3ピンプラグをまとめる7個口タップ、壁側と差込口は合う?

3P機器を常設したい職場向けに、T-H3730NMの7個口を使えるか判断する方法を解説。壁側の接地、差込口中心間35mmと回転操作、全体1500W、マグネット固定面、3mの配線経路を整理します。

3ピンプラグをまとめる7個口タップ、壁側と差込口は合う?

パソコンやディスプレイの電源プラグに三本目のピンがあり、手元の2Pタップへ挿せない。複数の機器をまとめるなら、3Pの差込口を持つタップが候補です。ただし、機器側の形が合うだけでは決まりません。タップをつなぐ壁コンセントと、隣り合うプラグの大きさも合わせて見ます。

エレコムT-H3730NMは、3P差込口が七つ並ぶ抜け止め・マグネット付き電源タップ です。3mのコードと、アース付き3P→2P変換アダプターを備え、プラグを回して固定できます。机などのスチール面へ取り付け、常設機器の接続をまとめたい場合に向く構成です。

選ぶ順序は、壁側の接続条件、七つの口への配置、全機器の入力電力、固定面とコード経路です。「7個口だから7台」「変換できるから壁はどこでもよい」とは考えず、同じ場所で使う機器を一組として照合します。

壁の2Pへの変換と、アースの接続を分けて考える

このタップは、機器を受ける差込口だけでなく、壁へ挿す電源プラグも3Pです。三本目はアース用の端子です。設置場所が対応する3Pコンセントなら本体のプラグを使い、2Pの場合は付属変換アダプターを使う構成になります。

変換アダプターは、三本のピンを二本の形へ合わせる部品です。アース付きなので、変換後には壁側へ接続するアース線が残ります。エレコムのFAQでも、差し込みプラグ側のアース線は壁コンセントのアースへ接続するよう案内されています。二本のピンが挿せることと、機器が求める接地条件を満たせることは別です。

購入前に、使う壁コンセントが3Pか2Pか、2Pならアース端子があるかを設備担当者と確認します。必要な接地先がない場所では、このタップを買うだけで条件は整いません。アース線を未接続にして使う前提にせず、機器の説明書と建物の設備条件に合う接続先を決めてから選びます。配線や端子を独自に加工する方法を、製品選びの代わりにはしないでください。

壁に挿した後の張り出しにも注意します。メーカー仕様ではストレートプラグで、首を曲げるスイング式ではありません。変換アダプターを加える場合は、その分も含めて壁と家具の間に収める必要があります。本体の奥行50mmだけを見て、壁側のプラグも同じ隙間へ入ると判断しないようにします。

接地やコンセントの条件は職場ごとに異なりますが、タップ側の構成は「3Pプラグとアース付き変換アダプター」です。この構成を使える壁側の接続先が決まれば、次に機器を何台並べられるか考えられます。

差込口の中心間35mmでプラグの並び方を決める

T-H3730NMの七つの差込口は一直線に並び、メーカー寸法図には隣り合う口の中心間が35mmと示されています。これはプラグの本体幅が35mmまで、という意味ではありません。隣のプラグがどちらへ張り出すかで、干渉するかどうかが変わります。

例えば差込口の中心に対して左右対称で、並び方向の幅が40mmあるアダプターを二つ置くと仮定します。各中心から20mmずつ張り出すため、隣接させるには合計40mmが必要で、35mmの間隔では重なります。これは形を単純化した例ですが、大きなアダプターがあると七つ全部を使えない理由が分かります。

確認するのは、機器本体の大きさではなく、タップへ挿すプラグやACアダプターの外形とピンの位置です。コード途中に変換器があるタイプなら、差込口に来る部分は小さなプラグだけかもしれません。逆に壁挿し型のACアダプターは、端子から片側へ大きく張り出すことがあります。

まず七つの口を35mm間隔で紙へ描き、使うプラグの外形を当てはめます。大きなものを端へ寄せる、隣の口を一つ空けるといった並べ方は候補ですが、それで必要な台数が入るかを数え直します。七台接続が必須なのに一口を空けなければならないなら、公称七個口でも用途に足りません。

さらに、この商品は差して回す抜け止め式です。固定後の形だけでなく、プラグを回す途中の空間と、指で本体をつかむ余地も必要です。外形を紙で合わせる方法は事前の見積もりであり、回転動作まで保証するものではありません。導入時は通電していない状態で製品の操作に従い、隣のプラグを圧迫せず固定・解除できるか確認します。

頻繁に持ち帰る充電器より、同じ場所につないでおくパソコンや周辺機器をまとめるほうが、この固定方式を生かしやすくなります。取り外すときはロックを解除し、コードではなくプラグ本体を扱います。コードを引いて保持力を試す使い方はしません。

