文具や充電器、仕事で使うファイルを机に置きっぱなしにせず、自分の席の近くへしまいたい。その用途なら、3段シリンダー錠付きオフィスワゴン
が候補です。幅390×奥行510×高さ600mmで、一つの鍵操作で引き出し全段を施錠するオールロック機能があります。
選ぶときは、何を入れるかと、全段を一緒に閉じてよいかを先に決めます。小物とファイルを分けてしまう収納なので、通勤バッグごと入れたい場合や、一部の段だけを共用にしたい場合には、目的と合うか確認が必要です。
全段を一緒に施錠する使い方が合うか
シリンダー錠は物理鍵で開け閉めする方式です。このワゴンのオールロックは、各段に別々の鍵を掛けず、一度の操作で全段をまとめて施錠します。上段の文具も下段のファイルも同じ利用者が使い、離席時には全部閉じたい固定席で考えやすい構成です。
反対に、上段はチーム全員が使う文具、下段は自分の私物という入れ方では、施錠すると共用品も取り出せなくなります。上段だけ常時開け、下段だけ鍵を掛ける使い方を求めるなら、このオールロック方式とは合いません。共用品を別の場所へ移せば成立するか、段や区画を分けて管理できる収納が必要かを考えます。
鍵を持つ人が日替わりになる共用席では、受け渡しも増えます。一人に割り当てる場合は本人用の鍵と予備鍵の保管を決め、交代で使う場合は誰が現在の鍵を持つか分かる形にします。付属する鍵の本数や追加手配の条件は今回確認した商品本文に明記されていないため、必要本数が決まっていれば販売元へ確認してください。
施錠できることから、金庫と同じ保管性能まで期待するものではありません。職場で保管方法が指定されている書類などは、その決まりに従います。ここでは、日常用品の定位置を自分の席に作る収納として検討します。
鍵の方式を決める前に、離席中もほかの人が取り出す物を洗い出します。例えば、自分の充電器と来客対応用の文具を同じワゴンに入れると、来客のたびに持ち主を探すことになります。私物と共用品を分けるだけでオールロックが合う場合もあるので、鍵の数や収納段数を増やす前に、実際の取り出し手を決めると判断しやすくなります。
バッグではなく、入れる物を3段の内寸に振り分ける
3段は高さが違います。上段の内寸は幅330×奥行392.5×高さ55mm、中段は同じ幅・奥行で高さ70mm、下段は高さ245mmです。小物を上・中段、ファイルを下段へ分ける使い方が基本になります。
例えば、高さ65mmの充電器ケースを閉じた状態で入れる計画なら、上段55mmには入りません。中段70mmなら高さだけの計算では5mmの差がありますが、ケースを持つ場所や出し入れの動きまで足りるかは別です。これはケース寸法を仮定した例なので、実際にしまう箱やポーチで測って比べます。
A4対応と案内されていますが、A4の紙が入ることと、すべてのA4ファイルがどの向きでも入ることは同じではありません。見出し、背表紙、留め具を含むファイルの外寸を測り、下段の幅330・奥行392.5・高さ245mmへ、どの向きで収めるかを考えます。高さ245mmを超える辺を縦にして立てる計画にはできません。
ペントレー1個と仕切り板2枚が付属します。文具を取り出す位置や、ファイルを分ける用途には使えますが、その部品を入れた後も予定の物が収まるかを見ます。天板の幅390mmを引き出しの収納幅として使わず、必要な段の内寸と照合するのがポイントです。
上段と中段は見た目が似ていても、55mmと70mmの差で収まる物が変わります。先に「文具は全部上段」と分類せず、厚みのある物だけを取り出し、置く向きと高さを比べてください。ケーブル付きの充電器は、本体の高さだけでなく束ねたコードの盛り上がりも含めます。収納ケースを新たに足すなら、そのケースの外寸で照合し直す必要があります。
下段のファイルは、入る向きに変えた結果、見出しが見えなくならないかも見ます。上からタイトルを読めれば取り出せる用途と、背表紙を並べて探したい用途では、同じ容量でも便利さが違います。空のファイルだけを並べるより、書類を入れた普段の厚みで配置を考える方が、必要な一冊を取り出せるかを確かめやすくなります。
バッグやリュックは、持ち手と中身を含めて収まるかを確認します。寸法が合わない物を押し込む前提にせず、中の小物を分けて収納できるかを考えてください。バッグを丸ごと施錠保管することが目的なら、そのための大きな一区画を備えた収納が比較対象になります。
