オフィスのハンドソープを自動化する|250ml充電式の補充と設置

オフィスのハンドソープを自動化するEK6088Lについて、液体用の適合、250mlの本体表記と225mlの投入量、一回の吐出量、設置空間、約2時間の充電中の置き換えと補充・清掃を解説します。

オフィスのハンドソープを自動化する|250ml充電式の補充と設置

オフィスの洗面所で、ハンドソープのボトルを押す動作をなくしたいなら、手を差し出して液体を受け取るセンサー式が候補になります。選ぶ際の決め手は、今の詰め替え液を使えることと、管理担当者が補充・充電を続けられることです。

液体タイプ EKO自動ソープディスペンサー は、幅70×奥行120×高さ175mmの充電式モデルEK6088Lです。販売ページでは本体容量250mlと案内されていますが、同型番の説明書は入れる洗剤を225mlとしています。補充の計画には後者を使い、「250mlを毎回使い切れる」として日数を見積もらないようにします。

まず詰め替え液が「液体用」かを確認する

この商品は液体ハンドソープを出すタイプです。同じシリーズの泡用とは別の本体で、設定を切り替えて泡にする機器ではありません。商品を選ぶときは、液体用を示す型番末尾のLと、詰め替え液の容器にある「液体」「泡」の表示をそれぞれ照合します。

今のボトルが泡を出すタイプなら、手元の詰め替え液も泡用である可能性があります。中身が液状に見えても、液体用のディスペンサーに適合するとは限りません。「ハンドソープだから入る」とせず、今使っている製品の正式名称と使用する容器の種類を確認することから始めます。

販売元の推奨欄には、キレイキレイ、ボタニカ、ミューズ、ビオレUの名称が挙げられています。ただし、同じブランドに液体用と泡用があるため、ブランド名が一致するだけで泡用まで使えるとは判断しません。補充担当者が取り違えないよう、採用する液体の製品名まで決めておきます。

メーカーは、泡用と液体用の相互転用や、液体用ソープを水で薄めて使うことを避けるよう案内しています。既存の泡用洗剤をそのまま使い続けたい場合、この液体モデルへの交換を先に進めると消耗品の運用が合いません。逆に、推奨欄にある液体用を使っており、その製品で補充を統一できる職場なら検討しやすくなります。

共用の洗面所では、買い置きの別製品が混ざることもあります。本体の近くと補充品の棚に「液体ハンドソープ用」と製品名を示すなど、利用者の見た目だけに頼らない置き方にします。適合する液種の区別は、メーカーのFAQにあるソープディスペンサーの項目でも確認できます。

225mlと一回の量から、補充の間隔を見積もる

EK6088の取扱説明書には、概要図の「本体250ml」と、洗剤の入れ方の「225ml」が別に記載されています。メーカーの商品ページも容量225mlとしています。補充時は説明書の投入量を基準にし、販売表記だけを見て250mlまで注ぎ足す運用にはしません。

液体用の一回量は、レベル1が0.8ml、レベル2が1.4ml、レベル3が2mlです。背面の電源ボタンを短く押すと段階が切り替わります。最小量に固定するのではなく、採用したソープの使用量の案内と、手で受け取れる量に合わせて設定します。一度の利用で二回手をかざす人がいれば、消費量の計算にも二回分を数えます。

例えばレベル2で一日に50回作動する洗面所なら、計算上の消費量は1.4ml×50回=70mlです。225ml÷70ml/日では約3.2日分となります。従業員50人という仮定ではなく、一人が複数回利用する分や来客も含め、合計50回作動する場合の試算です。

この結果を「3日放置してよい」と読み替えないようにします。補充後の作動確認でも液体を使い、容器内の液体を最後まで同じように取り出せると保証されているわけでもありません。まず毎営業日の決まった時刻に残量窓を見る運用にし、少なくなる前に補充できるかを確かめます。

上の利用量で、担当者が週に一度しか補充できないなら、この小容量を一台置くだけの計画は合いません。一方、一日ごとの残量確認を既存の洗面所点検に組み込めるなら、コンパクトな本体を選ぶ余地があります。人数だけで台数を決めず、設置する洗面所ごとの使われ方で判断します。

導入後は、実際に補充した量と次の補充までの日数を記録し、試算を見直します。旧ボトルを使ったときの重量差は、そのままmlにはできず、ポンプ式と自動式では一回量も変わります。最初の見積もりと実際の補充記録を分けておくと、設定を変えた後の確認もしやすくなります。

本体が置ける面と、手を差し出す空間を分ける

外寸70×120×175mmには、前へ出たノズルを含む本体全体が収まる範囲が示されています。洗面台に70×120mmの紙を置けば大まかな場所は比べられますが、その範囲だけで使えるとは限りません。ノズルの下へ手を入れ、液体を受けて蛇口へ移る動きが必要です。

メーカーの案内では、ノズル下のセンサーから約8cm下方へ手を差し出します。鏡下の棚に本体が入る場合でも、前に手を出すと蛇口のレバーや別のボトルに当たるなら、その位置は使いにくくなります。紙の範囲と本体の高さに加え、手のひらを開いて差し出す空間を確認します。

