台形テーブルは、一台ずつ離して使う時間と、複数台を寄せて相談する時間がある場所に向いています。反対に、いつも同じ人数で一枚の広い作業面を使うなら、台形を組み替える利点は小さくなります。形の面白さより、同じ台数で必要な二つの使い方が成立するかを判断しましょう。
候補のpixta2の台形キャスター脚テーブル
は、PX2-1406T-DHNです。幅1400×奥行625×高さ720mmで、天板の短い辺は722mm。キャスターのストッパーで移動と固定を切り替えられ、台形タイプには配線カバーがありません。
ここでは、2台を離して個人作業に使う配置と、長い辺同士を寄せて打ち合わせに使う配置を例に、天板、椅子、移動の順で比較します。人数や配置は使い方の提案であり、メーカーが保証する定員を示すものではありません。
長辺1400mmと短辺722mmで、組み合わせの外形を描く
台形天板は幅1400×奥行625mmの長方形ではありません。商品寸法図には、長辺1400mm、短辺722mm、その間の奥行625mmが示されています。左右対称で、長辺から短辺へ向かって両側が狭くなる形です。pixta2 PX2-1406T-DHN 商品ページ(オフィスコム)
の寸法画像で確認できます。
この三つの寸法が分かれば、大まかな設置検討用の型紙を作れます。20分の1なら長辺70mm、短辺36.1mm、奥行31.25mmです。短辺を長辺の中央に合わせると、左右に残る差はそれぞれ「(70−36.1)÷2=16.95mm」。長辺と短辺の端を結んで、必要な台数分を切り出します。
型紙の角を丸くする細部までは再現しなくても、幅と奥行だけの長方形で考えるより、斜めの辺を合わせたときの外形が分かります。角度の公式値がないからと確認を止める必要はありません。ただし、この型紙を天板同士の隙間や脚の干渉まで保証する精密図として使わないでください。
台形の形から、何台かを並べれば必ず正六角形やきれいな円になると決めるのも早計です。短辺の長さや斜辺の角度は商品ごとに違います。まず使う二つの配置に必要な組み方だけを試し、形を作るために台数を増やさない方が、購入後の用途を決めやすくなります。
分離配置では、誰がどの辺に座るかを決める
一台ずつ離して使う場合は、長辺側に座って、短辺へ向かう作業面を使う配置から考えます。手前に幅があり、奥へ行くほど狭くなるため、PCや資料をどの深さに置くかで使える横幅が変わります。長辺1400mmだから、奥まで同じ幅が続く机と同じようには使えません。
例えば一人がPCを中央に置き、片側にA4資料を置く使い方なら、手元の物を一台にまとめやすいでしょう。奥に大きな外付け画面や横長の資料棚まで並べたい場合は、短辺722mm側へ物が集中しないかが決め手です。奥行625mmも合わせ、画面とキーボードを置いた残りで資料を扱えるかを見ます。
ここでは、実際の道具の幅と奥行を紙に写して配置する方法が使えます。A4用紙を縦向きに置く場合は210×297mmを目安にし、PCは手持ち機器の実寸に合わせます。両方を斜めにずらさないと収まらないなら、常時並べる作業に向くかを再考してください。机上を空ければ使えることと、普段の道具を置いたまま働けることは別です。
長辺に二人座るなら、幅を半分にするだけで決めない
1400mmを二等分すると一人700mmですが、その値だけで二席を保証することはできません。奥側の天板幅が狭くなるうえ、脚の間の空間も外寸より小さくなります。二人のPC、肘、椅子の位置が重なるかを同時に置いて比べる必要があります。
短い二人の相談に使うのか、二人が別々の仕事を長時間続けるのかでも条件は変わります。二人の道具を並べると常に一方が体を斜めにするなら、一台一人を通常の使い方とし、二人は道具を減らした相談時に限る判断ができます。台形の一台あたり定員を先に固定せず、用途ごとに席を決めます。
長辺同士を寄せると、2台で奥行1250mmの島になる
同じ2台の長辺1400mm同士を合わせると、外側に短辺が向いた六角形状の島になります。天板同士に隙間を設けず、中心をそろえる仮定なら、外形を囲む長方形は幅1400×奥行1250mmです。奥行は625×2=1250mmと計算できます。
この1400×1250mmは机だけの占有範囲です。六つの辺があるから六人座れる、という意味ではありません。短辺側と斜辺側では長さや脚の近さが違い、継ぎ目へ向く席では二台の脚も意識する必要があります。
例えば、短辺側に一人ずつ座り、必要に応じて斜めの辺側へ相談相手の席を加える案から比べられます。どの辺も一席として数える前に、一人のPCや資料を一枚の天板内で置ける位置を決めてください。共有する紙を見ながら話す場面と、全員が筆記する場面では、採用できる席が変わります。
