会社の傘立ては、在籍人数ではなく、雨天時に同時に置かれる長傘の本数で選びます。全社員分を用意すると大きすぎる一方、普段の出社人数だけで決めると来客分が足りません。
この記事では、会社の傘立てが何本必要か迷っている総務・施設管理担当者へ、出社人数、来客、折りたたみ傘を分けて必要本数を求める方法を説明します。
18本以内に収まる職場の候補は、18本用の折りたたみ式傘立てです。使用時は幅658×奥行269mm、使わないときは厚さ68mmまで折りたためます。
在籍人数ではなく雨天時の最大同時利用数を数える
必要本数は、雨の日に長傘を持って出社する社員と、その時間帯に来訪している人の合計です。テレワーク中の社員、外出中の社員、折りたたみ傘をバッグへしまう人の分まで一律に数える必要はありません。
すでに営業している職場なら、雨の日に現在の傘立てを10時、13時、16時のように数回確認し、最も多かった本数を記録します。一日だけでは曜日や来客予定に偏りが出るため、少なくとも出社人数の異なる雨天日を3日選びます。
記録する項目は、長傘の本数、傘立てへ入らず壁に立て掛けられた本数、受付で預かった本数です。傘立ての中だけを数えると、すでに容量を超えてあふれた傘を見落とします。
3日間の最大値が14本なら、18本用には計算上4枠残ります。最大値が19本なら、18本用を一台だけ置く案は外します。平均値ではなく最大値で判定すると、出社が重なった日に入口へ傘があふれるのを避けられます。
新しい事務所では社員分と来客分を別に見積もる
実測できない新設オフィスでは、次の式で仮の必要本数を出します。
必要本数 = 雨天日に同時出社する社員の長傘 + 同時刻の来客の長傘 + 社用傘
たとえば、雨天日に同時出社する社員が12人、最も来客が重なる時間帯に3人、入口に置く社用傘が2本なら、必要本数は17本です。18本用なら1枠残ります。
ここで使う社員数は、全社員数ではなく、その拠点で同時に働く最大人数です。シフト制なら交代時刻に前後の勤務者が重なる時間を使います。会議室へ6人を招く予定があるなら、普段の一時間あたりの来客数ではなく、その6人が同時に到着する場面で計算します。
晴雨兼用傘を常時置く人や会社の貸出傘がある場合は、その本数も固定枠として加えます。運用開始後は実測値に置き換え、壁への立て掛けが発生した日があれば容量を見直します。
折りたたみ傘は長傘18本の枠へ混ぜない
候補の商品は仕切りごとに長傘を一本ずつ入れる形です。商品ページには折りたたみ傘専用の収納部が記載されていません。短い折りたたみ傘を同じ枠へ入れる前提で本数を増やさないでください。
折りたたみ傘は、濡れたままバッグへ戻す人、傘袋へ入れて自席へ持っていく人、受付で別に預かる人に分かれます。現在の行動を確認し、入口で保管するなら水を受けられる専用容器を別に用意します。
長傘18本と折りたたみ傘5本を置きたい職場で、この傘立て一台を23本用として扱うのは不適切です。必要本数の計算表も「長傘」「折りたたみ傘」「社用傘」に分けると、どの収納が足りないのか判断できます。
幅658×奥行269mmを入口に再現する
18本分の容量が合っていても、入口の通行を狭めるなら設置できません。床へマスキングテープで幅658×奥行269mmの長方形を作り、傘を差す人が立つ場所まで含めて確認します。
奥行900mmの通路へ奥行269mmの本体を壁沿いに置くと、単純計算で残る幅は631mmです。人が傘を出し入れすると、その場所ではさらに通行幅が減ります。数字だけで収まると判断せず、扉を全開にし、出社が重なる時間帯のすれ違い、受付への列、台車の通過を再現してください。
本体の高さは、商品名では483mm、商品ページの仕様欄では482mmと1mmの差があります。棚下や保管庫のように余白が小さい場所では、大きい483mmを基準に採寸し、実物でも確認してください。重量は5.1kgです。避難経路、消火器、配電盤、扉の可動範囲を避け、社内の施設担当者や建物管理者が認めた位置へ置きます。前面には目隠しパネルがあるため、傘を差す向きも商品画像で確認してから設置位置を決めます。
18本用折りたたみ式傘立ての仕様
- 商品番号: UMB-F-18
- 収納本数: 長傘18本
- 使用時寸法: 幅658×奥行269mm、高さは商品名483mm・仕様欄482mm
- 折りたたみ時の厚さ: 68mm
- 重量: 5.1kg
- 本体材質: 粉体塗装したスチール
- 受け皿材質: ナイロン
- 構造: 一本ずつ分ける仕切り、前面の目隠しパネル、取り外し可能な水受けトレー
- 組み立て: お客様組立
傘立てを常設せず雨の日だけ出したい職場では、折りたたみ時の厚さ68mmだけでなく、幅658mmと高さ483mmの物を立てて保管できる場所を先に決めます。清掃用具入れや倉庫の隙間は、扉、棚板、他の備品と干渉しないか測ってください。
雨の日だけ出すなら展開と片付けの担当を決める
折りたたみ式は晴天時に入口を空けられますが、雨が降ってから倉庫を探す運用では間に合いません。天気予報を確認して誰が始業前に展開するか、使用後の水を誰が処理するかを決めます。
水受けトレーは取り外せるため、傘をすべて返却した後に外して水と汚れを処理できます。濡れたまま折りたたんで保管せず、本体とトレーを乾かしてから収納します。片付け場所まで運ぶ経路に段差や階段がある場合は、5.1kgの本体を安全に移動できるかも実物で確認します。
運用開始後は、傘が仕切りの外へ置かれた日付と本数を記録します。原因が容量不足なら大きい傘立てや二台運用を検討し、原因が設置場所の分かりにくさなら受付から見える位置や案内表示を見直します。
容量を超えた日の一時対応を先に決める
必要本数を雨天時の実績から決めても、大きな会議や採用面接が重なる日は一時的に超える可能性があります。空いている仕切りへ無理に複数本を押し込んだり、壁や扉に立て掛けたりせず、受付で預かるか、別の水受け付き容器を出すかを決めておきます。
一時対応用の置き場は、普段の通路や避難経路を狭めない場所にします。受付で預かる場合は、所有者を取り違えない返却方法も必要です。容量超過が繰り返すなら、一時対応を常態化せず、実測の最大値を更新して傘立ての構成を見直します。
仕切りは本数管理に使い、個人識別は別に考える
一本ずつの仕切りは、空きと使用中を見分けるには役立ちますが、傘の所有者を識別する機能ではありません。似た色や透明の傘が多い職場では、傘立ての容量が足りていても取り違えが起こり得ます。
鍵付きや番号管理が必要な施設では、このスリム型に識別機能を後付けする前提にせず、必要な管理方式を備えた傘立てと比較します。社内だけで使うか、不特定の来訪者も使うかで、本数の次に優先する機能が変わります。
最大18本に収まり、入口の奥行を確保できるかで決める
会社の傘立てが何本必要かは、雨天時に同時に置かれた長傘の最大本数を基準にします。新設時は、同時出社する社員、来客、社用傘を足し、折りたたみ傘は別の収納として扱います。
最大本数が18本以内で、幅658×奥行269mmの設置範囲と出し入れする人の立ち位置を確保できるなら、この18本用は候補になります。晴天時に片付ける場合は、厚さ68mmへ折りたたんだ本体の保管場所と、水受けトレーを乾かす運用まで決めてください。