の道具置場が最初からそろうことと混同しないようにします。

作業後に二組の結果を並べる必要があるか

固定された表裏は、同じ側から同時には見られません。二組が別々に書く間は都合がよくても、全員で二つの案を照合する段階では、別の動きが必要です。購入前に、最後の発表をどう行うかまで決めておきます。

順番に発表するだけなら、参加者が反対側へ移る方法があります。撮影した両面を共通画面へ表示するなら、人やボードを大きく動かさずに比べられます。ただし撮影・表示の準備が増えるため、普段の会議で無理なく行えるかを確認します。本品自体に撮影や電子保存の機能があるわけではありません。

二案を板書のまま横に並べ、行き来しながら修正することが毎回必要なら、独立した二台のボードの方が合う可能性があります。両面一台を選ぶ理由は、作業中に別々の面を使えることです。成果の見比べまで同じ一台だけで完結するとは考えません。

片方の組が先に終わったときは、その面の内容を保存して消すか、もう一方が終わるまで残すかを決めます。使っていない裏面が、前の会議の続きなのか空き面なのか分からない状態を避けるためです。両面それぞれの終了を確認する程度に手順をまとめれば、別々の会議の記録を混ぜずに戻せます。

本体は9.9kg、梱包は幅1635×奥行990×高さ75mm・15kgで、組み立てが必要です。受け取り後の組立場所と保管場所まで用意したうえで、商品ページで両面の板面と二種類の脚を確認 してください。各組が一面で作業でき、最後の共有方法も成立するなら、一台の仕切りを二組の筆記場所として選ぶ意味があります。

参考資料