直径150cmの丸テーブルは、6人を普段の会議人数として検討し、8人は椅子と使う道具の条件を絞って考えると選びやすくなります。直径だけで「8人用」と決めず、全員が資料を開けるか、テーブルの脚を避けて座れるか、部屋から出入りできるかを順に確認しましょう。
候補のBZシリーズの直径1500mm丸テーブル
は、高さ700mmの4本脚タイプです。商品寸法図には脚間780mm、天板下の枠の下端まで620mmが示されています。丸い天板の周囲に椅子を置けても、この脚と枠があるため、どの席からも同じように椅子を寄せられるわけではありません。
この記事では、6人と8人の間隔の違いを目安にしながら、手持ちの椅子と会議道具で常設する人数を決める方法を説明します。メーカーが定めた使用人数や、実機で確認した定員を示すものではありません。
6人と8人では、天板の縁に取れる間隔が変わる
直径1500mmの円周は、円周率を3.1416とすると約4712mmです。外周を人数で均等に分ければ、6人で一人あたり約785mm、8人で約589mmになります。これは天板の縁に沿って測った長さで、まっすぐな机の一席幅と同じ値ではありません。
隣り合う席の目印を天板の縁に置き、その目印同士を直線で結ぶ場合は、別の計算になります。半径は750mmなので、人数をnとすると直線距離は「2×750×sin(180度÷n)」です。6人で750mm、8人で約574mmとなり、8人の方が約176mm近づきます。
この比較から分かるのは、人数を増やすと隣との間隔が狭くなることです。574mmから椅子幅を引いて「隙間が何mm残る」とは計算できません。椅子は天板の外側にあり、隣同士で向きも異なります。背もたれ・肘掛け・キャスターが最も張り出す位置も、それぞれ違うためです。
紙で配置を考えるなら、10分の1の縮尺で直径150mmの円を描き、6人は60度ずつ、8人は45度ずつ席の向きを付けます。最初は席の目印だけで比べ、椅子の外形を置く段階では、天板との距離と向きも合わせます。計算値は図を描く目安にとどめ、実際の着席の可否は次の確認へ進めます。
全員が使う道具を並べて、8人にする意味を確かめる
同じ8人でも、短い相談と、全員がノートパソコンを開いて記録する会議では必要な場所が違います。発言中心なら机上の物を少なくできますが、入力と資料の参照を同時に行うなら、一人ずつの手元の領域を確保する必要があります。普段行う方の会議を基準にして、人数を選んでください。
円形天板を扇形に八等分した図は描けますが、扇形は中央へ向かって狭まります。円の面積を8で割った値が大きくても、幅のあるPCと紙を横に置けるとは限りません。机の縁にPCの手前を合わせると、その両隣の人も中央に向けて道具を置くため、奥側で物同士が近づきます。
例えばA4資料を縦向きに置くなら、幅210×奥行297mmの紙を手元の目安にできます。ここへ自分のPCの実寸の紙型を横に足し、肘を動かす側や筆記する側に物が重ならないかを比べます。A4一枚だけが載ることと、開いた資料を参照しながら入力できることは、別の条件です。
試す際は一席だけを完成させず、隣の二席も同じ道具で埋めます。一席ずつなら十分に見えても、全員が同時に資料を開くと中央や隣へはみ出すことがあります。8人で紙やPCをずらし続けるなら、資料の置き方を工夫するだけで済ませず、通常人数を6人にする判断ができます。
中央は、誰もが手元として使える場所ではない
半径750mmなので、天板の縁から中心までは750mmあります。中央へ共有資料や会議用の機器を置けても、全員が座ったまま容易に扱えるとは限りません。手元の道具を押しのけないと取れない物は、中央に置けば便利な共有物とは言えないでしょう。
例えば、会議中ほとんど触らない機器と、順番に書き込む紙では置き方を分けます。紙は必要な人の手元へ回し、中央を常時取り合わない配置にすると、人数を増やせるかの判断がしやすくなります。中央の物を減らしても8席の手元が重なるなら、円形のまま直径を大きくするか、別の天板形状を比較する段階です。
4本脚と高さ620mmの枠が、椅子の寄せ方を決める
ミーティングテーブル BZ 直径1500mm 商品ページ(オフィスコム)
では、脚が正方形状の枠の四隅に配置されています。図示されている脚間は780mmで、床から枠の下端までが620mm、天板の上端までが700mmです。780mmは図の脚と脚の間隔であり、円周のどの位置から座っても同じ幅が空くという値ではありません。