高さ600mmが入っても、足元が残るとは限らない
机下へ置く場合は、床から最も低い補強材・引き出し・配線トレーまでの高さを測ります。机の天板表面が700mmでも、その下にワゴン高600mmが収まるとは限りません。ワゴンを出し入れする経路の途中に低い部品がないかも見ます。
幅は机の脚の内側など、実際に使える開口を測ります。例えば開口幅900mmの片側へ390mmのワゴンを置けば、単純な残り幅は900−390=510mmです。この510mmが、その人の椅子や足の動きに十分な幅だという意味ではありません。椅子に座って、肘掛け、すね、つま先が当たらないかを試します。
奥行510mmも、机の前端から後ろの幕板・配線までの空きと比較します。天板の奥行が700mmだから余裕がある、とは決めません。後ろに幕板があると手前へ出ることがあり、椅子を引く場所との関係も変わります。
置いた状態を比べるなら、390×510×600mmの範囲を段ボールなどで再現し、座る・立つ・椅子を戻す動きを試す方法があります。これは配置の検討であり、実ワゴンの開閉や移動を試したことにはなりません。足元を狭めるなら机の外へ出せるか、より細い収納が必要かを判断します。
左右どちらへ置くかは、空いている側だけで決めないようにします。椅子に座ったまま上段の文具を取る位置と、下段を大きく開けてファイルを持ち上げる位置を分けて考えます。ワゴンを机の奥へ引っ込めるほど足元が広くなるとは限らず、取っ手へ手が届きにくくなることもあります。頻繁に使う段を無理なく開けられる位置を先に取り、その位置で足元が残るかを確認します。
引き出しを開ける場所と、重さの条件をそろえる
フルオープン収納でも、手前に椅子があれば奥の物を取れません。商品本文には最大まで引き出したときの前方への張り出し寸法が明記されていないため、内寸奥行392.5mmをそのまま必要な空間と置き換えないでください。前方の余地が限られる場合は、最大開放時の寸法を販売元へ確認します。
キャスターは4個、うちストッパー付きが2個で、下段には補助キャスターもあります。下段を引く範囲に厚いマットや床の段差がある場合は、その位置関係も確認対象です。補助キャスターがあることを、どんな床でも同じように使える保証にはしません。
耐荷重は上段・中段各5kg、下段10kg、天板10kgで、全体は天板と引き出しを含め30kgです。例えば全体で20kgに収まっていても、中段一つへ6kgを入れると、その段の上限5kgを超えます。全体の重さと、段ごとの重さの両方を確認してください。
本体重量は16.1kgです。収納を増やすと移動時の重さも増えるので、机下で少し位置を動かすことと、荷物を入れたまま別室へ運ぶことを同じように考えません。鍵付き3段ワゴンの商品詳細を確認する
際は、収納する物だけでなく、どの引き出しをどこで開くかまで決めておくと選びやすくなります。
天板を空けて戻せる、一人分の収納にする
天板にも10kgまで載せられますが、本体高600mmに物の高さが加わると机下へ戻せなくなる場合があります。机下収納として選ぶなら、天板を常設の物置に数えず、3段の中に予定の物が収まるかで判断する方が目的に合います。
使い始めの配置を考えるなら、朝に出す物、作業中に出し入れする物、終業時にしまう物を分けます。終業時だけ使うファイルで上段を埋めず、日中に触る文具を手前で扱える位置へ置く、といった分け方ができます。毎回机上に残る物があるなら、その物が内寸に入らないのか、戻すのにほかの物を動かす必要があるのかを区別します。段数の多さより、一日の終わりに全段へ戻せる収納計画かが、私物を片付ける目的に関わります。
このワゴンが候補になるのは、一人分の日常用品とファイルを内寸に合わせて分け、全段をまとめて施錠できる使い方です。そのうえで、机下の開口と足元、引き出しを開く場所が成立することを確認します。
収納したい物を上段・中段・下段へ振り分けてから、3段シリンダー錠付きオフィスワゴンを確認する
と、必要な容量と鍵の方式を一緒に比較できます。選択する商品がシリンダー錠タイプであることも確認してください。
寸法・耐荷重・付属品の出典:3段シリンダー錠付きオフィスワゴン 商品ページ(オフィスコム)
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