二台を寄せることで、分離していた作業面の距離は近くなります。一方、向かい合う短辺間は1250mmになるため、中央へ置いた物をどこからも容易に扱えるとは限りません。頻繁に書き込む資料は使う人へ回し、中央には触る頻度の少ない共有物を置くなど、手元と共有部分を分けると用途を判断しやすくなります。
寄せた天板は、一体の机ではない
メーカーは台形タイプの組み合わせによるレイアウト変更を案内していますが、この商品の標準装備として天板同士を一体化する連結金具は確認できません。キャスターを固定することと、二台の天板を互いに連結することは分けて考えます。
継ぎ目の上にPCをまたがせたり、一方の机を動かすと支えが変わる位置に道具を置いたりする使い方は前提にしません。資料を広げる範囲も、可能なら各自の天板内へ収めます。常に継ぎ目のない大きな面で作業することが目的なら、一枚天板の会議机の方が用途に合う場合があります。
接合配置にする意味は、固定された一台を作ることではなく、別々に使っていた机を必要なときに近づけられることです。打ち合わせが終われば分離へ戻す、という使い方が実際にあるかをここで判断してください。
椅子の入る場所は、天板の型紙とは別に確かめる
商品寸法図では床から下部構造までの高さが654mmと示されています。全高720mmから天板厚25mmを引いた695mmだけで、肘掛けが通るとは判断できません。普段の椅子の設定で、床から肘上端までの高さと、天板下へ入れたい深さを比べます。
幅については、仕様欄の下肢空間1175mmに対し、寸法図には1172mmの表示があります。3mmの差の理由は資料だけでは確定できないため、1175mmいっぱいに椅子を収められる前提にせず、図の小さい方も含めて余裕を見ます。この幅は長辺側の図に示された値であり、斜辺側の全席に同じ空間があるわけではありません。
型紙へ脚の位置を描き、椅子の最大幅、奥行き、キャスターの張り出しも同じ縮尺で加えます。接合部に近い席は、片方の机の脚だけでなく、もう一台の脚も関係します。足を置く位置や椅子を引く方向が限られる席は、天板に空きがあっても定員へ足さない判断が必要です。
部屋側は、机の外縁から壁までの距離だけで済ませず、着席した椅子の背の外側から通る場所を見ます。扉や収納、ホワイトボードへ向かう経路も図に加えましょう。分離と接合のどちらか一方で通りにくくなるなら、台数を増やす前に、島を置く向きや常設する椅子の数を調整します。
レイアウト変更は、移動から固定までを一つの作業にする
pixta2のキャスターは、ストッパーの上下で移動と固定を切り替えるリフトロック式で、アジャスター機能も備えています。メーカーのpixta2製品案内では、移動時と固定時の形状も示されています。車輪が付いていることだけでなく、配置後に固定操作ができる向きかを見てください。
例えば切り替えるときは、机上の道具と脚の荷物掛けフックのバッグを外し、椅子を経路からよけます。ストッパーを移動状態にして一台ずつ動かし、予定位置で固定してから椅子を戻す流れにします。これは配置運用の例であり、実際の操作は製品の取扱説明に合わせます。
完成形だけが部屋に収まっても、途中で一台を回す場所がなければ切り替えは困難です。移動中の机の角や脚がどこを通るかを型紙でたどり、椅子をよける先まで含めて考えます。毎回ほかの家具を大量に動かすなら、キャスターがあっても日常的な組み替えには向きません。
配線と、別の脚タイプの機能を混同しない
台形タイプは配線カバーなしです。同じシリーズの大型天板にある配線機能を、この台形机にも備わるものとして計画しないでください。固定された電源や画面へ多数のケーブルをつないだまま使うなら、配置を変える前に取り外しと再接続が必要になります。充電済みPCで短い打ち合わせをする場合とは、切り替えの手間が違います。
メーカーが説明する、連結側の脚を内側へ寄せるインセット機能もアジャスター脚の話です。対象のキャスター脚で同じように脚を移せると考え、席の邪魔になる脚を後から逃がす計画にはしません。
二つの配置図には机の向き、椅子の位置、戻す形を残します。使用前に固定状態と継ぎ目、置きっぱなしの道具がないことを確認できれば、次の人も同じ用途で使い始めやすくなります。
二つの用途を同じ2台で満たせるなら候補になる
個人作業の手元が一台に収まり、二台を寄せたときにも席と脚・背後の経路が成立するなら、台形の組み替えを活かせます。さらに、荷物と配線を外して移動・固定する手順を日常に組み込めることが条件です。
この使い分けが合う場合は、台形天板とキャスター脚の商品画像を確認する
から、寸法図と予定する二つの配置を照合して選びましょう。