会社の昼休みに自席で休む|フットレスト付きチェアの展開空間

会社の昼休みに自席で短く休みたい人向けに、収納式フットレスト付きチェアの選定方法を解説。足置きと背もたれの展開空間、最低座面高455mm、机や通路との干渉を確認できます。

会社の昼休みに自席で休む|フットレスト付きチェアの展開空間

休憩スペースが遠い、または席を離れにくい職場では、昼休みに自席で姿勢を変えたいことがあります。しかし、仕事用の椅子は背もたれを倒せても、脚を前へ伸ばす場所がなければ休憩姿勢を取りにくいものです。

収納式フットレスト付きのオフィスチェアなら、作業中は足置きを収め、休憩時だけ引き出せます。ただし、足置きの有無だけで選ぶと、机や隣席に当たって展開できない、最低座面高が体に合わない、といった不一致が起こります。

この記事では、ヴィクトス オフィスゲーミングチェアを例に、通常作業と短時間休憩の両方を成立させるための確認方法を説明します。

休憩姿勢を取る場所は机の下だけではない

フットレストを使うときは、座面の前から足置きがせり出し、脚も前方へ伸びます。背もたれを倒せば、椅子の後ろ側にも空間が必要です。通常時に幅730×奥行750mmの本体が収まるだけでは、休憩時の配置まで成立したとはいえません。

まず、自席で休むときの向きを決めます。机へ正対したまま足置きを出すなら、机の幕板、配線トレー、引き出し、デスク下のワゴンに当たらないかを確認します。椅子を後ろへ引いて使うなら、通路や隣席へ張り出さない位置が必要です。

商品ページにはフットレスト展開時や最大リクライニング時の外寸が記載されていません。購入先へ展開時の前後寸法を確認し、その長さを床へテープで示してください。寸法を確認できないまま、通常時の奥行だけから設置可否を決めないようにします。

足置きと背もたれを動かす順番まで試す

ヴィクトスは収納式フットレストと、最大135度までの4段階リクライニングを備えています。休憩時は、椅子を作業位置から離し、周囲を確認してから足置きと背もたれを動かす運用が考えられます。

導入前には、床へ再現した範囲で次の動きを順に試します。

  • 椅子を机から離す
  • 足置きを引き出し、脚を載せる
  • 背もたれを使いたい角度まで倒す
  • 休憩後に背もたれを戻し、足置きを収納する
  • 椅子を作業位置へ戻す

この間にキャスターが通路へ出る、背もたれが壁や収納へ当たる、足先が机の部材へ触れる場合は、休憩時の向きか席の配置を変えます。足置きを出したまま立ち上がる運用は避け、収納を確認してから席を離れる手順にすると、足元への張り出しを残しにくくなります。

最低座面高455mmが通常作業に合うかを先に見る

休憩機能が合っても、普段の入力作業で足が床につかなければ仕事用の椅子としては選びにくくなります。この商品の座面高は455~530mmです。

現在の椅子へ座り、膝裏を圧迫せず足裏を床へ置ける座面高を測ります。455mmより低い位置が必要な人は、収納式フットレストを通常作業中の足置きとして代用する前に、別の低座面チェアを検討してください。収納式の足置きは、休憩時に脚を伸ばす機能として商品ページで案内されているためです。

座面高を合わせたら、肘を自然に曲げた位置と机の天板高も比較します。座面を上げなければキーボードへ届かず、上げると足が床から離れる場合は、椅子だけでなく机の高さや外付けの足置きも含めた調整が必要です。

座面スライドは作業姿勢で調整する

このチェアは座面スライド、上下・角度を変えられる2Dヘッドレスト、前後・上下・角度を変えられる3Dアームレスト、独立式ランバーサポートを備えています。調整箇所が多いため、休憩姿勢だけを基準に固定すると、通常作業へ戻ったときに合わないことがあります。

最初に、背もたれを起こした作業姿勢で座面高と座面の前後位置を決めます。座面先端が膝裏へ強く当たらず、背中を背もたれへ預けられる位置を探します。次に肘掛けを机へ近づけ、天板や引き出しへ当たらない高さと向きへ調整します。