候補位置では、ソープを取る動きだけでなく、蛇口を操作する、タオルを取る、洗面台を拭く動きもたどります。袖や清掃用具がノズルの下を繰り返し通る配置は、手を差し出すつもりがない場面でも作動する可能性があります。この場合は液量を減らすだけで済ませず、置く向きや位置を変える対象です。

複数の洗面台があるなら、隣の蛇口を使う人が大きく横へ手を伸ばさずに済む組み合わせを考えます。ペーパータオルを取る経路の途中に置くより、どの洗面台から手を差し出すのかが分かる位置のほうが使い方をそろえやすくなります。

上部には補充用のフタもあります。棚下の高さが175mmぎりぎりなら、置けてもその場でフタを外して注ぐ余地はありません。本体を前へ取り出せること、補充後に同じ向きへ戻せることまで確認します。説明書の使用条件は室内・直射日光を避けることなので、窓から日が直接当たり続ける位置も見直します。

充電中の約2時間は、自動で出せない

このモデルは、充電ケーブルをつないだまま通常使用する機器ではありません。説明書には、充電中は作動せず、充電時間は約2時間とあります。洗面台の近くにコンセントがあるだけでは、充電中も使える状態にはできません。

充電には付属のUSBケーブルと、5V/1AのACアダプターを使います。アダプターは付属していません。メーカーFAQでは、USB-A側をアダプターへ、USB-C側を本体背面の充電口へ接続する案内です。購入時には本体だけでなく、この組み合わせを職場で用意できるかを確認します。

日中も使われる洗面所なら、充電するときだけ予備のポンプボトルへ置き換える方法が考えられます。利用が途切れる時間があるなら、その時間帯に充電し、完了後に戻す方法です。どちらも「充電する人」と「戻す人」が別になる場合は、戻し忘れを確認する担当を決めます。

電池残量が少なくなると表示が赤く点滅し、充電完了時は青になります。補充と充電は同じ周期とは限らないため、液体が残っていることだけで使用準備が整っていると判断しません。常につないだままにせず、充電を終えてケーブルを外し、充電口のカバーを閉じてから所定位置へ戻します。

補充だけでなく、内部を洗う作業も引き受ける

補充口は本体上部です。電源を切ってからフタの中央を押し、浮いたフタを外して液体を注ぎます。上下の本体を分離してタンクを取り出す方式ではないため、補充担当者が本体ごと水気の少ない平らな作業場所へ移せるかを考えます。

説明書の投入量に従って補充し、フタを閉じて電源を入れます。初回使用時や補充後には、センサーを5回作動させてポンプが働く状態にする案内があります。入れた直後に一度出なかっただけで故障と決めず、この作動確認までを補充作業に含めます。

液体用は、外側を拭くだけで内部のお手入れが済むわけではありません。メーカーは内部とポンプに水を通すクリーニング機能を案内しています。タンクの洗剤を水に替え、電源が入った状態で背面ボタンを短く2回押すと清掃用のモードになり、その後ボタンを長く押している間、水が続けて排出されます。

この作業は排水を受けられるシンクで行い、終わったら再びボタンを2回押して通常の待機状態へ戻します。洗面所に戻す前に通常動作を確認すれば、清掃モードのままで利用者が手を出しても反応しない状態を避けられます。洗剤を別の銘柄へ変えるときも、残った液体に新しい物を混ぜて対応させないようにします。

外側の汚れは、充電口を閉じたうえでマイクロファイバーなどで拭き取ります。IPX4という生活防水の表示があっても、メーカーは水に浸けて洗うことを認めていません。普段の清掃で容器をまとめて浸け置きする職場なら、この本体は別の扱いにする必要があります。

出ないときに確認する内容と、代わりのボトルを決める

共用設備では、不具合を見つけた利用者がその場で設定を変えるより、予備ボトルへ置き換えて担当者が確認する流れを用意します。予備品は必要時にすぐ出せる場所に保管し、本体の近くには連絡先や担当部署が分かる表示を置きます。

担当者は、まず液体の残量、電源・電池残量、センサーに付いたソープ、入れた洗剤の種類を分けて確認します。青い表示も一律に異常ではありません。通常の待機中は約6秒ごとに点灯し、クリーニングモードでは連続した点滅になるため、操作の直後かどうかも手掛かりになります。

説明書の確認を行っても改善しなければ、予備品を使いながら販売元へ相談します。本体を分解したり、適合しない洗剤を入れて無理に通そうとしたりする運用にはしません。

液体の適合と、小容量を維持する作業で選ぶ

EK6088Lを候補にできるのは、適合する液体ハンドソープに統一でき、残量の確認・補充・内部清掃と、充電中の置き換えを続けられる職場です。ポンプを押す動作は自動化できますが、担当者による補充までなくなるわけではありません。

一日の作動回数と約2時間の停止に対応できるなら、設置位置に手を差し出す余地があるかを確かめ、液体タイプの商品ページで検討を進めてください。

液体タイプの適合洗剤と本体寸法を商品ページで確認する

参考資料