オフィスの電源タップは何個口必要?10個口を選ぶ前の数え方

オフィスの電源タップの口数が足りない人向けに、必要口数と消費電力の数え方を解説。10個口・5mの電源タップを候補に、1500W上限、ACアダプタの干渉、配線経路、設置方法の判断基準が分かります。

オフィスの電源タップは何個口必要?10個口を選ぶ前の数え方

デスクトップパソコン、モニター、充電器を追加するたびに電源タップの差込口が足りなくなっても、電源タップを継ぎ足して口数だけを増やすのは避けます。必要な口数と消費電力は別々に数え、壁コンセントから機器までを1本のタップでつなげられるか判断してください。

この記事では、オフィスの電源タップの口数が足りない人へ、常設機器の数え方、合計1500Wの確認、ACアダプタ同士の干渉、5mコードの配線経路を説明します。

具体的な候補は、10個口・コード長5mの電源タップ T-KF04-21050BKです。上面5個口と側面5個口に分かれ、差込口の中心間隔は最短40mm、各面の端は57mmあります。

使う機器を「常設」と「一時利用」に分ける

最初に、電源タップへ同時につなぐ機器を一つずつ書き出します。机の上だけでなく、足元や引き出しの奥にあるACアダプタも含めてください。

たとえば、デスクトップパソコン1口、モニター2口、ドッキングステーション1口、固定電話1口、デスクライト1口、スマートフォン充電器2口を同時に使うなら、必要なのは8口です。ここへ来客用の充電器を一時的につなぐなら9口になります。10個口なら残りは1口です。

使っていない充電器や接続先が分からないプラグは、口数へ含める前に取り外します。反対に、掃除機のように壁コンセントへ直接つなぐ機器は、常設タップの必要口数へ加えません。実際に同時使用する最大数で数えることが大切です。

10個挿せても合計1500Wまで

差込口の数が足りていても、接続する機器の消費電力合計が電源タップの定格を超えてはいけません。この商品の定格は125V・15Aで、合計1500Wまでです。

各機器の本体、ACアダプタ、取扱説明書にある消費電力または入力電力を確認し、同時に使う機器の値を合計します。仮にパソコンが300W、モニター2台が各40W、ドッキングステーションが100W、固定電話が10W、デスクライトが20W、充電器2台が各30Wなら、合計は570Wです。これは計算例なので、実際の判断には使用中の機器に記載された値を使ってください。

電気ストーブ、電気ケトル、電子レンジなど消費電力の大きい機器を、パソコン用の電源タップへ追加しないでください。製品評価技術基盤機構(NITE)は、複数のタップを連結しないこと、接続可能な最大消費電力を超えないことを注意点として示しています。

ACアダプタは幅と向きまで並べて確認する

細いプラグを10個挿せる配置でも、横幅のあるACアダプタが隣の差込口をふさぐと、実際に使える口数は減ります。購入前に使用するプラグとACアダプタを机上へ並べ、差込方向と本体幅を測ります。

T-KF04-21050BKは上面5個口、側面5個口の二面配置です。差込口の中心間隔は最短40mmで、各面の端にある1個口は57mm離れています。幅の大きいACアダプタを端の57mm間隔へ置き、細いプラグを40mm間隔側へ置けるかを確認します。

二面に分かれているため、上面から出すコードと側面から出すコードの方向も決められます。ただし、本体寸法は幅295×奥行43×高さ38mmです。側面へプラグを挿す場合は、本体の高さ38mmだけでなく、プラグと曲げないコードの分まで設置面から離す必要があります。

5mは直線距離ではなく配線経路で測る

コード長は約5000mmです。壁コンセントと電源タップを直線で結ぶ距離ではなく、壁際、机の脚、天板下など、実際にコードを通す経路に沿ってメジャーで測ります。

たとえば、壁コンセントから床に沿って1.2m、机の脚まで2.1m、脚に沿って0.7m、天板下で設置場所まで0.6mなら、必要な長さは合計4.6mです。5mコードの残りは0.4mなので、プラグの抜き差しや机の移動に必要な長さを確保できるか判断できます。

余ったコードは強く束ねたまま使わず、椅子のキャスターや家具の脚で踏まない経路へ置きます。NITEは、コードを束ねると熱が逃げにくくなることや、踏みつけ・屈曲が発熱や発火につながるおそれを示しています。5mを大幅に余らせる配置なら、長さの短い別製品も比較してください。

