オフィスでコートの置き場所がないとき|幅335mmのコートハンガーという選択

ロッカーを置けず、壁にフックも付けられない小規模オフィス向けに、幅335mmの自立式コートハンガーが合う条件と、設置スペース・耐荷重・置き場所の確認方法を解説します。

オフィスでコートの置き場所がないとき|幅335mmのコートハンガーという選択

小さなオフィスでは、冬になると椅子の背にコートが重なり、通路や見た目が落ち着かなくなりがちです。ロッカーを置く余裕がなく、賃貸なので壁へフックを付けられない場合は、床置きのコンパクトなコートハンガーが候補になります。

今回紹介する幅335mmのコンパクトコートハンガーは、幅335×奥行305mmの床面に設置できる自立式です。この記事では、数人規模の事務所や会議室でコートの置き場所を作りたい人に向けて、購入前に確認するスペース、耐荷重、設置位置を説明します。

椅子の背に掛け続けると動線を狭める

コートを椅子の背に掛ける方法は家具を増やさずに済みますが、厚手の上着が背もたれから張り出します。人が後ろを通るたびに触れたり、椅子を引きにくくなったりするため、狭い室内ほど影響が大きくなります。

来客用の椅子にまとめる方法も、会議のたびに移動が必要です。コートを掛ける場所を一か所に決めれば、執務席や来客席を本来の用途に戻せます。

まず335×305mmを床に再現する

このコートハンガーの外寸は、幅335×奥行305×高さ1583mmです。床にマスキングテープを貼るか、幅335×奥行305mmに切った紙を置き、設置面積を実寸で確認してください。

本体が収まるだけでなく、ハンガーに掛けたコートの肩や裾が周囲へ広がります。壁際に置く場合は、衣類が壁へ押し付けられない位置まで少し離します。出入口の近くなら、扉を全開にした範囲や人の通り道と重ならないことも確認しましょう。

高さも忘れずに測る

本体高は1583mm、ハンガー部の高さは1388mmです。天井の高さだけでなく、壁の棚、分電盤、スイッチ、ブラインドの操作ひもなどと干渉しない場所を選びます。

ロングコートを掛ける予定なら、床に裾が付かないかを実物で測ってください。衣類の丈だけでなく、使用するハンガーのフック上端から衣類の裾までを測ると判断しやすくなります。

何着掛けられるかは耐荷重と厚みで決める

ハンガー部の耐荷重は、等分布で10kgです。ただし、10kg以内なら何着でも掛けられるわけではありません。冬物のコートは厚みがあり、詰め込みすぎると必要な一着を取りにくくなります。

購入前に、普段掛けるコートとハンガーをまとめて体重計などで量ってください。その合計が10kgを超えないことを確認したうえで、実際の肩幅と厚みから必要な余裕を見積もります。

従業員全員分を一台へ集めるのではなく、部署や部屋ごとに分ける方法もあります。毎日使う人数が多い場合や、ダウンコートのような厚手の衣類が中心なら、幅の広い業務用ハンガーラックを比較したほうが使いやすいでしょう。

幅335mmのコートハンガーが合う理由

コンパクトコートハンガーは、横長のラックでは置きにくい小さな空きスペースへ、コートの定位置を作りたい場合に向いています。

主な仕様は次のとおりです。

  • 外寸: 幅335×奥行305×高さ1583mm
  • ハンガー部の高さ: 1388mm
  • 本体重量: 6.3kg
  • ハンガー部耐荷重: 10kg(等分布)
  • 材質: 本体は粉体塗装スチール、ハンガー部は木目転写スチール
  • 土台: 重り入りの円形ベース
  • カラー: ホワイト×ナチュラル木目、ブラック×ダーク木目
  • 組み立て: 購入者による組み立て

壁へ固定するフックと違い、賃貸オフィスでも壁に穴を開けずに設置できます。円形の土台に重りが入っており、細い脚だけで支えるポールハンガーより安定性へ配慮された構造です。

ただし、倒れないことを保証するものではありません。衣類は片側だけへ集中させず、ハンガー部へ均等に掛けます。バッグや傘など、本来想定されていない物を追加で掛けるのも避けてください。

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置くなら執務席の後ろより入口側

コートハンガーは、着席した人のすぐ後ろより、入退室時に上着を脱ぎ着できる場所へ置くほうが使いやすくなります。入口付近、会議室の隅、ロッカー横などを候補にし、濡れたコートが書類や電子機器へ触れない位置を選びます。

