オフィスの郵便物仕分けで足が疲れるとき|600×450mmマットを選ぶ条件

メール室で立ったまま郵便物を仕分け、足腰の疲れが気になる総務・庶務担当者へ。疲労軽減マットを使う前の作業改善、600×450mmが合う立ち位置、段差や通路の確認方法を解説します。

オフィスの郵便物仕分けで足が疲れるとき|600×450mmマットを選ぶ条件

総務や庶務の担当者がメール室で郵便物を仕分けていると、短時間の作業でも、件数が多い日は立ちっぱなしになることがあります。硬い床の同じ位置で作業を続けるなら、作業方法や休憩を見直したうえで、足元へ弾力のあるマットを置く方法が候補です。

この記事では、厚生労働省の委託事業で作成された腰痛予防テキストをもとに、オフィスの郵便物仕分けへ応用できる範囲を整理します。そのうえで、幅600×奥行450mmの疲労軽減マットが作業場所に合うか、購入前に判断する方法を説明します。

公的資料が示す立ち仕分け作業の対策

中央労働災害防止協会が厚生労働省の委託を受けて2010年に作成した「運送業務で働く人のための腰痛予防のポイントとエクササイズ」は、運送業務の従事者や、重量物の取扱いなど類似作業に従事する人を対象にした資料です。

資料は、物流拠点で立ったまま仕分けを続ける場合、長時間にわたる同一姿勢が腰部への負担になると説明しています。対策として、足元に弾力のある素材のマットなどを敷くことと、定期的に作業を中断して小休止や休息を取ることを挙げています。

ここでの対象は、集荷センターなどで荷物を扱う運送業務です。オフィスで封筒や社内便を仕分ける作業を直接調査した資料ではありません。また、特定のマットの厚さや寸法を指定した資料でもありません。

オフィスのメール室へどう当てはめるか

物流拠点とオフィスでは、荷物の重さ、作業時間、設備が異なります。一方、決まった場所に立ち、正面の台で宛先を確認しながら複数の区分へ振り分ける動作には共通点があります。

そのため今回の記事では、次の条件が重なるメール室を対象にします。

  • 郵便物や社内便を立ったまま仕分けている
  • 作業位置がほぼ一か所に決まっている
  • 床が硬く、足元に弾力がない
  • 仕分け台の高さや区分棚の配置を見直しても、足腰の疲れが残る
  • マットを通路から外して置ける

資料から「マットさえ敷けば腰痛を予防できる」とは断定できません。まず連続作業を短くする、郵便物を体の近くで扱えるようにする、仕分け先を手の届く範囲へ配置するなど、作業全体を見直します。マットは、そのうえで足元の硬さへ対処する追加策として考えます。

疲労軽減マットを選ぶ条件

今回の利用場面から、商品ページと設置場所の実測で確認できる条件へ変換します。

両足を置ける幅と奥行がある

普段の立ち位置へ養生テープなどで幅600×奥行450mmの枠を作り、両足が自然に収まるか確認します。仕分け中に左右へ一歩ずつ動くなら、この寸法では足りない可能性があります。

マットの外へ頻繁に踏み出す状態では、作業の動きと大きさが合っていません。立ち位置が固定された小さな仕分け台へ向く寸法として検討します。

厚み17mmを置いても段差が邪魔にならない

マットは床との間に段差を作ります。郵便物を持って歩く経路、台車の経路、出入口の近くへ置かず、作業者が定位置へ入るときの動線も確認します。

厚さと床の状態を再現するため、購入前は17mmに近い板や重ねた段ボールを仮置きしません。段ボールは滑ったりつぶれたりして危険なためです。代わりに設置範囲と動線をテープで示し、17mmの段差ができることを作業者へ説明して、干渉する扉や台車がないか確認します。

床の用途に合う材質と機能がある

乾いた室内のメール室でも、飲み物、清掃用の水、インクなどが付く可能性があります。商品ページで材質、耐水性、表面形状を確認し、清掃方法は販売元またはメーカーへ確認します。

表面に滑り止めを意図した加工があっても、濡れ、油、ほこり、床材との組み合わせによって状態は変わります。設置後もずれや反りがないか点検する前提で選びます。

条件に合う幅600×奥行450mmのマット

疲労軽減マット SNC-MAT4は、立ち位置がほぼ固定された作業場所へ置きやすい小型のマットです。

商品ページで確認できる仕様は次のとおりです。

  • 本体寸法: 幅600×奥行450×厚さ17mm
  • 重量: 0.84kg
  • 材質: ゴム化ジェルフォーム
  • 耐熱温度: -5~60度
  • 防炎、抗菌性能試験基準合格品
  • 表面: エンボス加工
  • 商品番号: SNC-MAT4