旧来の選び方で見落としやすいのは、天板の厚さ28mmだけを高さ700mmから引くことです。この計算で得る672mmは、天板そのものの下側の目安にすぎません。枠がある位置では、その下端620mmとの比較が必要です。
例えば普段の設定で肘掛け上端が床から650mmにある椅子を、枠の内側まで押し込む使い方なら、650−620=30mmの高さの差があります。天板下672mmより低いから入る、という判断にはできません。肘が枠まで届かず手前に止まる配置と、枠の下まで深く収納する配置も分けて考えます。
椅子は座面幅ではなく、肘・背・キャスターを含めた最も広い部分と奥行きを控えます。肘高は座面を普段使う高さにした状態で測り、天板下へ入れたい部分がどこまで進むかを比較します。肘が収まらず椅子を外へ出したまま使う場合は、次の部屋の検討にもその張り出しを含めてください。
6席でも8席でも、脚を避ける位置は均一にならない
4本脚の配置は90度ごとですが、6席は60度ごと、8席は45度ごとです。席の向きを一周まとめて少し回すと脚を避けられる場合がありますが、一席がよくなっただけで全席も同じになるとは限りません。6人だから脚との干渉が自動でなくなるわけでもありません。
紙の配置図では、寸法図に沿って脚と枠を描き、椅子を寄せたときの膝の位置やキャスターの張り出しを重ねます。床で試すならテーブルの脚位置も目印にし、椅子だけを空いた円の周囲へ並べる試験にしないことが大切です。
脚に近い席だけ体の向きを大きく変える必要があるなら、その席を常設に数えない選び方があります。逆に、使う椅子の形と席の向きを合わせ、どの席も手元へ寄れるなら、6人・8人の候補を部屋の確認へ進められます。
直径1500mmの外側に、着席と離席の場所を足す
部屋に直径1500mmの円が描けても、会議席として使えるとは限りません。床に中心を決め、半径750mmのひもなどで天板の輪郭を示し、その周囲に普段の距離まで寄せた椅子を置きます。向かい合う席に人が座った状態で、背もたれの外側同士を測ると、机と椅子が占める範囲が分かります。
仮に、着席中の椅子の背が天板の縁から外へ500mmずつ出るなら、両側を含む幅は1500+500+500=2500mmです。この2500mmには背後を歩く場所も、さらに椅子を引く動きも含みません。また500mmは計算のための仮定なので、手持ちの椅子の測定値へ置き換えます。
背後を通る必要がある側は、着席中の背と壁・収納の間を別に見ます。すべての方向へ同じ余白を足すより、出入口からどの席へ向かうか、収納を開けるのは会議中かを決める方が、必要な空間を区別できます。扉を開けるたび一席を空ける部屋なら、その席を日常の定員へ含めるかを見直します。
6脚で配置した後に2脚を追加すると、天板の位置を変えなくても離席する方向が変わります。出入口側の二人が同時に立つ、端の人が席を外すなど、実際に起こる動きを試してください。直線的な通路幅の目安だけで、斜めに引く椅子の動作まで代用しないことがポイントです。
常設人数と、臨時に増やす条件を分ける
普段は資料を使う6人会議、時々は口頭中心の8人打ち合わせ、という運用なら、6脚を常設して必要なときだけ追加する方法があります。ただし、使わない2脚の置き場所と、追加時にも部屋の出入りが成立することが条件です。余分な椅子を壁際に置いた結果、会議席の背後が狭くなるなら、その保管方法は合っていません。
このBZはアジャスター付きですが、床に合わせて水平を整えるための機構です。肘掛けに合わせてテーブルを大きく高くする昇降機能としては扱いません。天板はメラミン化粧板、縁はソフトエッジ巻で、顧客組立の固定脚テーブルです。人数を変える場合は、テーブルの高さを変えるより椅子の種類や席の配置で考えます。
PCを使う会議では、充電済みで使える時間か、机上への給電が毎回必要かも分けておきます。商品仕様に電源や配線収納は案内されていないため、配線付きの会議テーブルと同じ設備がそろう前提にはできません。各席へ常時ケーブルを届ける用途が中心なら、席数の比較と合わせて配線収納を備えた方式も検討します。
手元と脚の条件を満たす人数を、普段の定員にする
直径150cmの丸テーブルでは、6人の方が隣との間隔を取りやすく、8人では道具と椅子の選び方が厳しくなります。まず普段の会議道具を置ける人数を決め、その席配置で4本脚・高さ620mmの枠・部屋の出入りが問題にならないかを照合してください。
条件が合う場合は、丸テーブルの商品画像と天板・脚部の仕様を確認する
から、手持ちの椅子を寸法図に重ねて選びましょう。