設置場所を決めるときは、次の状態を避けてください。

  • 扉の開閉範囲へ入る
  • 通路や出入口を狭める
  • 椅子を引いたときに接触する
  • エアコンの風が直接当たり、衣類が大きく揺れる
  • 濡れた衣類が壁、床のコンセント、書類へ触れる

雨や雪で濡れたコートを掛ける運用なら、床材に合う受けマットも検討します。コートハンガー自体には水滴を受けるトレーがないためです。

来客用のハンガーも置き場所に含める

来客はコートと一緒にハンガーを持ってくるわけではないため、掛ける人数分のハンガーをオフィス側で用意します。厚みのある木製ハンガーを何本も掛けると、それだけで横方向の場所を使います。普段使うハンガーを先に並べ、コートを追加しても窮屈にならない本数を上限にすると現実的です。

空のハンガーを掛けたままにするなら、来客が迷わず使える位置へまとめます。社員用と来客用を同じ場所へ掛ける場合は、片側ずつ分けるなど、帰り際に取り違えにくい運用も必要です。

耐荷重10kgより先に満杯になることがある

耐荷重は載せられる重量の上限であり、収納できる着数ではありません。薄手のジャケットとダウンコートでは、同じ一着でも使う幅が異なります。冬に実際に使うコートをハンガーへ掛け、押し縮めなくても一着ずつ取れる本数を数えてください。

予定人数分が収まらない場合、一台へ詰め込むと中央の衣類を取るたびに周囲のコートが落ちやすくなります。部署ごとに二台へ分けるか、横幅のあるハンガーラックへ切り替えるほうが、毎日の出し入れは簡単です。

濡れたコートは同じ場所へすぐ掛けない

雨の日に濡れたコートを乾いた衣類の間へ掛けると、隣の衣類まで湿らせることがあります。本体には水滴を受けるトレーがないため、入口側に一時的な水切り場所を用意し、水滴が落ちなくなってから移す運用が適しています。

床へ受けマットを敷く場合は、円形ベースが傾かず、マットの端が通路へ出ない寸法を選びます。濡れたマットを放置しない担当も決めておくと、コート置き場を作ったことで床管理の手間が曖昧になるのを防げます。

冬だけ置くなら保管場所も必要になる

本体は高さ1583mm、重量6.3kgで、キャスターは付いていません。暖かい時期に別の場所へ移すなら、組み立てたまま運ぶ経路と保管場所を確保します。毎年分解する運用では、部品や説明書を紛失しない保管方法も必要です。

コートのポケットを貴重品置き場にしない

入口や会議室にコートをまとめると、着席中は衣類が持ち主の視界から外れます。財布、社員証、入館証、鍵などをポケットへ残したまま掛けないよう、利用者へ案内します。コートハンガーは上着の置き場所であり、施錠できる私物保管設備ではありません。

来客の上着を社員が受け取る運用では、会社が預かる物の範囲も曖昧になりがちです。原則として来客自身に掛けてもらい、貴重品は手元へ残すよう伝えます。受付担当者が別室へ運ぶ方式にするなら、受け渡し方法と返却時の確認を社内で決めておきます。

誰の上着か分かる運用を先に決める

似た色や形のコートが並ぶと、帰宅時に取り違える可能性があります。衣類そのものへ名前を付けるのではなく、社員用と来客用の場所を分ける、部署ごとに掛ける側を決めるなど、見分けるためのルールを用意します。

ハンガーを自由に動かせる状態では、決めた区分も使ううちに崩れます。空のハンガーを戻す位置まで決め、利用者が自分の上着を同じ場所から回収できる状態を保ちます。大規模な管理は不要でも、混雑した日にどこへ掛けるか迷わない運用は必要です。

終業時に残った上着の扱いを決める

コートハンガーを入口側へ置くと、退勤後に上着が残っていても持ち主へすぐ確認できないことがあります。忘れ物をそのまま掛け続けるのか、管理場所へ移すのか、移動した場合にどこへ問い合わせてもらうのかを決めます。

濡れた衣類や持ち主不明の衣類を翌日まで他のコートと接触させないことも大切です。終業時に担当者が確認し、忘れ物は社内の遺失物ルールに沿って扱います。コートの定位置を作るだけでなく、残置品を処理する担当まで決めると、入口が長期保管場所になるのを防げます。

年間を通して置くなら、春夏に空いたハンガー部をバッグや傘の収納へ転用しないようにします。耐荷重内でも、本来の用途と異なる物を片側へ掛けるとバランスを崩す可能性があるためです。幅335mmの利点を活かせるのは、少人数分の上着専用として定位置を維持できる場合です。

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参考資料