商品ページでは、ゴムのクッション性によって体圧を分散し、足腰の疲労を軽減する製品として案内されています。一方で、疲れの感じ方には個人差があり、医薬品や医療器具ではないという注意書きもあります。

したがって、腰痛の治療を目的に選ぶ商品ではありません。メール室の硬い床と同じ立ち位置での仕分けという環境条件に対して、弾力のある足元を作る候補として扱います。

SNC-MAT4の商品詳細を確認する

600×450mmが足りるかを購入前に試す

床へ幅600×奥行450mmの枠を作り、普段と同じ量の郵便物を使わずに、仕分け動作だけを再現します。個人情報を含む郵便物を試用のために持ち出す必要はありません。空の封筒や不要紙で動きを確認できます。

次の点を見ます。

  • 両足が枠内に自然に収まる
  • 宛先を確認するときに、枠の外へ大きく踏み出さない
  • 左右の仕分け箱へ無理なく手が届く
  • 振り返るときに足を枠の端へ引っかける動きがない
  • 通路、扉、台車の動線と重ならない
  • 仕分け台へ近づくためにマットをまたぐ必要がない

枠から何度も出るなら、SNC-MAT4では小さいと判断できます。商品名の「疲労軽減」だけで選ばず、担当者の足の位置と作業範囲を優先してください。

マットだけに頼らず仕分け台も見直す

足元へ弾力を加えても、台が低くて前かがみになる、仕分け箱が遠くて腰をひねる、長時間休まず続けるといった問題は残ります。

資料の考え方をメール室へ当てはめるなら、次の対策も同時に検討します。

  • 郵便物を体の近くへ置く
  • よく使う仕分け先を正面から手が届く位置へ集める
  • 低い箱を床へ置かない
  • 一人が長時間続けず、作業を区切る
  • 作業の合間に小休止を取る
  • 疲れや痛みが続く場合は職場の健康管理担当者へ相談する

マットは作業台の高さや休憩の代わりにはなりません。足元、作業姿勢、作業時間を一緒に確認することで、何を変えるべきか判断しやすくなります。

600×450mmは一人分の定位置として考える

この寸法は、一人が仕分け台の正面に立つ場所を作るための大きさです。二人が横並びで郵便物を扱う作業台では、一枚を共有しようとすると、どちらかの足が外へ出やすくなります。

二枚を並べる方法もありますが、中央に継ぎ目ができ、マット同士がずれれば新たな段差になります。複数人が同時に作業するなら、一人ずつの立ち位置を離して置けるか、作業範囲を覆う大判マットが必要かを先に判断します。

重量0.84kgなので位置のずれを毎日確認する

SNC-MAT4は重量0.84kgです。清掃時に持ち上げやすい一方、台車や靴が端へ当たったあとも同じ位置に残るとは限りません。床へ目印を付け、始業時にマットが通路側へ動いていないか確認すると、決めた立ち位置を保てます。

マットの下にごみや水分が入った場合は、表面だけでなく床との接触面も清掃します。清掃方法は材質によって異なるため、使用できる洗剤や乾燥方法を販売元へ確認し、濡れたまま床へ戻さないようにします。

導入後は作業者の動きが変わったかを見る

設置直後の感触だけで効果を判断せず、実際の仕分け作業を数日行い、枠外へ踏み出す回数、端へ足を引っかける場面、作業後の疲れ方を担当者から聞き取ります。マットを避けるような立ち方になった場合は、寸法か設置位置が作業に合っていません。

異常があれば使用を続けず原因を分ける

表面の破れ、端の反り、床に対するずれ、落ちにくい汚れが見つかった場合は、置き場所へ戻して使い続けず、いったん使用を止めます。マット自体の状態だけでなく、床の水分やごみ、台車の接触、清掃方法など、変化が起きた原因を確認します。

担当者が違和感を報告しても「疲労軽減用だから問題ない」と扱うと、商品の目的が点検を省く理由になってしまいます。使用を再開する人と判断方法を決め、販売元へ確認が必要な状態は管理担当者へ引き継ぎます。

また、足腰の痛みが続く場合は、マットの交換だけで解決しようとしません。職場の健康管理担当者へ相談し、作業姿勢、連続作業、担当の分け方を含めて見直します。商品ページにも疲れの感じ方には個人差があり、医薬品や医療器具ではない旨が記載されています。

足の疲れが残る場合も、すぐにマットを追加するのではなく、仕分け台の高さ、箱までの距離、連続作業時間を再確認します。幅600×奥行450mmの範囲で一人が作業でき、通路へ17mmの段差を出さずに置けるときに、このマットの小ささを活かせます。

幅600×奥行450mmの疲労軽減マットを確認する

参考資料