会社のイベント用品を省スペースで保管|厚さ71mmになる折りたたみコンテナ

社内イベントや季節装飾の空箱が保管庫を占領する総務担当者向けに、折りたたみコンテナの内寸、荷重、空箱5個の寸法差、保管場所と所在管理の決め方を解説します。

会社のイベント用品を省スペースで保管|厚さ71mmになる折りたたみコンテナ

社内説明会や季節の飾り付けに使う備品は、使用中には収納箱が空になります。形の変わらない箱を保管庫へ戻すと、中身がない期間も棚を占有し、ほかの備品を廊下や床へ仮置きする原因になります。

この記事では、使用時期が限られるイベント用品を管理する総務担当者へ、折りたたみコンテナの保管数、内寸、重量、空箱を置く場所の決め方を説明します。候補にするのは、折りたたみ時の厚さが71mmになるトラスコ中山 TSK-C50B 50Lロックフタ付き折りたたみコンテナです。

収納物が外に出る期間を先に分ける

折りたたみ式が役立つのは、コンテナを空にする期間がある備品です。説明会用の腕章や名札ケース、季節装飾、展示用クロスなどについて、「使用中」「洗浄・点検中」「保管中」の期間を年間予定へ書き出します。

一年中箱に入れたままの予備品なら、空箱を折りたたむ機会がありません。反対に、イベント開催中の数日から数週間だけ中身を会場へ出すなら、その期間は容器の体積を小さくできます。まず一箱だけで運用し、実際に空になる日数を確認すると、固定式からまとめて替えるべきか判断できます。

同じ備品でも、全量を一度に使わない場合があります。たとえば装飾品を春用と秋用に分けると、片方の箱は組み立てたままです。「イベント用品」という大分類ではなく、同時に使う単位で箱を分けます。

TSK-C50Bの仕様を一度確認する

商品ページで確認できる主な仕様は次のとおりです。

  • 外寸: 幅530×奥行366×高さ336mm
  • 有効内寸: 幅493×奥行335×高さ311mm
  • 折りたたみ時の厚さ: 71mm
  • 容量: 51.3L
  • 最大積載荷重: 8kg
  • 本体重量: 2.28kg
  • 材質: ポリプロピレン
  • 形状: 半透明、ロック付きのフタ、組み立て時と折りたたみ時に積み重ね可能

半透明であることは中身の概略確認には使えますが、個数や返却漏れまで判定できるとは限りません。フタのロックも施錠機能ではないため、機密物や高価な機器のアクセス管理とは分けて考えます。

容量ではなく有効内寸へ収まる組み合わせを作る

51.3Lという容量だけでは、長い掲示物、折り曲げられないパネル、仕切りケースが入るか判断できません。収納物を一列に並べ、最も長い辺、二番目に長い辺、積み上げた高さを測り、有効内寸の493×335×311mmと比較します。

硬い物は内寸と同じ寸法まで詰めず、出し入れするときに指を掛ける空間を残します。布やコードは圧縮できても、上からフタで押さえ込むと破損や絡まりを見落としやすくなります。実物がそろっているなら、493×335mmの紙を底面の型紙にして並べ、積み上げ高さが311mmに達する前に分類を分けてください。

箱数は、全体のリットル数を51.3で割るより、同時に使う組み合わせを一箱ずつ作って数えます。「受付セット」「誘導セット」のように使用場所で分ければ、当日に必要な箱だけを移動できます。

8kgには備品と仕切り材を含める

最大積載荷重は8kgです。収納物だけでなく、内部の小箱、仕切り、緩衝材も含めて量ります。本体重量2.28kgを足すと、備品を上限まで入れた一箱の総重量は10.28kgになります。

8kg + 2.28kg = 10.28kg

ただし、上限まで入ることと、担当者が安全に棚から下ろせることは別です。候補の棚の高さから、予定している重さの箱を両手で持ち上げる動作を試します。持ち上げにくければ、軽い物と重い物を分けるか、一箱の収納量を減らします。

積み重ねる場合は、箱の総重量を棚板の耐荷重と照合します。メーカーが案内していない段数を寸法だけで決めず、床や棚が水平であること、上段を下ろす動線、箱の変形がないことも確認してください。