空き口ではなく、全機器の入力電力で追加を判断する

3P・7個口の電源タップ の定格は15A・125V・1500Wです。1500Wはタップ全体の上限で、一口ずつに割り当てられる値ではありません。また、メーカーは日本の商用100Vでの使用を想定しています。125Vの表記から、海外や別の電源設備で使えるとは判断しません。

つなぐ機器ごとに、本体表示や取扱説明書の入力側の消費電力・定格を確認します。ACアダプターの出力値や、パソコン内部の電源ユニットの容量を、そのまま壁コンセント側の入力電力と見なさないことが大切です。単位や表示条件がそろわない場合は、推測で足し算せず機器の資料でそろえます。

計算方法の例として、入力電力が400Wのパソコン、各50Wのモニター二台、30Wの周辺機器なら合計530Wです。ここへ1200Wの機器を追加すると1730Wとなり、口が空いていても上限を超えます。数字は仮定で、実際には使う機器の値と、同時使用や起動時にメーカーが求める条件に従って判断します。

口数に余裕があることと、電力に余裕があることは別です。タップにつなぐ機器を決めたら、後から追加する予定のものも同じ組に含めます。建物側の回路でほかの機器と共有する容量は、このタップ一台の仕様では決まらないため、設備側の条件も守ります。

この商品は一括で機器の電源を切るスイッチを備えたタイプではありません。各機器側の手順で入切する常設用途を想定し、終業時に一操作でまとめて切りたいなら、必要な電源操作に合う別仕様を選びます。

マグネット二か所を当てられる平らな面へ付ける

本体は幅295×奥行50×高さ31mm、質量700gです。裏面には二か所のマグネットがあり、メーカーはスチール面への固定を案内しています。木製の天板や樹脂、アルミの部材では、同じ方法で取り付けられません。

スチール製の机でも、どの部分へでも付けられるとは限りません。細い脚や丸いパイプでは、裏面の二か所を十分に接触させにくくなります。平らな側板など、本体の長さと幅が収まり、両方の磁石を面へ当てられる場所を探します。表面に厚い化粧材がある場合も、下地がスチールというだけで保持を決めつけません。

固定位置は本体だけで考えず、挿したプラグの張り出しとコードの向きを加えて決めます。差込口を横向きにする配置では、プラグやコードが本体を引く向きも変わります。磁石の保持荷重は公開仕様に数値がないため、重いアダプターを多数ぶら下げられる、机の下面へ付ければ落ちない、といった使い方は保証できません。

予定位置で扱いにくい場合は、コードを引く方向を変えて無理に保持させるのではなく、平らな設置面へ移すか固定方式の異なる商品を選びます。メーカー仕様では壁掛け用フックはありません。写真に見える裏面のネジを、利用者が固定具を追加するための穴と解釈しないようにします。

取り付けた後も、差込口が見え、プラグを回して解除できる位置が必要です。机の奥に隠せることより、機器交換時に本体を支えて操作できることを優先すると、抜け止めとマグネットの両方を使う配置を決めやすくなります。

コード3mで届く位置へ、常設する機器をまとめる

コード長は3mです。壁から机までの直線距離ではなく、家具に沿って固定位置まで回す経路で考えます。例えば壁から机の端まで2.4m、その端からタップまで0.8mなら合計3.2mで、この3m品では足りません。これは仮の経路ですが、室内の距離だけでは届くか判断できないことを示しています。

不足する場合は、同じ机でも壁に近い側へ取り付けられないか、接続する機器のまとまりを移せないか検討します。タップを継ぎ足すことを前提にせず、予定の一本で接続先へ届く配置を選びます。余ったコードの置き場所も含め、引き出しの開閉範囲や椅子のキャスターが通る所から外します。

二重被ふくコードであっても、家具へ挟んだり、角へ強く押し付けたりしてよい意味ではありません。机を動かすときは常設時とは別の作業として配線を見直し、接続したままコードが届く限界まで移動する使い方にはしません。

必要な機能もここで絞ります。メーカー仕様では雷ガード、ホコリシャッター、通電表示ランプ、ノイズフィルターは非搭載です。抜け止めはプラグの固定、マグネットは本体の固定のためで、これらの機能を代わりに備えるわけではありません。給電状態をランプで見分けることや、シャッターが設置条件なら、この商品は候補から外れます。

壁側の接続条件を満たし、35mm配列で必要なプラグを扱え、固定面と3mの経路が合うなら、常設3P機器をまとめる候補になります。差込口の形状と販売状態を商品画像で確認する から、同じT-H3730NM・3m品の仕様と注文可否を確認してください。

参考資料