パソコン終了時に周辺機器の電源も切る|USB連動タップの適合確認

パソコンを切ってもモニターやスピーカーの電源が切れず、個別操作が面倒な人向けに、USB連動タップを選ぶ条件を解説。終了後のUSB給電、連動口4個と非連動口3個、合計1500W、設置・動作テストの確認方法が分かります。

パソコン終了時に周辺機器の電源も切る|USB連動タップの適合確認

デスクトップパソコンを終了した後、モニターやスピーカーの電源を一つずつ切っていると、帰宅前の操作が増え、切り忘れも起きます。パソコンの起動と終了に合わせて周辺機器への通電を切り替えたいなら、USB連動タップが候補です。

ただし、USB連動タップは、どのパソコンでも終了を検知できるわけではありません。この記事では、パソコンを切っても周辺機器の電源が切れない人へ、使用中のUSBポートで連動できるかを確かめ、4個の連動口と3個の非連動口へ機器を振り分ける方法を説明します。

先にパソコン終了後のUSB給電を確認する

USB連動タップは、USBポートの電源信号を使ってパソコンの起動と終了を判定します。サンワサプライの公式Q&Aでは、対象製品はUSBのVBUS端子がONかOFFかによって連動口を切り替えると説明されています。

そのため、パソコンを終了してもUSBポートから給電が続く設定では、連動口も通電したままになる可能性があります。購入前に、利用予定のUSBポートが終了後に給電を止めるか確認してください。

確認には、通電中にランプが点灯する手持ちのUSB機器を使えます。業務ファイルを保存し、パソコンを通常の手順で完全に終了してから、ランプが消えるまで待ちます。スリープは終了とは異なるため、スリープ中の状態だけで判断しません。

前面と背面で給電状態が異なるパソコンもあります。実際にUSB連動タップをつなぐ一つのポートを決め、そのポートで確認します。終了後も給電が続く場合は、パソコンの取扱説明書や社内IT担当者へ、USB給電設定を変更できるか確認してください。管理対象のパソコンで、BIOSやUEFIの設定を利用者が独断で変更するのは避けます。

連動口へつなぐ機器は4台までに絞る

USB連動タップ TAP-RE2UNには8個の差込口がありますが、すべてが同じ動作をするわけではありません。

  • パソコン本体用: 1個
  • パソコンと一緒に通電を切り替える連動口: 4個
  • パソコンの状態にかかわらず通電する非連動口: 3個

連動口には、パソコンを使わない間に通電を止めてもよく、次回の通電時に通常どおり復帰する機器をつなぎます。候補にしているモニターやスピーカーについて、AC電源を切った後に再び通電したときの動作を、それぞれの取扱説明書で確認してください。

一方、ネットワーク機器、時刻や設定の保持が必要な機器、更新やデータ書き込みを続ける機器は、単に「パソコン周辺にある」という理由で連動口へつなぎません。電源を突然遮断してよいか判断できない機器は非連動口へ回すか、別の壁コンセントへ接続します。

たとえば、パソコン1台、モニター2台、スピーカー1台を連動させる構成なら、連動口は3個使い、1個残ります。ここへ常時通電が必要なネットワーク機器を加える場合は、連動口ではなく非連動口として数えます。機器名を紙へ書き出し、4台と3台の枠へ分けてから配線すると、差し間違いを防げます。

8個口でも合計1500Wを超えない

差込口へ収まる台数と、接続できる消費電力は別に確認します。TAP-RE2UNの定格容量は15A・125Vで、接続機器の合計は1500Wまでです。パソコン本体用、連動口、非連動口につなぐ全機器の消費電力または入力電力を合計します。

たとえば、パソコンが400W、モニター2台が各50W、スピーカーが30W、非連動口の機器が20Wと10Wなら、合計は560Wです。

400W + 50W × 2台 + 30W + 20W + 10W = 560W

これは数え方の例です。実際には各機器の本体表示、ACアダプター、取扱説明書にある値を使ってください。差込口が余っていても、電気ヒーターや電気ケトルなど消費電力が大きい機器をパソコン用タップへ追加しません。

