オフィスデスクの天板下が通路や向かいの席へ開いているなら、後付けの幕板で足元の見え方を変えられます。ただし、机の幅に合う板を選ぶだけでは取り付けは決まりません。天板を挟む金具が収まることと、隠したい場所へ板が来ることを分けて考える必要があります。
幅1400mm用の2wayデスクトップパネル(OC-DKTP-NY01-14)
は、上下の向きを替えて机上パネルにも幕板にも使うクランプ式です。足元側を広くする取り付け方がある一方、その状態でも天板上にパネルが残ります。机上を完全に開けたまま、天板下だけを覆いたい場合には、この形が目的に合うかを先に見直します。
ここではグレーの幅1400mm用を対象に、固定する天板、上下に隠す範囲、机の周りで動かす物の順に条件を整理します。取り付ける机の型番だけで適合を決めず、実際の断面と配置へ照らし合わせる選び方です。
足元のどちら側から見られるのかを決める
幕板を付けたい理由が、向かいの席から膝周りが見えることなのか、横の通路から机下の物が見えることなのかで、必要な面は変わります。正面の長い辺へ一枚付けても、側面まで同じように覆えるわけではありません。まず、いつも人が通る位置と座る位置から、隠したい範囲を絞ります。
例えば、天板の向こう側が通路で、座った人の膝周りが正面から見える机なら、奥側の辺へ幕板を付ける案が考えられます。一方、通路が机の横にあり、側面から椅子やワゴンが見えることが気になる場合は、正面の幕板を長くするだけでは解決しにくくなります。横向きのパネルや独立した仕切りも比較対象です。
この商品の幕板型の使用例では、板の下にも空間が残っています。机の下を床まで塞ぐ囲いとして選ぶのではなく、どの高さの視線を遮るかを決める製品として考えます。床に置いた荷物まで隠したい場合と、座った際の膝周りを隠したい場合は、同じ「足元の目隠し」でも必要な下端位置が異なります。
今の机で試すなら、薄い紙などを隠したい位置に一時的に当て、通路側から見え方を確かめる方法があります。これは必要な範囲を探すための仮置きで、重量のあるパネルを固定できるかの試験ではありません。正面だけで目的を満たすかが分かってから、次の上下配分へ進みます。
上下を反転しても、机上のパネルはなくならない
本体の大きさは幅1400×厚み11×高さ800mmです。上下の向きを示す寸法図では、机上パネル型が上側450mm・下側290mm、幕板型が上側290mm・下側450mmとして描かれています。足元を優先する場合は、広い側を下へ回す考え方です。
ただし、図には中央に60mmの固定位置の間隔も示されています。この60mmは天板の厚さを表す数字ではありません。また、下側450mmをそのまま「天板の表面から真下へ450mm隠れる」と読み替えることも避けます。実際の天板面、金具を取り付ける位置、板の下端の関係を同じ図で照合する必要があるためです。
机の高さから450mmを引けば床との隙間が分かる、と単純に計算して購入を決めないでください。隠したい下端が厳密に決まっている場合は、その高さを机に印し、組み付け位置を含めた下端が届くかを確認する段階が残ります。図で判断できるのは、上下を替えることで広い面を足元へ割り当てられるという点です。
一方、机上に残る面は使い方を大きく変えます。向かいの人へ書類をまっすぐ渡している席では、板を越すか、端から渡すことになります。机上の視線もある程度区切りたい席なら、この残る面を役立てられますが、対面のやり取りを常に開いておきたい席では不都合になる場合があります。
そのため、上下の選択は「どちらがたくさん隠れるか」だけでは決めません。机上の仕切りを残してよいかを先に判断し、そのうえで足元側へ広い面を配分します。天板下だけに収まる形が必要なら、幕板型という名称にかかわらず、別の形状を探すほうが用途に合います。
天板厚18〜40mmに加えて、裏側の45mmを確保する
取り付け条件は、クランプの断面図で確認できます。対応する天板厚は18〜40mm、天板裏の有効寸法は45mm以上です。上から見える天板の形だけでなく、金具が入る裏側に空間があることまで必要になります。
例えば、厚さ25mmの天板であれば厚さの範囲内ですが、端のすぐ内側に太い補強フレームが通っていると、金具が十分に入り込めない可能性があります。厚さが合った時点で適合とせず、取り付ける辺の裏側へ手や鏡を回し、端からフレームまでの形を確認します。
測るのは、机の中央で広く空いている場所ではなく、実際にクランプを付ける辺です。中央には余裕があっても、両端の脚付近だけ補強材が張り出す机があります。パネルは複数箇所で固定するため、一か所だけ45mm以上あることでは判断が終わりません。
