Web会議を3人でするときマイクは1台でいい?中央配置と接続の判断

3人が1台のパソコンからWeb会議へ参加し、声の届き方に差が出る場合へ。スピーカーフォン1台で足りるかを、中央配置、有線接続、相手側での通話テストから判断する方法を解説します。

Web会議を3人でするときマイクは1台でいい?中央配置と接続の判断

3人が1台のノートパソコンを囲んでWeb会議をすると、パソコンに近い人の声だけが大きく、離れた人の声は聞き返されることがあります。全員が画面へ顔を寄せる前に、会議用のマイクを3人の中央へ置く方法を検討できます。

この記事では、小会議室から3人で参加する人に向けて、マイク1台で足りるかを確かめる配置、接続端子、通話テストの手順を説明します。

1台で足りるかは人数だけでは決まらない

「3人用」と書かれた機器を探すだけでは、声が届くか判断できません。同じ3人でも、横一列に座る場合と、小さなテーブルを囲む場合では、話す人からマイクまでの距離が変わるためです。

まず、普段の席へ3人が座り、ノートパソコンの録音機能やWeb会議アプリのテスト機能で一人ずつ同じ文章を読みます。相手側で音量差や聞き取りにくさがあるなら、パソコン内蔵マイクの位置が3人に対して偏っていないかを確認します。

中央へマイクを置いても、空調音、キーボード音、壁からの反響まで拾うことがあります。1台で足りるという判断には、全員の声が届くことに加え、同じ部屋の雑音が会話を妨げないことも必要です。

3人からほぼ同じ距離になる位置を作る

3人がテーブルの三辺へ座れるなら、各席からほぼ同じ距離になる中央付近へマイクを置きます。パソコンの横へ置くと、パソコンに近い人と遠い人の差が残りやすいためです。

配置を試すときは、紙を直径110mmの円に切って予定位置へ置くと、資料や飲み物との干渉を確認できます。次に、各参加者の口元から円の中心までをひもで測ります。三つの長さに大きな差がある場合は、席をずらすか、横一列ではなく囲む配置へ変更します。

ただし、「360度集音」は全方向の声を拾うマイクの指向性を示すもので、どの距離でも同じ音量になる保証ではありません。製品ページに明確な集音半径が示されていない場合は、部屋の寸法だけで決めず、実際の声量で試します。

パソコンから中央まで有線で届くか

今回の候補はUSBと3.5mm4極の接続に対応する有線式です。購入前に、会議で使うパソコンにUSB A端子があるかを確認します。3.5mm端子を使う場合は、ヘッドホン出力だけではなく、マイク入力も兼ねた4極端子であることが必要です。

製品ページに記載されたケーブル長は750mmです。パソコンの端子から中央の予定位置まで、机の角やスタンドを避けた経路へひもを這わせて測ります。直線距離が750mm以内でも、端子の向きやケーブルを曲げる部分を含めると届かないことがあります。

延長ケーブルや変換アダプターを前提にすると、接続できても会議アプリでマイクとして認識しない可能性を切り分けにくくなります。最初のテストは、使用予定の端子へ直接接続して行います。

EPOS SP 20 MLを候補にする場合

EPOS SP 20 MLは、テーブル上へ置く有線スピーカーフォンです。相手の声を再生するスピーカーと、自分たちの声を送るマイクを一体にしています。

主な仕様は次のとおりです。

  • 本体寸法: 直径110×高さ30mm
  • マイク: 無指向性、360度集音
  • マイクの周波数特性: 150〜6800Hz
  • スピーカーの周波数特性: 150〜15000Hz
  • 接続: USB、3.5mm4極
  • ケーブル長: 750mm
  • 充電時間: 2時間30分
  • 保証期間: 2年

メーカー資料では個人または2〜6人の小グループ向けとされています。3人はその範囲に入りますが、部屋の反響や席間距離までは人数表示から分かりません。対応人数は候補を絞る材料とし、最終判断は普段の会議場所で行います。

EPOS SP 20 MLの商品ページを確認する

相手側で3人を一人ずつ確認する

テスト相手には、普段会議へ参加する別の部屋から接続してもらいます。3人が順番に同じ文章を普段の声量で読み、相手側で次の三段階を記録します。

  • 内容まで明瞭に聞き取れる
  • 聞こえるが、一部を聞き返したくなる
  • 声が途切れる、または内容を判別できない

次に、3人が短く会話し、相手の発言へ自然に応答できるかを試します。エコーキャンセル機能があっても、スピーカー音量や会議アプリの設定によって聞こえ方は変わります。相手の声がマイクへ戻る、発言の冒頭が切れるといった問題があれば、スピーカー音量とアプリの自動調整を一項目ずつ変えて比較します。

一人だけ評価が低い場合は、機器を増やす前に、その人の席と中央までの距離、話す向き、机上の遮蔽物を変更します。3人とも聞き取りにくい場合は、接続先として正しいマイクが選ばれているか、空調や反響の影響が大きくないかを先に切り分けます。

同じ部屋では音声の入口と出口を一つにする

資料を見るために各参加者が自分のパソコンから会議へ入る場合でも、同じ部屋でマイクとスピーカーを複数有効にすると、相手の声が回り込んだり、遅れて二重に聞こえたりします。室内の音声は中央のスピーカーフォンへ集約し、ほかの端末はマイクとスピーカーをオフにして画面だけを使います。

会議開始時には、アプリがパソコン内蔵マイクへ戻っていないか、入力と出力の機器名を確認します。ミュートボタンは機器側とアプリ側の状態が必ずしも同じ表示になるとは限らないため、機密事項を室内だけで話すときは画面上の状態も確認してください。音声の担当端末を一つ決めておくと、トラブル時にどの端末を直すか迷いにくくなります。

聞こえないときの代替手段を会議前に残す

接続が切れたときに全員で設定を触ると、復旧の切り分けが難しくなります。進行役が音声担当端末を再選択し、ほかの参加者はチャットで相手側へ状況を知らせる手順を決めておきます。復旧しない場合は、個人用ヘッドセットで一人が代表して通話を継続するなど、会議を止めない代替手段を用意します。

中央配置で通常の声が届いても、室内の話者が増える、机を離れて説明する、反響の大きい部屋へ移す場合は同じ合否を引き継げません。利用場所や参加方法が変わったときは、再び相手側で聞こえ方を試します。

3人の中央へ置けて通話テストを通るなら候補になる

マイク1台で足りるかを分けるのは、3人から偏りの少ない位置へ置けることと、相手側で全員の声を聞き取れることです。人数表示だけで決めず、普段の席、端子、会議アプリを使って試してください。

この二条件を満たせるなら、EPOS SP 20 MLの接続方法と外形を商品ページで確認し、有線スピーカーフォンを1台置く構成を候補にできます。

参考資料