作業位置が決まってから、休憩時に変える項目を背もたれ角度とフットレストに絞ると、仕事へ戻す操作を一定にしやすくなります。複数人で共用する場合は、各人が毎回調整し直す時間も含め、個人席向けか共用席向けかを判断してください。

商品仕様は中盤でまとめて確認する

  • 商品番号: OC-CG-VCT/(OCPB)
  • 本体外寸: 幅730×奥行750×高さ1120~1195mm
  • 座面高: 455~530mm
  • 本体重量: 23kg
  • フットレスト: 収納式
  • リクライニング: 4段階、最大135度
  • 座面: 前後スライド、上下昇降
  • ヘッドレスト: 上下・角度調整
  • アームレスト: 前後・上下・角度調整
  • 背: 独立式ランバーサポート、体重感知式シンクロロッキング
  • 脚部: 静音キャスター
  • 組み立て: 利用者組み立て、六角レンチ付属

商品画像でフットレストの収納状態と展開状態を確認する

23kgの椅子を動かせる床か確認する

本体重量は23kgです。休憩のたびに机から引き出すなら、床材とキャスターの組み合わせによって動かし方が変わります。カーペットでは動かし始めに力が必要になり、硬い床では移動範囲が広がることがあります。

候補位置で同程度の重さの椅子を安全に動かせるか試し、床の段差、チェアマットの端、電源ケーブルにキャスターが当たらないか確認します。チェアマットを使う場合は、通常の着座位置だけでなく、休憩姿勢へ移るキャスターの範囲まで覆える寸法が必要です。

椅子の後ろが共用通路なら、本人が座っている時間だけ通れなくなる配置も避けます。机の島の内側など、休憩時にも人の移動を妨げない向きを探してください。

組み立て後に作業位置と休憩位置を分けて記録する

この商品は利用者による組み立て品です。付属する六角レンチを使い、説明書に沿って組み立てます。完成後は各部を操作する前に、締結部とキャスターの取り付け状態を確認します。

調整が決まったら、机に近づける作業位置と、フットレストを出す休憩位置を分けて覚えられるようにします。床へ目印を付けられない職場では、机の脚や床目地からキャスターまでの距離を運用メモへ残す方法があります。

休憩位置は最大角度だけで決める必要はありません。普段使う一段階の角度で脚と背中の位置を試し、その状態で周囲へ当たらないことを確認します。最大135度は機能の上限であり、すべての席で最大まで倒して使えることを示す寸法ではありません。

休憩後に作業状態へ戻せるか確認する

昼休みが終わったときは、フットレストを収納し、背もたれを起こし、座面と肘を作業時の位置へ戻してからパソコン作業を再開します。足置きが途中まで残る、背もたれが固定されない、作業位置を思い出せない場合は、急いだ利用者が不安定な状態のまま座る可能性があります。操作部の役割と戻した状態を説明書で確認し、初回利用時に一連の復帰動作まで試してください。

個人席であっても、清掃やレイアウト変更でほかの人が椅子を動かすことがあります。足置きを収納した状態を通常の保管状態とし、展開したまま席を離れないことを共有します。共用する場合は、前の人の設定をそのまま使わず、着座前に可動部と周囲を確認してから自分に合わせます。

異音、緩み、引っ掛かり、部品の変形があるときは、力を加えて収納やリクライニングを続けません。使用停止を表示し、販売元または管理担当へ点検方法を確認します。短時間休憩の便利さより、通常作業へ確実に戻せることを優先できる職場なら、自席用の候補として運用しやすくなります。

作業姿勢と展開場所の両方が合えば候補になる

このチェアを候補にできるかを分けるのは、最低座面高455mmで通常作業の姿勢を作れることと、休憩時に足置きと背もたれを動かす床面を通路外へ確保できることです。

どちらか一方しか成立しない場合は、休憩機能の多さだけで選ばず、低座面の作業椅子や別の休憩場所も比較してください。両方を実地で再現できるなら、収納式フットレスト付きチェアは、自席で短く姿勢を変えるための選択肢になります。

ヴィクトス オフィスゲーミングチェアの詳細を確認する

参考資料