空箱5個なら高さの差は1325mmになる

外寸の高さ336mmと折りたたみ時の厚さ71mmを、空箱5個の寸法比較に使うと、組み立てた状態では合計1680mm、折りたたんだ状態では355mmです。差は1325mmになります。

336mm × 5個 = 1680mm

71mm × 5個 = 355mm

1680mm - 355mm = 1325mm

これは箱だけを同じ向きで重ねた寸法上の比較であり、実際の積み重ね可能段数を示す数値ではありません。保管場所では355mmの高さだけでなく、積み下ろしに手を入れる空間と、棚板の厚さを加えて確認します。

折りたたんでも幅530×奥行366mmの面は必要です。細い隙間へ差し込めるとは限らないため、床や棚へ530×366mmの型紙を置きます。避難経路、消火設備、扉、台車の動線と重ならず、空箱を戻す担当者が無理な姿勢にならない場所を定位置にします。

中身と空箱の所在を同じ一覧で管理する

イベント中は中身が会場にあり、空箱だけが保管庫に戻るため、箱を見ても備品の所在が分からない期間が生まれます。備品一覧には「収納中」「使用中」「点検中」と、箱を置いた場所を記録します。

フタや側面の表示は、「イベント用品」だけでなく、収納物の種類と担当部署まで書きます。繰り返し使う箱なら、内容が変わるたびに古い表示を重ねず、差し替えできる表示方法にします。半透明の外観は、表示と中身が大きく食い違っていないかを見る補助として使います。

返却時は、備品を数える、汚れや破損を確認する、箱を組み立てる、一覧を保管中へ戻す、という順序を固定します。空箱の保管場所へ中身だけを置いたり、別の箱へ混ぜたりすると、次回の準備時に分類を作り直すことになります。

イベント終了直後に折りたたまない

会場から戻った箱には、未返却の備品、配布物の残り、汚れた布類などが混在することがあります。中身を別の場所へ出しただけで空箱を畳むと、点検前の備品がどの箱に属していたか分からなくなります。返却担当者が収納一覧と照合し、清掃や乾燥が必要な物を分け、再利用できる状態を確認してから箱を閉じます。

箱自体に汚れや水分がある場合も、すぐに折りたたんで重ねません。材質に合う手入れ方法を販売元へ確認し、十分に状態を確認してから所定位置へ戻します。折りたたみ部分やロックに異常が見つかった箱は、使用できる空箱と分け、内容物を入れた状態で使い続けないよう表示します。

次回のイベントが近い場合は、空箱を畳む作業と再び組み立てる作業が増えるだけになることもあります。保管スペースの不足を解消できる期間があるかを年間予定で見て、短い間隔で再利用する箱は組み立てたままにするなど、箱ごとに扱いを分けます。

積み重ねたまま中身を探さない

組み立てた箱を積み重ねると、下の箱を開けるために上の箱を動かす必要があります。使用頻度の高い用品を下段へ置かず、イベント単位でまとめて取り出せる順番にしてください。半透明でも、積み重ねた状態で奥の中身や個数を確実に確認できるわけではないため、側面の表示を通路側へそろえます。

上の箱だけから備品を抜き取り、内容一覧を更新しない運用も避けます。少量の貸出であっても、箱の表示と管理一覧を同じタイミングで変更します。ロック付きのフタは輸送や保管中にフタを閉じるための構造で、鍵ではありません。誰が触れてよいかを制限する用品や、紛失時の影響が大きい物は、施錠できる保管方法を別に選びます。

一年を通して中身を出さない備品、常に少量ずつ取り出す消耗品、個別のアクセス管理が必要な物は、折りたたみ機能の利点が小さくなります。その場合は、中身へ直接アクセスできる棚や引き出し、施錠収納を優先してください。

空になる期間と530×366mmの保管面があれば候補にできる

この商品を候補にできるかを分けるのは、中身を出して箱を折りたためる期間が実際にあることと、空箱を置く530×366mmの面を定位置として確保できることです。二つを満たすなら、使用中まで固定式の空箱が保管庫を占有する状態を減らせます。

TSK-C50Bの内寸と折りたたみ形状を商品ページで確認する

参考資料