オフィスの自動販売機や休憩室の近くで、ペットボトル用ゴミ箱だけが回収日前にあふれていませんか。必要な容量は社員数だけでは決まりません。出社率、飲料を買う人の割合、容器をつぶす運用、回収間隔によって、同じ人数でもたまり方が変わります。
そこで購入前に、現在使っている袋一つを基準に一回の回収量を測ります。この記事では、オフィスのペットボトル用ゴミ箱を探す総務・施設担当者に向けて、実測した量を67Lのペットボトル用トラッシュボックスへ当てはめる方法と、設置面、投入口、袋交換の条件を説明します。
容量は社員数ではなく一回の回収量で決める
「社員が50人だから何L」と人数だけで容量を決めると、出社人数や購入本数の変化を拾えません。まず、現在のペットボトル回収袋に交換日と時刻を書き、通常の勤務日を含む一週間で次の三点を記録します。
- 袋を交換した日時
- 交換時の満ち具合
- その間の出社人数と、社内イベントなど一時的に本数が増えた要因
月曜の朝から金曜の夕方まで一袋を使う職場と、毎日夕方に交換する職場では、必要な一槽の容量が異なります。担当者が不在になる曜日も含め、最も長い回収間隔で袋がどこまで満ちるかを見てください。
500mLの容器が十本だから5Lという計算は使えません。表示容量は飲料の中身の量であり、捨てた容器の間には空間ができます。銘柄や容器の形、つぶすかどうかでも占有量が変わるため、実際の袋で測るほうが購入判断に直結します。
70L袋で一回分を再現する
今回紹介する商品は容量67Lで、市販の70L用ゴミ袋に対応します。候補にする前に、職場で使う予定の70L袋へ、普段どおりの方法で一回の回収分を入れてみます。
袋の口を縛れる位置を上限とし、押し込まなければ収まらない場合は「一袋に入った」と数えません。袋が投入口の内側まで盛り上がる運用では、次の人が投入しにくくなり、交換時にも口を閉じにくくなります。
一回分が70L袋一つへ収まり、回収予定を一日延ばしてもあふれないなら、67L一槽を検討できます。通常日の途中で一袋を超える場合は、同じ容器を複数置く、回収回数を増やす、より大きな容量を比較する、のいずれかを先に決めましょう。
容器をつぶす運用は実際に続くか確認する
測定時だけ容器をつぶすと、導入後の量を少なく見積もります。職場でつぶして回収するなら、誰が、どこで、どの状態まで処理するのかを決め、その方法を一週間続けた袋で測ってください。
飲み残しの処理やキャップ・ラベルの分別は、自治体や回収事業者、建物の管理ルールに合わせます。ゴミ箱の表示だけで運用を決めず、現在の回収先が求める分け方を確認してから、投入口に示す内容を決めます。
幅460×奥行460mmの置き場所を床で再現する
本体の設置面は幅460×奥行460mmです。段ボールやマスキングテープで460mm四方を床へ再現し、自動販売機の取り出し口、休憩室の扉、冷蔵庫などの操作範囲と重ならないかを確認します。
本体高さは870mmです。壁のスイッチ、掲示物、窓の開閉部を隠さない位置を選びます。アジャスターでがたつきを調整できる仕様ですが、段差をまたいで設置するための機能ではありません。四隅が同じ床面へ載る場所を候補にしてください。
人が飲み物を買う列と袋を交換する作業場所が重なると、満杯になる時間帯ほど回収しにくくなります。床の四角だけでなく、正面に立って中容器を扱える範囲も空けておきます。
投入口に普段の容器が通るかを見る
投入口は幅266×高さ164mmです。一般的な飲料用ペットボトルを対象にする場合でも、職場で実際に捨てられている容器を三種類ほど選び、最も太い部分と高さを測ります。
投入時には容器を横へ向けることもあります。寸法上通るだけでなく、片手で自然に入れられる向きかを確かめてください。大型容器や変形した容器が投入口に引っ掛かるなら、対象を小型飲料容器に限定して表示するか、別形状の投入口を持つ商品を比較します。
ペットボトル用であることは付属シールで表示できます。実際の回収区分と合う文言かを確認し、利用者が正面から見つけられる位置へ貼ります。近くに缶や一般ゴミの容器も置く場合は、投入口の形だけに頼らず、各容器の表示と並び順を固定しましょう。
異物が入ったときの扱いを回収先と決める
容量に余裕があっても、缶、紙コップ、液体の残った容器が混ざると、回収時に選別作業が増えます。導入前に、回収事業者や建物管理者へ、異物を見つけたときに現場で取り除くのか、袋ごと別区分へ回すのかを確認してください。担当者が素手で袋の中を探す運用にはしません。
飲み残しを捨てる場所がゴミ箱から離れている場合、表示を増やすだけでは混入を防ぎにくくなります。流しや液体回収容器を先に使ってから捨てる流れを案内し、その流れを作れない設置場所なら、飲料を消費する場所の近くへ移すか、管理者が確認しやすい位置を選びます。
回収が予定どおり行われなかった日の代替も決めます。袋を本体の横へ置き始めると通路を狭め、分別表示も機能しません。予備の袋を置く場所、満杯を知らせる相手、一時保管できる場所をあらかじめ定め、回収再開まで投入口を閉鎖する条件も共有します。この代替場所を用意できないなら、容量を増やす前に回収体制を見直すほうが適切です。
67Lペットボトル用トラッシュボックスの仕様
テラモトのペットボトル用トラッシュボックスは、ステンレス製の本体へ樹脂製の中容器を収める完成品です。主な仕様は次のとおりです。
- 本体外寸: 幅460×奥行460×高さ870mm
- 中容器外寸: 幅410×奥行435×高さ525mm
- 投入口: 幅266×高さ164mm
- 容量: 67L
- 本体重量: 16kg
- 対応袋: 市販ゴミ袋70L用
- 材質: 本体はステンレス、投入口と中容器はポリプロピレン(再生樹脂)
- 調整部: アジャスター付き
- 付属品: 分別表示用シール1枚
- 組み立て: 完成品
本体重量16kgに回収物の重さが加わるため、満杯の状態で本体ごと集積場所へ動かす前提にはしません。中容器または袋を取り出し、現在の回収経路へ運べるかを確認します。通路に扉や階段がある場合は、70L袋を満杯まで詰めずに口を閉じられる量で交換する運用が必要です。
ステンレス製でも、職場で使う洗剤や清掃方法がすべて適合するとは限りません。飲み残しによる汚れを想定し、販売元へ手入れ方法を確認してから清掃手順を決めてください。
一週間の試行で回収担当まで決める
容量を測る一週間は、袋交換の担当と予備担当も試します。誰かが気づいたら交換する運用では、満杯のまま放置されても原因を容量不足と担当不在に分けられません。
交換の基準を「毎週何曜日」だけにせず、「袋の口を閉じられる位置へ達したら」のように状態でも決めます。記録した最長の回収間隔でも70L袋一つに収まり、460mm四方と正面の作業域を確保できるなら、この67L商品を候補にできます。どちらかを満たさない場合は、回収頻度または設置数を変えてから商品を選び直しましょう。