高いカウンターや作業台に合わせて椅子の座面を上げると、足が床へ届かず、置き場所に困ることがあります。対応するOAチェアなら、脚部の支柱へフットレストリングを後付けする方法があります。
この記事では、高い作業椅子で足がぶらぶらする人へ、椅子の型番、リングの位置、足元の干渉を確認する方法を説明します。
候補は、OAチェア用フットレストリング SNC-RING2です。対応シリーズが決まっている専用部品で、組み立て済みの対応チェアにも後付けできます。
先に椅子の高さが適切か確認する
足が床へ届かないからといって、すぐリングを追加するとは限りません。通常の高さのデスクで座面だけを上げすぎているなら、まず机と椅子の高さ調整を見直します。
高い受付カウンター、製図台、作業台など、座面を下げると手元が合わない用途では足掛けが候補です。床置きのフットレストを置けるなら、椅子を選ばない方法として比較してください。
対応シリーズを型番で照合する
SNC-RING2は汎用品ではありません。商品ページに記載されたSNCシリーズの対応型番だけを対象にします。見た目が似ている、支柱の太さが近いという理由で取り付けないでください。
椅子本体の座面裏や取扱説明書にある品番を確認し、商品ページの対応シリーズと完全に一致するか照合します。品番が読めない場合は、椅子メーカーや販売店へ確認します。
リングへ自然に足を置けるか確認する
リングの寸法は幅480×奥行345×高さ48.5mmです。取り付け後、足裏の前部を無理なく置ける高さになるかを考えます。
膝が上がりすぎる、足首を強く曲げる、リングを探して脚を内側へひねる状態は避けます。体格や座り方によって合う位置は異なるため、取扱説明書の範囲で調整し、左右の足を安定して置けるか確認してください。
キャスターと足が干渉しないか確かめる
リングは椅子の支柱周りに付くため、乗り降りするときの足、キャスター、机の脚と位置が近くなります。椅子を回転させ、リングが机の幕板や脚へ当たらないか確認します。
椅子を前後へ動かす際に、自分のかかとや周囲の人の足へ接触しないようにします。通路側で使う場合は、リング分の外周が増えることも考慮してください。
SNC-RING2の仕様
- 商品番号: SS-SNC-RING2
- 寸法: 幅480×奥行345×高さ48.5mm
- 重量: 1.1kg
- 材質: ナイロン
- 取り付け: 対応する組み立て済みチェアへ後付け可能
- 適合: 商品ページに記載されたSNCシリーズ限定
対応型番は更新されることがあるため、購入時点の商品ページと手元の椅子の品番を必ず照合してください。
リングの取付高さを購入前に確認する
商品ページで確認できるのはリング本体の幅480×奥行345×高さ48.5mmで、座面から何mm下へ固定できるか、どの範囲で高さを変えられるかは、この数値だけでは分かりません。椅子型番と利用者の体格を伝え、取付可能な高さを販売元へ確認します。
現在の椅子へ座ったまま、足裏を置きたい位置まで床からの高さと座面からの距離を測ります。その位置とリングの取付範囲が重なることを確認できてから購入します。対応型番でも、足の長さに合うとは限りません。
床置き足台との違いは椅子と一緒に動くこと
リングは椅子の支柱へ付くため、椅子を回転させても足置きが同じ位置についてきます。高いカウンターで左右の機器へ向きを変える作業や、椅子を少し移動して使う場所では、この一体性が役立ちます。
床置き足台は椅子の型番を選びにくく、足を前へ出して置ける製品もありますが、椅子を動かすと位置を合わせ直します。作業中に椅子を動かす回数と、足を置きたい方向を比べて選びます。
乗り降りするときはリングへ立たない
フットレストリングは着座中に足を置く部品で、椅子へ乗り降りするための踏み台ではありません。リングへ体重をかけて立ち上がったり、片足で乗ったりすると、キャスター付き椅子が動く可能性があります。
座る前に椅子が安定した位置へあることを確認し、座面へ腰掛けてから両足をリングへ移します。立つときは足を床へ戻してから体を起こします。利用者が交代する場所では、この動作を含めて使い方を共有します。
後付け作業中は椅子を使用しない
組み立て済み椅子へ追加できる部品でも、自己流で支柱へ押し込んだり、部品を削ったりしません。椅子とリングの説明書に従い、必要な工具と作業場所を用意します。適合や取付けに不明点があれば、販売元へ確認します。
取り付け後は固定部の緩み、リングの傾き、椅子を回したときの干渉を確認してから使用します。高い作業面に合わせて座面を下げられず、対応椅子で取付高さまで確認でき、椅子と一緒に動く足置きが必要な場合にSNC-RING2を選びます。
取り付けた椅子とリングを一組で管理する
共用の作業椅子へ後付けする場合は、椅子の管理番号とSNC-RING2の取付記録を対応させます。清掃やレイアウト変更で椅子を移動しても、リングだけを外して見た目の似た別の椅子へ付け替えません。対応シリーズの照合は、最初の購入時だけでなく、付け替えるたびに必要です。
利用者から「足を置くと傾く」「回転時に音がする」「位置が下がる」と申告があった椅子は、リングを使わず点検へ回します。別の利用者がそのまま使用しないよう表示し、椅子本体とリングのどちらに異常があるかを確認します。
足元へ荷物やケーブルを置かない
リングを追加すると、支柱の周囲に足を出し入れする場所が必要になります。椅子の下へバッグ、延長コード、箱などを置くと、足を床へ戻す動作や椅子の回転を妨げます。設置後は足元を空け、配線が必要な作業席では椅子の可動範囲の外へ通します。
リングがあることを小物置きとして使わず、着座中の足置きに用途を限定します。足を置く面が汚れたり、物が挟まったりした場合は、椅子の説明書に合う方法で清掃してから使用を再開します。
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