会議室予約用タブレットを壁掛けする前に照合する端末サイズとVESA規格

会議室前に予約表示用タブレットを壁掛けしたい担当者向けに、7~11インチ端末の適合、VESA規格、壁面用アームと下地、表示位置、電源経路の確認方法を解説します。

会議室予約用タブレットを壁掛けする前に照合する端末サイズとVESA規格

会議室の予約状況をタブレットに表示しても、台の上へ置くだけでは通路側へ張り出し、端末の向きや戻す場所も定まりません。会議室前の壁へ常設するなら、端末を保持する部品だけでなく、取付規格と壁面の条件を分けて確認する必要があります。

この記事では、会議室前に予約表示用タブレットを壁掛けしたいオフィス管理担当者へ、端末の適合、VESA規格、表示位置、電源と管理方法の決め方を説明します。候補は、鍵付きVESA取付けホルダー SS-CR-LATAB15です。

SS-CR-LATAB15の商品仕様

  • 対応端末: 7~11インチのiPad・タブレット
  • 本体外寸: 幅307×奥行63×高さ120mm
  • 本体重量: 262g
  • 材質: ABS樹脂
  • 取付規格: VESA 75×75mm、100×100mm
  • 保持方法: 端末を対角で挟む方式
  • 回転: アーム取付時に360度
  • 付属品: M4×12mm手締めねじ、M4×15mm盗難防止ねじ、同じ種類の鍵2本
  • 組み立て: お客様組立品

SS-CR-LATAB15の商品画像と取付条件を確認する

最初に端末をケース込みで測る

SS-CR-LATAB15の対応範囲は7~11インチです。ただし、インチ数は画面の対角線を表すため、同じ画面サイズでも端末の縦横寸法や枠の形は異なります。

このホルダーは端末を対角で挟む方式です。使用予定のケースを付けた状態で外形を測り、商品画像と照合してください。四隅が大きく盛り上がる耐衝撃ケースや、背面にリングが付くケースは、画面サイズが範囲内でも挟み方に影響する可能性があります。

保持部が電源ボタン、音量ボタン、充電端子へ重ならないことも確認します。会議室の予約表示では充電したまま使うことが多いため、端末が収まるかだけでなく、ケーブルを差した状態まで試すことが重要です。

VESA規格はホルダーとアームの両方で合わせる

この商品は、取付穴の間隔が75×75mmまたは100×100mmのVESA規格に対応しています。壁へ直接貼り付ける部品ではなく、対応するモニターアームなどへ取り付けて使うホルダーです。

壁面用アームを別に選ぶときは、次の順番で照合します。

  • ホルダーとアームのVESA規格が一致するか
  • アームがホルダーと端末の合計重量を支えられるか
  • アームの壁側金具を固定できる下地があるか
  • 端末を動かしたときに扉や案内板へ当たらないか

商品ページには、ホルダーを壁面用アームと組み合わせれば壁面取付けに使えると記載されています。一方、壁材ごとの固定方法や壁側のねじは示されていません。石こうボード、コンクリート、木下地など、設置場所の壁材を施設管理者または施工担当者へ確認し、アーム側の施工条件に従ってください。

表示位置は利用者の立ち位置から決める

ホルダー本体の外寸は幅307×奥行63×高さ120mm、重量は262gです。この数値だけで設置高さを決めず、予約を確認する人が廊下のどこで立ち止まるかを先に見ます。

会議室の扉を開いたときに端末が隠れない壁面を選び、扉の取っ手、室名札、避難経路の表示と重ならないようにします。アームを伸ばせる構成では、本体の奥行だけでなく、可動後に廊下へ出る範囲も確認が必要です。

紙で端末の外形を作り、想定位置へ仮止めすると、立った状態で予約状況を読めるかを試せます。車いす利用者を含む社内基準がある場合は、その基準と実際の画面表示を優先し、ホルダーの寸法から一律の高さを決めないでください。

360度回転は画面の向きを固定してから試す

ホルダーはアームへ取り付けた状態で360度回転します。縦表示と横表示を切り替えられますが、会議室予約端末では毎回向きが変わると読みづらくなります。

予約システムを縦画面と横画面のどちらで使うか決め、端末側の自動回転設定も合わせます。画面を操作したときにホルダーごと回らないか、清掃後も決めた向きへ戻せるかを実機で試してください。

廊下の照明や窓が映り込む場所では、昼と夜で見え方が変わります。角度を付けられるアームを使う場合も、通る人の肩や荷物が触れない範囲で調整します。

可動アームが必要か固定表示と比べる

利用者が見るだけで操作しない予約表示なら、アームを動かせることが必ずしも利点にはなりません。向きが変わるたびに戻す手間や、廊下側へ張り出す可能性があるためです。表示方向を一つに固定できる構成や、壁面へ沿わせる専用筐体も候補に含めてください。

可動アームが向くのは、端末を管理者側へ向けて設定する、車いす利用者と立位の利用者で一時的に角度を変えるなど、動かす理由と戻す位置を決められる場合です。自由に触れることだけを理由に選ばず、通常位置を印で示し、扉を開閉しても干渉しないことを確認します。

電源経路と閉館後の管理を分けて考える

壁掛けにすると、床や台の上に端末を置かずに済みますが、充電ケーブルと電源は別に必要です。最寄りのコンセントまでの経路を決め、扉の可動部や人が歩く床面を横切らせないようにします。

壁内配線や配線モールの施工が必要なら、ホルダー購入前に管理者へ許可を取ります。ケーブルの長さは、アームを動かす最大位置で端子が引っ張られず、戻したときに輪が通路へ垂れない範囲にします。

鍵付きであっても、端末の情報管理まで自動で行えるわけではありません。予約者名を表示する範囲、受付アプリ以外を開けない設定、OS更新、鍵の保管担当、閉館後も端末を残すかを社内で決めます。鍵は2本付属するため、使用者へ配り切らず、管理用の保管場所も用意します。

ネットワークや予約システムが停止したときの案内も用意します。画面が消えた端末をそのまま残すと、空室なのか障害なのか利用者が判断できません。障害時に掲示する連絡先、紙の予約表へ切り替える担当、復旧後に表示内容を照合する手順まで決めておけば、壁掛け後も会議室前の案内を止めずに運用できます。

端末と壁面用アームの適合を別々に確認する

ケース込みの端末を対角で保持でき、対応する壁面用アームを施工可能な下地へ固定できるなら、このホルダーを会議室予約端末の壁掛け候補にできます。

まずケース込みの端末形状を照合し、次にアームと壁の条件を施工担当者へ確認してください。両方を分けて確認できたら、SS-CR-LATAB15のギャラリーで保持部と取付面を見ると、設置後の姿を具体化できます。

参考資料