ヘッドセットで頭頂部の髪が崩れる|ネックバンド式の接触位置を確認

Web会議でヘッドセットを使うと髪型が崩れる人向けに、頭頂部へ触れないネックバンド式の接触位置、USB A接続、ケーブル経路、装着・音声テストの方法を解説します。

ヘッドセットで頭頂部の髪が崩れる|ネックバンド式の接触位置を確認

Web会議のたびに頭の上を通るヘッドバンドで髪が押さえられ、会議後に直す必要があるなら、後頭部側で支えるネックバンド式ヘッドセットが候補になります。頭頂部をまたがないため、一般的なオーバーヘッド式とは髪へ触れる位置が変わるからです。

ただし、ネックバンド式なら髪型へまったく影響しないとは限りません。耳の周囲や襟足には本体が触れ、眼鏡やマスクとも重なります。この記事では、Web会議でヘッドセットを使うと髪型が崩れる人に向けて、装着方式を替える前に確かめたい接触位置、パソコンとの接続、会議音声のテスト方法を説明します。

髪型が崩れる原因が頭頂部への接触か確かめる

最初に、現在のヘッドセットを外した直後の髪を確認します。頭頂部に帯状の跡が残るなら、ヘッドバンドの位置と押さえる力が主な原因と考えられます。この場合は、頭の上を通らない装着方式へ替えることで接触を避けられます。

一方、耳の上やこめかみ付近だけが乱れる場合は、ネックバンド式でも同じ場所へイヤーパッドや支持部が触れる可能性があります。長い髪を耳へ掛け直す動作、マイクアームを動かすときの手、眼鏡のつるとの重なりが原因なら、装着方式だけでなく髪のまとめ方や着脱手順も試す必要があります。

会議前と会議後を同じ角度から写真に撮ると、崩れる位置を比べやすくなります。まず現在の製品で跡が残る場所を特定し、頭頂部への接触をなくすことが解決になるかを判断してください。

ネックバンド式は支える位置が後頭部側へ移る

オーバーヘッド式は左右のイヤーパッドを頭頂部のバンドでつなぎます。ネックバンド式はバンドが耳の後ろから後頭部側を通るため、頭頂部の髪へ触れません。髪の分け目や頭頂部のボリュームを保ちたい場合に、接触箇所を避ける選択肢です。

その代わり、耳の後ろと襟足付近へ新しい接触が生じます。低い位置で髪を結ぶ人、大きなヘアクリップを後頭部へ付ける人、襟の高い服を着る人は、バンドと重ならないか確認します。眼鏡のつるやマスクのひもを含め、耳の後ろに複数のものが重なると、短時間では気づかない圧迫が出ることもあります。

試着できる場合は、髪型や服装を普段の勤務時と同じにします。装着したまま顔を左右へ向け、上を向き、椅子の背へもたれてください。バンドが髪を持ち上げる、襟へ当たってずれる、耳から外れそうになる場合は、頭頂部の跡を避けられても日常の会議には合いません。

後頭部側も空けたいなら別方式と比べる

ネックバンド式は接触をなくす製品ではなく、接触する位置を頭頂部から後頭部側へ移す製品です。後頭部で髪をまとめる人や、耳の後ろへ眼鏡とマスクが重なる人は、頭頂部を避けられるという理由だけで決めないでください。

後頭部側も空けたい場合は、耳へ差し込む方式や片耳へ掛ける方式も比較します。ただし、耳への収まり方、周囲の音の聞こえ方、マイクの位置という別の確認が必要になります。個室で複数人が同じ会議へ参加するならスピーカーフォンも候補ですが、周囲へ会議音声を出せない執務席には合いません。髪のどこへ触れたくないかに加え、会議場所と聞き方を変えられるかで方式を選びます。

USB A接続とケーブル経路を確認する

USBヘッドセット MM-HSU05BKは、頭の後ろ側で支える両耳のネックバンド式です。ケーブルを含む重量は約95gで、USB Aコネクタをパソコンへ接続します。ケーブル長は約2.1mです。ヘッドホンはステレオ、マイクは周囲の音を拾う全指向性で、ケーブル途中の手元スイッチから音量とマイクミュートを操作できます。

使用するパソコンにUSB A端子があるかを先に見ます。USB Type-C端子しかない機種へは直接挿せません。変換アダプタやドッキングステーションを使う場合は、会社の機器利用ルールと、その機器を介した音声入出力の動作を別途確認します。