吊るす場所とプラグへ手が届く位置を決める

本体には、展開できる脚パーツに直径10mmの吊り穴と直径5mmのネジ固定穴があり、底面にはダルマ穴があります。机の横や壁面へ吊るせば、床へ直置きせずに使えます。

ただし、商品ページでは、家屋や家具へネジ留めする場合は電気工事士による施工が必要と案内されています。無断で家具へネジを打たず、建物管理者と設置方法を確認してください。吊り穴を使う場合も、約0.6kgの本体にプラグとコードの重さが加わるため、固定部の耐荷重と抜き差し時にかかる力を見込みます。

設置後にプラグが見えなくなる位置は避けます。差し込みの緩み、ほこり、コードの傷を点検でき、異常時にプラグを持って抜ける場所を選んでください。床清掃の水分がかかる場所にも置きません。

T-KF04-21050BKの仕様

  • 品番: T-KF04-21050BK
  • 本体外寸: 幅295×奥行43×高さ38mm(コード部分とプラグ部分を除く)
  • 重量: 約0.6kg
  • 差込口: 2ピン、10個口(上面5個口、側面5個口)
  • 差込口の中心間隔: 最短40mm、各面の端は57mm
  • プラグ: 2ピン、スイング式、絶縁キャップ付き
  • コード長: 約5000mm
  • 定格: 125V・15A、合計1500Wまで
  • 安全機能: 雷ガード、ほこり防止シャッター、二重被覆コード
  • 設置用構造: 回転脚の吊り穴・ネジ固定穴、底面のダルマ穴
  • 付属品: 固定用タッピングネジ3本

10個口電源タップの商品画像と詳細を確認する

壁コンセント側の回路も設備担当者へ確認する

電源タップへ接続する機器が定格内でも、同じ壁コンセントや同一回路へ別の席の機器がつながっている場合があります。タップ単体の合計だけを見て、建物側の回路に余裕があるとは判断できません。複数席へまとめて導入する、暖房器具や給湯機器と近い回路を使うといった場合は、設備担当者へ接続先を確認します。

ブレーカーが繰り返し動作するから別の差込口へ移す、という対応も避けます。原因を確認せず接続先だけ変えると、過負荷や機器異常を見えにくくするためです。パソコン周辺機器用という用途を固定し、消費電力の大きい機器を後から追加しない表示を付けます。

口数を増やした後こそ点検しやすくする

多くのプラグを一か所へ集めると、奥側の緩みやほこりへ気づきにくくなります。電源タップを収納箱の奥へ密閉せず、差し込み状態とコード全体を目視できる位置へ固定します。清掃時にプラグ周囲のほこりを確認し、コードが家具へ挟まれていないかも見ます。

機器を入れ替えたときは、空いた口へそのまま新しい機器を挿すのではなく、接続一覧と消費電力を更新します。どのプラグがどの機器か分かる表示をコード側へ付ければ、異常時に対象機器だけを外しやすくなります。異常な熱、変色、焦げたにおい、被覆の傷がある場合は使用を止め、自己判断で補修しません。

雷ガードを日常の過負荷対策と混同しない

商品には雷ガードがありますが、口数超過や接続機器の合計電力、コードの踏みつけを管理しなくてよい機能ではありません。ほこり防止シャッターや絶縁キャップも、定期清掃と差し込み確認の代わりにはなりません。

安全機能の名称を購入理由にする前に、現在の配線で起きている問題を切り分けます。足りないのが差込口だけで、定格、配線経路、設置方法がすべて成立するときに、口数の多いタップへ置き換える意味があります。

同時使用が10口以内、機器の消費電力合計が1500W以内で、5mの配線経路とACアダプタの配置が成立するなら、この電源タップは口数不足を1本で解消する候補になります。口数を増やすために既存タップへ連結するのではなく、現在つないでいる機器を整理してから置き換えてください。

T-KF04-21050BKを確認する

結論

T-KF04-21050BKを候補にできるのは、既存タップを置き換えて一つの壁コンセントから配線でき、全機器の定格と建物側の回路を確認できる場合です。タップの連結が必要、コードが余って束になる、点検できない場所へ隠す場合は、別の配線計画を選びます。

接続機器と設置位置が決まったら、現行仕様を商品ページで確認してください。

参考資料