店舗什器からコードが垂れる|マグネットクリップの適合と必要数

店舗のスチール什器に沿わせたコードが垂れる担当者向けに、磁石が付く固定面、コード寸法、10個で足りるかの数え方を解説。マグネットコード押さえを選べる条件が分かります。

店舗什器からコードが垂れる|マグネットクリップの適合と必要数

店舗のスチール什器に照明や機器のコードを沿わせても、途中が垂れて商品や棚板にかかるなら、小型のマグネットクリップで通り道を決める方法があります。ただし、磁石が付かない什器や、クリップの輪に収まらないコードには使えません。

この記事では、売り場のレイアウト変更に合わせて配線を引き直す店舗担当者に向けて、固定面、コードの太さ、必要数を確認する手順を説明します。

条件が合う候補は、コネクター用マグネットコード押さえ(10個入り)です。粘着剤やねじを使わず、磁石が付く什器の上で固定位置を変えられます。

垂れている場所を直すのか、余った長さを処理するのかを分ける

まず機器の電源を切り、コードが垂れる場所を確認します。什器の縦材や棚板に沿わせた途中だけが離れるなら、コード押さえで経路を保つ方法が合います。

一方、余ったコードを何重にも巻いて小さくまとめたい場合、この商品だけでは解決しません。NITEは、コードを束ねた状態で大きな電流を流すと熱が逃げにくくなり、発火につながるおそれがあると案内しています。余長は機器の取扱説明書に従い、きつく束ねず、熱や可動部を避けた経路へ見直します。

プラグやコネクターの重さで抜けかけている場合も、コードの途中だけを留めて済ませないでください。接続部へ引っ張る力がかからない位置へ機器または電源を移し、コード押さえは経路を整える補助として使います。

磁石が付く面を14×20mmの紙で探す

候補商品の1個あたりの外寸は幅14×奥行20mmです。14×20mmの紙片を作り、コードを沿わせたい位置へ当てると、棚板の縁、支柱の継ぎ目、ねじ、表示物と重ならない平面を探せます。

スチールに見える什器でも、アルミ、木、樹脂には磁石が付きません。表面材だけで判断せず、手持ちの磁石を実際の固定位置へ当てます。磁石が付いても、厚い化粧板や凹凸のある面では保持力が足りない場合があります。コードを接続する前に一か所へ仮留めし、軽く触れて横へずれたり落ちたりしないか確かめます。

人や商品が触れる面、引き出しや扉が動く範囲、棚板の付け替えで挟まれる位置は避けます。来店客が通る側へコードが露出するなら、クリップを増やす前に什器の内側へ経路を移せないか検討します。

コードの太さは商品画像だけで決めない

この商品は輪へコードを通して留める形です。しかし、商品ページには対応するコード径や輪の内寸が記載されていません。外寸の幅14×奥行20mmだけでは、手元のコードが輪へ収まるか判断できない点に注意が必要です。

コードの最も太い部分を測り、丸形なら直径、平形なら幅と厚さを記録します。途中にコネクターを通す必要があるなら、コネクターの最大幅も測ります。商品ページの形状を確認したうえで、対応寸法が判断できない場合は、商品番号TNK-0196と測定値を添えて販売元へ適合を確認してください。

輪へ通っても、被覆を押しつぶすほどきつい場合は使いません。反対に隙間が大きく、コードが輪から抜ける場合も経路を保持できません。複数種類のコードがある売り場では、最も太い一本だけで決めず、使用する種類ごとに測ります。

必要数を経路上で先に数える

1袋の入り数は10個です。必要数は什器の高さだけから計算せず、実際の経路上で数えます。マスキングテープを使い、電源側、方向を変える場所、垂れが生じる場所、機器側の順に仮の固定位置へ印を付けてください。

印を付けた状態でコードを沿わせ、プラグやコネクターの根元に引っ張る力がかからないか確認します。棚板の角で急に曲がるなら、角の直前と直後へ印を増やすのではなく、曲げ半径を大きく取れる経路へ変更します。NITEは、電源コードへ折り曲げ、踏みつけ、引っ張りなどの力が加わり続けると、芯線が断線して異常発熱や発火に至るおそれがあると注意喚起しています。

一つの経路に必要な印が10か所以内なら1袋が目安になります。複数の什器へ使う場合は、経路ごとの印を合計します。ただし、商品ページに推奨固定間隔や耐荷重の記載はないため、10個を等間隔に置けばよいとは限りません。まず一つの什器で、営業中の振動や棚替え後も位置を保てるか試します。

マグネットコード押さえの仕様

  • 商品番号: TNK-0196
  • 1個あたりの寸法: 幅14×奥行20mm
  • 材質: 樹脂
  • 入り数: 10個
  • 取り付け方法: マグネット
  • 組み立て: 完成品
  • 用途: 配線を固定し、垂れを防止する
  • 商品ページに記載がない項目: 対応コード径、輪の内寸、耐荷重、推奨固定間隔

コード押さえの輪とマグネット面の形状を商品ページで確認する

売り場変更のたびに固定状態を見直す

マグネットは付け替えやすいため、棚板や商品の移動後も以前の位置へ残りやすい部品です。什器を組み替えるときは、機器の電源を切り、コード押さえをいったん外してから新しい経路を決めます。コードを固定したまま棚板を動かすと、見えない場所で端子や被覆を引っ張る可能性があります。

再配置後は、コードが棚板の角や扉に挟まれていないか、磁石が接触面へ平らに付いているか、来店客が商品を取る動作と交差しないかを確認します。売り場を開ける前に、普段どおり商品を補充し、清掃用具を通し、機器を操作するところまで試してください。見た目が整っていても、補充時だけコードへ触れる配置なら経路を変えます。

外したコード押さえをその場へ放置すると、小さな部品が商品棚へ混ざります。未使用分と回収分の保管場所を決め、再利用前に磁石面の汚れや部品の異常を確認します。異常がある物を、保持力を確かめず別の什器へ移さないようにします。

マグネット式を選ばない条件

固定面に磁石が安定して付かない場合だけでなく、来店客が容易に触れられる位置、扉や引き出しが繰り返し当たる位置、コード自体の重さをクリップへ預ける経路にも向きません。商品ページには耐荷重や対応コード径が示されていないため、落下したときに人や商品へ影響する場所では、確認できない保持力を前提にしないでください。

電源コードが床を横切る、プラグを支えなければ抜ける、被覆に傷や変形があるといった問題は、コード押さえの追加では解決できません。機器の使用を止め、設備担当者や機器メーカーへ確認し、配線経路やコード自体を見直します。マグネット式は、正常なコードを磁石が付く什器へ沿わせる用途に限定すると判断しやすくなります。

固定面とコード寸法の両方を確認できれば候補になる

このコード押さえを候補にできるのは、予定位置へ磁石が安定して付き、手元のコードが輪へ適合すると確認できる場合です。どちらか一方を確認できない場合は、購入前に固定方法または適合寸法を見直します。

二つの条件がそろえば、固定位置を什器の変更に合わせて動かし、垂れている区間だけを整えられます。

マグネットコード押さえを確認する

参考資料