製品評価技術基盤機構(NITE)は、配線器具の事故を防ぐため、接続可能な最大消費電力を超えないこと、電源コードへ無理な力を加えないこと、プラグや差込口のほこりを取り除くことを案内しています。既存の電源タップへ今回の商品を連結して口数を増やす使い方も避けてください。

TAP-RE2UNの仕様を設置場所へ当てはめる

商品ページとメーカー公式情報で確認できる主な仕様は次のとおりです。

  • メーカー品番: TAP-RE2UN
  • 本体寸法: 幅284×奥行100×高さ40mm
  • 差込口: 3P・8個口、抜け止めタイプ
  • 口数の内訳: パソコン本体用1個、連動口4個、非連動口3個
  • 定格容量: 15A・125V、合計1500Wまで
  • 電源コード: 2m
  • 電源プラグ: 3P、3Pから2Pへの変換アダプター付き
  • USB方式: USB電流感知式、USB 1.1・2.0準拠、USB電源消費電流500mA以下
  • 対応機種: USBポートを備えたデスクトップパソコン、ノートパソコン
  • その他の構造: 抜け止め、アース端子、マグネット、ネジ・フック用の仮固定穴

設置場所には、本体の平面寸法だけでなく、8本のプラグと曲げずに出すコードの空間も必要です。幅284×奥行100mmの紙を置いて本体位置を決め、そこから壁コンセントまでの実際の配線経路が2m以内か、ひもやメジャーで測ります。

底面のマグネットを使う場合は、取り付け面に磁石が付くことを実物で確認します。床へ置く場合は、椅子のキャスターや足でコードを踏まず、差込口へほこりがたまっていないか点検できる位置にします。

3Pプラグとアースの接続方法を確認する

電源プラグは3Pです。付属の変換アダプターを使えば2Pコンセントへ差せますが、変換アダプターを使うことと、アース接続の要否を無視することは別です。使用するパソコンや周辺機器の取扱説明書、建物の設備条件に従って接続します。

アース端子の位置や接続方法が分からない場合は、施設管理者または有資格者へ確認してください。アース線を水道管、ガス管、電話線のアース、避雷針へつなぐといった独自の処置はしません。

また、抜け止め差込口は、プラグを差し込んで回すことで不用意に抜けにくくする構造です。導入時は商品説明にある向きと操作を確認し、コードを引っ張って抜こうとしないでください。

1台ずつ追加して起動と終了を試す

最初からすべての機器をつながず、パソコン本体と連動させたい機器1台だけで動作を試します。パソコンを起動し、その機器へ通電したことを確認します。次にファイルを保存してパソコンを終了し、数秒後に連動口への通電が止まるか確認します。

1台目で起動と終了の両方を確認できたら、連動させる機器を1台ずつ追加します。4台を接続した状態でも、各機器が正常に立ち上がり、パソコン終了後に意図どおり止まることまで確認してください。

終了後も連動口が切れない場合は、タップの故障と決めつけず、最初にUSBポートの給電状態を見直します。別のUSBポートを試す場合も、業務に使う最終的な接続先を一つに決め、再起動後や翌日の起動時にも同じ動作になるか確認します。

再通電後に周辺機器が使えるところまで試す

終了時に電源が切れただけでは、連動運用に適合したとはいえません。次の起動時にモニターが入力を認識するか、スピーカーが意図した音量設定で復帰するかなど、各機器が業務へ戻れるところまで確認します。通電しても電源ボタンを押し直す必要がある機器は、自動化できる範囲が限られます。

また、更新処理やデータ保存中にパソコンを終了すると、周辺機器側の処理を待たずに連動口が切れるおそれがあります。利用者には、周辺機器の処理完了を確認してからパソコンを通常終了する順序を示します。強制終了や主電源の一括遮断を日常の停止方法にはせず、異常時は接続機器ごとの取扱説明書と社内の対応手順に従います。

使用するUSBポートがパソコン終了後に給電を止め、通電をまとめたい機器が4台以内なら、このUSB連動タップを候補にできます。まず現在の配線でUSB給電と機器の復帰動作を確認し、条件が合う場合にUSB連動タップ TAP-RE2UNの商品詳細を確認してください

参考資料