配線は、端子から頭までの直線距離ではなく、机の背面、モニターの脚、手元スイッチを置く位置を通る経路で測ります。ひもをUSB端子から配線予定の経路へ沿わせ、着席した人の耳まで届かせてから長さを測る方法なら、曲がりを含めて確認できます。椅子を普段どおり引き、左右を向いてもコネクタが引っ張られず、余った部分が床やキャスターへ垂れない位置にまとめます。

対応OSはメーカーの現行情報を基準にする

販売ページとメーカーの現行製品ページでは、対応OS欄に掲載されている範囲が異なります。販売ページは旧世代のWindowsを中心に記載していますが、メーカーはWindowsに加えてmacOSとChromeOSも案内しています。販売ページだけを見て非対応と決めたり、反対にUSB A端子へ挿せるだけで対応すると決めたりせず、使用端末のOSをメーカーの最新一覧と照合してください。

OSが一覧にあっても、会社が使う会議アプリ、ブラウザー会議、仮想デスクトップで音声入出力を利用できるかは別の確認です。OS更新や端末交換の後は、以前の端末で使えた記録をそのまま引き継がず、実際の会議環境で再設定します。共用品にする場合は、使用できる端末を保管場所へ表示すると、会議直前の差し替えを避けられます。

耳の後ろと襟足を普段の会議時間で試す

軽さの数値だけでは、装着者の耳の形、頭囲、髪型との相性は分かりません。5分ほどの試着で問題がなくても、30分や60分の会議では耳の後ろが痛くなったり、バンドが下がったりすることがあります。

導入テストは、普段もっとも長い会議と同じ時間で行います。開始前、途中、終了時に、耳の後ろの圧迫、イヤーパッドの位置、襟足の髪の乱れ、眼鏡やマスクとの干渉を記録します。顔を動かしたときにマイクの位置がずれる場合も、手で直す回数を数えておくと判断しやすくなります。

ネックバンドを必要以上に広げると破損や変形のおそれがあるため、頭へ装着するときに大きく引っ張って合わせる使い方は避けます。自然に掛けられない場合は、無理に広げて使い続けず、別の装着方式を検討してください。

会議アプリで音声の入出力とミュートを確認する

USBへ接続すると、この製品はパソコン上で「USB PnP Sound Device」として認識されます。接続しただけで会議アプリのマイクとスピーカーが切り替わるとは限らないため、ZoomやTeamsなど実際に使うアプリで、入力と出力の両方に選ばれているかを確認します。

テスト会議では、相手に普段の声量が聞き取れるかを確認してもらいます。全指向性マイクは話者の声だけを選んで拾う仕様ではないため、キーボード音や周囲の会話も相手側で確認します。周りの音が入りすぎるなら、マイク位置や入力音量を調整するだけでなく、会議場所を変える必要があります。

次に手元スイッチでマイクをミュートし、相手へ音が届かなくなるかを試します。スイッチを机の裏へ垂らさず、座ったまま片手で操作できる位置へ置きます。会議アプリ側のミュート表示と実際の送信音声が一致することまで確認すれば、髪型への影響だけでなく会議用機器として使えるかを判断できます。

個人用と共用で保管方法を分ける

イヤーパッドとネックバンドは耳や髪、首周りへ触れます。複数人で共用すると、装着位置を毎回調整するだけでなく、使用後の清掃と乾燥、ケーブルを折り曲げない保管場所が必要です。清掃剤を直接吹き付けず、メーカーの注意事項と職場の衛生ルールに沿って手入れします。

毎日使う人が決まっているなら、個人へ割り当てたほうが、髪型に合う装着手順と手元スイッチの置き位置を保ちやすくなります。共用品にする場合は、使用者を限定した試用期間を設け、装着感と音声テストの記録を集めてから台数を決めます。

頭頂部を避けた装着と会議テストを両方満たせれば候補になる

このネックバンド式を候補にできるかは、普段の髪型で頭頂部へ触れずに装着でき、耳の後ろや襟足にも支障が出ないかで分かれます。加えて、実際の会議アプリで音声の入出力とミュートが動作することも必要です。

両方を満たせる場合は、MM-HSU05BKの商品ページで装着形状と手元スイッチを確認してから選んでください。

参考資料