左手で伝票や申請書へ書くと、自分の手の影が記入欄へ重なる。デスクライトを明るくしても、影だけが濃くなって書きにくい。この場合は明るさを上げる前に、光が来る側を見直します。
左手で書く席では、光源を右側へ置くのが基本です。ただし、右側にモニターや電話がある、コンセントまでコードが届かない、光源が目へ入るといった条件もあります。
この記事では、実際の筆記位置で影の向きを確かめ、右側へデスクライトを置けるか判断する方法を説明します。候補にするのは、ベースを左右へ付け替えられるアイリスオーヤマ LEDデスクライト 302タイプです。
購入前に今ある光で影の向きを試す
まず、普段書いている用紙をいつもの位置へ置きます。机の左側からライトやスマートフォンの照明を当て、左手で一行書いてください。手の右側へ影が伸び、これから書く文字へ重なるなら、光源と利き手が同じ側にあることが原因の一つです。
次に、仮の光源を机の右側へ移します。紙の中央へ斜め右上から光を当て、同じ位置へ書きます。影が左下へ移り、ペン先と記入欄から外れるなら、右側へ置くデスクライトが解決候補になります。
ここで確認するのは、紙が明るく見えるかだけではありません。
- ペン先へ手の影が重ならない
- 光源そのものが目へ入らない
- 紙面の反射で文字が白く飛んで見えない
- モニターへ光が映り込まない
紙を斜めに置いて書く人は、紙の角度も普段どおりにします。ライトだけを動かし、いつもの作業を変えずに影を外せる位置を探します。
左側のライトを右へ動かすだけでは収まらないことがある
光源を右側へ移すには、ライト本体の置き場所が必要です。302タイプの外寸は幅293×奥行165×高さ370mmです。これはベースだけの接地寸法ではなく、商品全体の外寸なので、幅293×奥行165mmをそのまま台座面積とは扱いません。
購入前には、机の右側へ幅293×奥行165mmの長方形を紙やマスキングテープで仮置きします。その範囲へ電話、マウス、書類トレーが重なるなら、商品画像でベースの向きと支柱の位置を確認してください。外寸の範囲を空けても、実際のベース形状が机上の物と干渉する場合があります。
高さは370mmです。右側の机上棚、モニターの側面、壁付け収納の下へアームを動かせるかも見ます。ライトを置けても、照明部を紙の中央へ向けられない配置では、影を外す目的を果たせません。
左利き用の向きへベースを組み立てる
メーカーの取扱説明書では、スタンドベースを左利き用の向きにも取り付けられると案内しています。アーム側の突起をベースの穴へ差し込み、ロックした後、底面から固定ねじ一本で留める組み立てです。プラスドライバーが必要です。
ベースを左右へ付け替える機能は、ライトを机の右側へ置いたときに、アームとベースの張り出す向きを作業環境へ合わせるために使います。付け替えただけで影が消えるわけではありません。組み立て後に、光源が左手より右側にあり、紙の中央へ向いていることを改めて確認します。
取扱説明書にない向きへ無理に固定したり、アームの可動範囲を超えて曲げたりしません。アームを動かすときは支えながらゆっくり調整します。
1.8mのコードは机の縁に沿って測る
ライトを右側へ移すと、以前使っていたコンセントまでの距離が変わります。コード長は1.8mです。ライトからコンセントまでの直線距離ではなく、机の奥か手前の縁、脚部、床面へ沿う実際の経路を測ります。
たとえば高さ720mmの机からコードを床まで下ろし、机の横方向へ600mm回すと、合計は約1320mmです。1.8mから差し引くと約480mm残りますが、プラグの抜き差し、コードを緩やかに曲げる部分、机上でアームを動かす分も必要です。
コードを椅子のキャスターが通る床へ余らせたり、紙の下へ横切らせたりしません。右側へ置いた状態でコンセントへ届かない場合は、延長を前提にせず、電源タップの定格や設置方法を含めて配線を見直します。
明るさより先に光源の位置を合わせる
商品ページに記載された直下照度は1500lxです。直下照度は光源の真下で測る値であり、机全体が同じ明るさになる意味ではありません。
メーカーの取扱説明書では、JIS照度A形準拠の目安として、光源直下から半径30cmで300lx以上、半径50cmで150lx以上と示されています。A4用紙は210×297mmなので、一枚へ書く作業では、紙の中心を光源直下から半径30cmの範囲へ置けるかが一つの目安になります。
本製品は昼白色で、タッチスイッチによる無段階調光に対応しています。最初から最大の明るさにせず、光源を右側へ置いて影を外してから、文字が読めるところまで明るさを上げます。紙とモニターを交互に見る席では、画面への反射も同時に確認してください。
まぶしさガードは光源が直接目へ入りにくくするための構造ですが、置く高さや照明部の角度が合わなくても眩しさを自動で解消する機能ではありません。椅子へ座った通常の視線でLEDを直視しない角度へ調整します。
LEDデスクライト 302タイプの仕様
- 商品番号: IR-LDL-302
- メーカー品番: LDL-302-W
- 外寸: 幅293×奥行165×高さ370mm
- 重量: 0.82kg
- 材質: ポリカーボネート
- 光色: 昼白色
- 電源: AC100V、50/60Hz
- 定格消費電力: 8.5W(最大点灯時)
- 直下照度: 1500lx
- JIS照度: A形準拠
- 調光: 無段階
- 演色性: Ra85
- コード長: 1.8m
- 組み立て: ベースの取り付けにプラスドライバーを使用
- その他: ベース左右付け替え、まぶしさガード、タッチスイッチ、折りたたみ
設置後は一枚の紙へ実際に書いて調整する
組み立て後は、最初にA4用紙を普段の筆記位置へ置きます。ライトは右側から紙の中央へ向け、低めの明るさで点灯します。
左手で用紙の上端、中央、下端へ一行ずつ書き、ペン先へ影が戻らないか見ます。影が重なる場所があれば、ライトを手前や奥へ少し動かすか、照明部の角度を変えます。アームを限界まで伸ばすことを前提にしません。
影が外れたら通常の姿勢で座り、光源が直接見えないこと、モニターへ強く反射しないことを確認します。最後にコードが引っ張られず、プラグへ手が届くことを確かめれば、筆記位置、視線、配線を同じ状態で調整できます。
共有席では利用者ごとの位置を再現できるようにする
左利きと右利きの人が同じ席を使う場合、一方に合わせてライトを固定したままにすると、次の利用者には手の影が戻ります。紙の置き方とライトの向きが決まったら、机上に剥がせる目印を付け、利用開始時に自分の利き手と影を確認してから調整する運用にします。アームだけを無理に反対側へ伸ばさず、本体を置き直した後に配線と光源の見え方も確認します。
取扱説明書では、電源プラグの確実な接続と定期的な清掃、異音や焦げるような臭いを感じた場合の使用中止が案内されています。共有席では異常を見つけた人が電源を抜き、使用停止を表示して管理担当へ伝える流れも決めます。影を避けられても、コードが引っ張られる位置や本体が不安定になる位置へ動かすなら、その席では別の照明方式を検討します。
右側の設置面と配線経路が取れれば候補になる
左手で書くと影が重なる席では、まず光源を右側へ移したときにペン先から影が外れるか試します。その位置に本体の外形範囲を確保でき、1.8mのコードを机の縁に沿ってコンセントまで通せるなら、ベースを左右へ付け替えられる302タイプを候補にできます。
条件が合う場合は、LEDデスクライト 302タイプの外寸と商品画像を確認すると、机の右側へ置く向きを具体的に決められます。