在宅勤務でオフィスチェアを使い始めると、フローリングの細かな傷やへこみが気になることがあります。キャスターだけを交換する方法もありますが、床と椅子の間へチェアマットを敷けば、椅子を動かす範囲をまとめて保護できます。
この記事では、オフィスチェアのキャスターで床が傷つくのを防ぎたい人へ、必要なマットの大きさ、床材との相性、敷く前の掃除を説明します。
具体的な候補は、チェアマット 1290×905mmです。厚さ1.2mmの再生PVC製で、デスク前の限られた範囲を保護したい場合に使えます。
傷の原因はキャスターだけではない
床の傷は、キャスターが直接こすることに加え、床とキャスターの間へ砂や硬いごみが入ることでも生じます。マットを敷いても、その下に異物を残せば床を傷める可能性があります。
設置前に床とキャスターを清掃し、キャスターへ髪の毛や小石が絡んでいないか確認してください。マットを敷いた後も、ときどき持ち上げて床面と裏面を掃除します。
床のへこみが心配な場合は、椅子に座った状態で一つのキャスターへ荷重が集中することも考えます。薄いマットは表面の擦り傷を抑える用途には向きますが、柔らかい床材への荷重を完全になくすものではありません。
椅子を引く位置まで実測する
必要な大きさは、椅子の脚部だけを測っても分かりません。着席するとき、立ち上がるとき、机の横の物を取るときに、キャスターがどこまで動くかを確認します。
床へマスキングテープを貼り、普段どおり一日使ってみてください。最も前へ入れた位置と、立ち上がれる位置まで後ろへ引いた範囲を囲みます。左右へ移動するなら、その幅も含めます。
今回のマットは縦1290×横905mmです。この範囲内に五つのキャスターが収まり、後ろへ引いたときも端から落ちない配置を検討します。机の脚やワゴンがマットの端へ乗り、段差や浮きが生じないかも確認してください。
905mmの向きをデスクに合わせる
商品寸法のどちらを横へ向けるかは、椅子の動かし方で決めます。左右の移動が少なく、前後へ大きく引くなら、長い1290mm側を前後方向へ使う配置が候補です。
ただし、デスクの幅、脚の内寸、壁までの距離によって置ける向きは変わります。床へ1290×905mmの長方形を再現し、ドア、収納扉、ベッド、通路へはみ出さないか確認しましょう。
マットの端にキャスターが繰り返し乗る配置は、引っ掛かりやめくれにつながります。普段の可動範囲より少し余裕を残せる場所へ敷きます。
床材との相性を確認する
商品ページでは、裏面に特殊コーティングを施し、床面への影響を抑える仕様とされています。ただし、フローリング、クッションフロア、畳、カーペットなど、床材によって条件は異なります。
床材メーカーや賃貸住宅の管理規約で、PVC製マットの使用可否を確認してください。床暖房の上、ワックスを塗った直後の床、塗装やコーティングが不明な床では、変色や密着の可能性を個別に確認します。
長期間敷きっぱなしにせず、ときどき位置を確認します。湿気や汚れが残っていたら、床とマットを十分に乾かしてから戻してください。
チェアマット 1290×905mmの仕様
- 商品番号: EC-RCM-139
- 寸法: 縦1290×横905mm
- 厚さ: 1.2mm
- 材質: 再生PVC
- 用途: キャスターによる床面の傷を抑える
- 裏面: 特殊コーティング
厚さ1.2mmの薄型なので、椅子の移動範囲を覆いつつ、大きな段差を作りたくない場合の候補です。床の状態や素材を問わず使えるわけではないため、設置場所との相性確認が欠かせません。
約1.17平方メートルを常時覆うことになる
1290×905mmの面積は、約1.17平方メートルです。使っているときだけ椅子の下へ敷くのではなく、基本的にはその範囲を覆った状態になります。ワンルームではベッド横の通路や収納扉の前まで届くことがあるため、椅子を置けるかだけでなく、マットを敷きっぱなしにできるかで判断します。
机の脚をマットへ載せる場合は、左右の脚が同じ高さになる配置にします。片側の脚だけが厚さ1.2mmのマットへ乗ると、わずかでも机が傾いたり、マットの端へ荷重が集中したりします。ワゴンを出し入れする場所とも重ねないほうが扱いやすくなります。
キャスター交換だけで解決できるかも比べる
傷が椅子を動かす範囲全体に広がっているなら、床を面で覆うチェアマットが分かりやすい対策です。一方、マットを置く面積が取れない場合は、椅子メーカーが用意する床材対応キャスターへ交換できるか確認する方法もあります。
キャスターを交換しても、砂や硬いごみを巻き込めば床へ影響する可能性は残ります。逆に、チェアマットを敷いても柔らかい床への荷重がなくなるわけではありません。現在困っているのが表面の擦り傷、深いへこみ、異物による傷のどれかを見て、必要なら二つの対策を組み合わせます。
回転したときの後輪が端へ出やすい
椅子をまっすぐ前後へ動かしたときに収まっても、机から横を向いて立ち上がると、脚部が回転して後ろのキャスターが弧を描きます。普段、横の棚やプリンターへ椅子のまま向きを変える人は、この回転範囲もマット上に残るか確認してください。
一日分の動作を床へ印で残し、最も外側を通ったキャスターからマットの端まで余白を取ります。横移動が905mmを超えるなら、1290mm側を横へ変えるだけで前後が不足しないかも確認します。どちらの向きでも端をまたぐなら、より大きいマットが必要です。
敷いた後も床を見える状態へ戻す
設置直後だけでなく、定期的にマットを外して床の変色、湿気、細かなごみを確認します。頻度は床材や部屋の湿度によって変わるため、まずは短い間隔で確認し、問題がないことを見ながら管理間隔を決めます。
1290×905mmを持ち上げる場所がないと、清掃のたびに家具へ立て掛けることになります。購入前に、マットを一時的に移せる壁面や別室があるかも考えておくと、敷きっぱなしを避けやすくなります。
裏面を入れ替えて使わない
この製品は裏面へ特殊コーティングを施した仕様です。表裏を交互に使って摩耗を均等にする製品とは扱わず、清掃後も同じ面を床側へ戻します。見た目で表裏を判別しにくい場合は、使用前に販売元へ確認し、裏面へ粘着テープや識別シールを追加して床との接触条件を変えないようにします。
敷き直した後は、端が浮いていないこと、マットの下にごみが残っていないこと、普段の着席位置でキャスターが端をまたがないことを再確認します。部屋に合わせて自己判断で切ると、端部の状態や裏面処理が変わるため、既定の大きさでは動作範囲へ合わない場合は別サイズを選びます。