天板の端が斜めに削られている机や、裏側に段差がある机も、外から測った最大の厚さだけでは金具の当たり方が分かりません。どの面で挟むのかを断面図と合わせます。ガラスなど、手持ちの机側がクランプの取り付けを制限している場合は、その条件を優先します。対応厚の範囲に入ることと、机の材質や構造が取り付けを許容することは別です。
逆に、端の厚さが範囲内で、裏側に必要な平らな空間があり、机側にも制限がなければ、固定方法の候補として残せます。厚さが範囲外なら、スペーサーを挟むなどの独自加工で合わせる前提にせず、手持ちの机に対応した金具の製品へ変えます。裏のフレームが干渉する場合も、まず取り付け位置と方式を見直します。
幅1400mmと、3か所の金具の位置を別々に合わせる
商品画像では、横長のパネルを3か所の金具で取り付ける構成を確認できます。ここで見る幅は二つあります。一つは幅1400mmの板が机の左右へどう収まるか、もう一つは固定する位置に金具の空間があるかです。
机の天板幅が1400mmでも、背面にケーブル用の切り欠きがある、脚の近くに金具が集中する、既存の配線トレーが裏へ付いているといった条件が考えられます。板の幅だけをそろえるのではなく、背面の辺全体を見渡し、3か所の固定が障害物と重ならないかを確認します。
今回確認した寸法図からは、金具同士の正確な間隔までは読み取れません。写真から均等な位置だと見積もったり、金具を自由に横へずらせると仮定したりしないでください。机側の障害物が近い場合は、その位置と幅を整理し、金具の配置を照合してから取り付けを確定する必要があります。
狭い机に対して、板の左右が少し出るだけなら使えると考えるのも早計です。人が通る側へ端が出ることに加え、固定位置が机から外れる可能性も残るためです。幅違いの商品を比べる際は、同じシリーズだから金具間隔も同じとせず、その幅の寸法と取り付け条件へ戻ります。
本体重量は9kgです。机上に軽い目隠しを置く感覚ではなく、机へ固定する部材として扱います。机の移動やレイアウト変更が多い職場では、取り外す作業も含めて方式を選び、パネルを持って机ごと動かすような使い方を前提にしません。
下側の板が、ワゴンや足の動きと重ならないか
固定できても、机の下で使っている物が動かせなくなれば配置を見直す必要があります。特に、天板下へワゴンを奥まで入れる、足元の収納箱を横へ引き出す、机の背面から配線を触るといった使い方は、下側へ広げたパネルの位置に関係します。
ワゴンを置くなら、普段止めている位置だけでなく、引き出しを使うときや本体を動かすときの範囲を見ます。板の内側へぎりぎり収まっても、取り出す際に角を振る余地がなくなることがあります。収納を机の端へ移せば解決するのか、それとも机下を開けたまま使う必要があるのかで、幕板を付ける判断が変わります。
足についても、椅子を前へ寄せた状態だけで判断しません。椅子を引く、向きを変える、少し足を前へ出すという普段の動きで、板を置く予定の面へ触れそうかを確かめます。どの程度の余裕が必要かは机の奥行や座る位置で変わるため、ここで一律の距離は決めません。
上側では、モニターの背面や配線、机上収納の張り出しを見ます。幕板として購入しても上側の板は残るので、机の背面へ逃がしていたケーブルを挟まず通せるか、モニターを奥へ寄せる余地が減らないかが条件になります。後から気づくと、足元は隠せても机上の作業面が狭くなるためです。
また、このパネルはピンや磁石を使用できない仕様です。残る机上面を掲示板としても使うつもりなら、見た目の布張りだけで判断しないようにします。目隠しと掲示を一台へまとめたいのか、掲示は別にできるのかまで決めると、方式の比較が明確になります。
取り付ける机と、隠したい範囲の両方が合えば候補になる
この2wayパネルが候補になるのは、天板を挟む条件が整い、足元側へ広い面を配分しながら、机上に残る面も受け入れられる場合です。固定のしやすさと目隠しの範囲のどちらか一方だけで決めず、ワゴンや配線の動きまで含めて今の机へ当てはめます。
天板下だけを覆いたい、床近くまで確実に隠したい、裏のフレームが金具と干渉するという場合は、専用の幕板や独立した仕切りなど、違う構造を比較します。金具の間隔や正確な下端位置が必要な机では、それらを照合するまで取り付け可能とは確定しません。
配置案がまとまったら、2wayデスクトップパネルの商品ページで幅1400mm用の寸法と取付図を確認する
へ進みます。隠す面だけでなく、その面を固定する場所と周囲の動作がそろっているかが、後付けを選ぶ最後の判断になります。