オフィスの入口で靴底の泥を落とすには?小型ブラシマットを置く場所

靴底の泥がオフィス内へ持ち込まれて困る総務・施設担当者向けに、小型の屋外用ブラシマットを置く位置、40mmの段差、泥抜き穴から落ちた土を回収する運用を説明します。

オフィスの入口で靴底の泥を落とすには?小型ブラシマットを置く場所

未舗装の駐車場や雨上がりの植栽の近くを歩くと、靴底の溝へ泥が残ることがあります。入口の吸水マットで水分を拭えても、乾いた土の塊が執務室まで点々と続くなら、水を吸う対策とは別に、屋外で泥をこすり落とす場所が必要です。

この記事では、靴底の泥がオフィスへ持ち込まれて困る総務・施設担当者に向けて、小型のブラシ式泥落としを置く位置、本体の段差を通路から外す方法、落ちた泥を回収する運用を説明します。

取り上げるのは、コンドル ユニスパイク泥落しマット 小です。ブラシ面と泥抜き穴を備えた屋外用の泥落としです。

水分ではなく固形の泥が残っているか確認する

最初に、玄関から続く汚れを見て対策を分けます。濡れた足跡が主なら、吸水マットの位置や長さを見直す対象です。粒状の土や乾いた塊が靴跡に沿って落ちているなら、靴底の溝から泥を外す工程を入口の外へ追加する余地があります。

雨の日だけでなく、泥が乾き始める時間帯にも入口から執務室までを確認してください。水分が乾いた後に土だけが残る場合、朝は濡れた跡に見えても、実際には吸水と泥落としの両方が必要です。

また、汚れが自動ドアの下や建物の隙間から入っているなら、靴底用のブラシでは原因を止められません。まず汚れの始点が人の歩行経路にあることを確かめます。

225×265mmを通過用マットとして置かない

この商品のブラシ面は幅225×長さ265mmです。玄関幅を覆い、入ってくる人全員が歩きながら踏む大判マットではありません。入口の主動線を横切らせず、必要な人がいったん止まって片足ずつ靴底をこする道具として配置を考えます。

設置候補の床へ、幅225×長さ265mmの紙を置きます。未舗装の駐車場から来る経路と入口の間で、次の動作を実際の靴のまま試してください。

  • 主通路から半歩外れて紙の前へ立つ
  • 片足を紙の範囲へ移し、前後に動かす
  • 足を戻してから反対の靴も同じ動作をする
  • 次の利用者をふさがずに入口へ進む

この動作で扉の開閉範囲へ入る、後ろの人が追い越せない、車路へ体が出るといった場所は候補から外します。入口の真正面へ置いて、使わない人にも踏ませる配置にはしません。

厚さ40mmを扉と歩行経路から外す

本体の厚さは40mmです。薄い玄関マットとは異なり、足先や台車の車輪が接触しやすい高さとして扱います。扉の下へ敷くのではなく、扉を全開にしたときも本体へ当たらない入口脇を探します。

床へ外寸を示したら、扉をゆっくり全開・全閉し、配送用台車や清掃用具が普段通る経路も再現します。本体を避けるために歩く線が曲がるなら、その位置は採用しません。避難経路、スロープ、視覚障害者誘導用ブロックの上や近くも、施設管理者の動線計画を優先します。

靴底をブラシへ当てる動作では片足へ体重が移ります。床が傾いている場所や、つかまる設備がなく姿勢を保ちにくい場所では使用を前提にしません。本体重量は1.3kgですが、重量だけから使用中に動かないとは判断できないため、実物を設置後にがたつきやずれを確認し、メーカーの説明に従って使用します。

泥抜き穴の下を清掃できるようにする

ブラシで外れた泥は消えるのではなく、本体の泥抜き穴から下へ落ちます。床へ直接置く場合は、本体を持ち上げて下の土を回収できる場所を選びます。凹凸が多く掃き出せない床や、雨水と一緒に泥が周囲へ流れる場所では、清掃方法を決められません。

商品ページでは、置き台TR-9460(メーカー品番F-24-1D)が別売りと案内されています。置き台を組み合わせる場合は、泥落とし本体だけの外寸ではなく、置き台を含む外寸、段差、固定方法、泥の取り出し方を販売元へ確認してから床へ写します。

運用開始前に、誰が、いつ、本体の下を確認するかを決めます。泥がたまったまま使い続けず、清掃時は周囲へ土を散らさない一時置き場を用意します。ブラシやスチール製フレームの手入れ方法は、販売元またはメーカーの案内に従ってください。

屋外の泥落としと屋内の吸水を分ける

靴底へ泥と水分の両方が付く日は、一つのマットへ二つの役割を任せないほうが配置を決めやすくなります。屋外のブラシで土の塊を落とし、その後に屋内の吸水マットを通る順序にします。

二つを隣り合わせるだけでは、立ち止まってブラシを使う人と、そのまま入る人の動きが交差します。ブラシ式は入口脇の停止場所、吸水式は扉を通過した後の歩行面というように役割を分け、実際の出社時間帯に人の流れを確認します。

掲示だけに頼らず、未舗装の駐車場を使う人や屋外作業から戻る人へ、どこで泥を落とすかを周知します。使われない場合は道具を増やす前に、駐車場から入口までの舗装、泥がたまりやすい経路、清掃頻度も見直します。

雨天時にずれや水たまりが出たら使用を止める

設置時に安定していても、雨量や床面の状態が変われば同じ使い方が成立するとは限りません。出社前と清掃後に、本体のずれ、がたつき、周囲の水たまり、落ちた泥の広がりを確認します。厚生労働省の「職場のあんぜんサイト」でも、床の水や粉などを放置しないことが転倒防止の基本として示されています。

本体が動く、片足を載せたときに安定しない、周囲の床が滑りやすい状態なら、そのまま注意書きだけを置いて使い続けません。いったん利用を止め、泥と水分を除去し、施設担当者が再設置の可否を判断します。暗い時間帯に本体の段差を見分けられない場所も、照明を含めて設置条件を見直します。

片足立ちの動作が難しい人へ、ブラシの利用を強制しないことも周知します。別の入口を案内する、清掃担当が安全な方法で靴底の汚れへ対応するなど、会社の設備と運用に合う代替手順を決めます。

ユニスパイク泥落しマット 小の仕様

  • 商品番号: TR-9459
  • 使用サイズ: 幅225×長さ265×厚さ40mm
  • 重量: 1.3kg
  • フレーム: スチール
  • ブラシ: 再生PET100%
  • 生産国: 日本
  • 備考: 泥抜き穴あり
  • 別売り品: 置き台TR-9460(メーカー品番F-24-1D)

ユニスパイク泥落しマット 小の商品ページで形状と仕様を確認する

入口脇の停止場所と泥の回収方法で判断する

この小型泥落としを候補にできるのは、厚さ40mmの本体を扉と主通路から外し、利用者が入口脇で止まって靴底をこすれる場合です。加えて、泥抜き穴から落ちた土を清掃できる床か、適合する置き台を用意できる必要があります。

二つの条件を満たすなら、ユニスパイク泥落しマット 小のブラシ面と別売り置き台を確認すると、実際の入口に合う設置方法を具体化できます。

参考資料