フリーアドレスでノートPCの画面を見られたくない|着脱前に確かめる条件

フリーアドレスでノートPCの画面を横から見られたくない人へ。15.6型マグネット式フィルターの画面寸法、ベゼル、磁気センサー、見え方、持ち運び前の着脱を確認する方法を解説します。

フリーアドレスでノートPCの画面を見られたくない|着脱前に確かめる条件

フリーアドレスでは、通路や隣席に対する画面の向きが日によって変わります。空いている席を選んでも、業務中に開く顧客名や社内資料が横から見える位置になることがあります。

この記事では、ノートパソコンの画面を横から見られることが気になる人へ、着脱式フィルターの適合を確かめる順序を説明します。候補にするのは、15.6型ワイド画面向けのマグネット式のぞき見防止フィルターです。

先に隠したい情報と利用場所を決める

フィルターを付ける前に、どの情報をどの場所で開くのかを書き出します。顧客情報、未公開の資料、社内だけで共有する数値など、横から読まれたくない画面を具体的に挙げてください。

次に、その画面を開く席を確認します。隣席、背後の通路、ガラス面への映り込みなど、見える方向は一つではありません。のぞき見防止フィルターは左右方向の視野を狭めるための物で、背後からの視線や画面の映り込みをすべて防ぐ物とは限りません。まず席の向きを変え、機密性の高い作業を人通りの少ない場所へ分けたうえで、横方向に残る視線への対策として検討します。

社内の情報管理ルールで共有スペースに表示できない情報は、フィルターを付けても開きません。製品を対策の全部にせず、表示場所と画面内容のルールを先に決めます。

15.6型という表示だけで選ばず画面を測る

候補商品の主な仕様は次のとおりです。

  • 対応画面: 15.6Wインチ、縦横比16:9
  • 対応する表示面: 幅344×高さ194mm
  • フィルター外寸: 幅350×高さ200mm。上部の黒い部分を含む高さは212mm
  • 必要な上部ベゼル: 10mm以上
  • 取り付け方法: マグネット。必要に応じて付属のマグネットシール2枚を使用
  • 視野角度: 60度
  • 可視光線透過率: 70%
  • 表面: 反射面とマット面の両面を使用可能
  • 対応操作: タッチパネル

同じ15.6型でも、縦横比や表示面の寸法が違えば適合しません。パソコンの型番からメーカー仕様を確認し、定規でも表示が点灯する範囲の幅と高さを測ります。黒い枠を含む本体外寸ではなく、画像が表示される範囲を候補商品の対応寸法と照合してください。

上辺の黒い枠も測ります。10mm未満なら、付属シールを貼る面を確保できないため候補から外します。Webカメラ、シャッター、マイク穴へシールが重ならない位置があるかも、貼る前に確かめます。

付属マグネットでセンサーの反応を試す

ノートパソコンには、画面を閉じたことを磁気で検知する機種があります。商品ページでは、磁石や光に反応するセンサーを上部へ内蔵したパソコンでは使えない場合があると案内されています。

取り付け前に、付属マグネットを上部ベゼルへ近づけます。画面が黒くなる、スリープへ移る、表示が不安定になるといった反応がないかを確認してください。業務ファイルを開いたまま試さず、保存を済ませたテスト画面で行います。

反応が出た位置を避けて貼ればよいと自己判断しません。使用中にフィルターが少しずれて同じ反応が起きる可能性があるため、磁石へ反応する機種では別の取り付け方式を検討します。

マグネット式を外す条件を先に決める

マグネット式の利点は、必要な席で付け、移動前に外す運用を組みやすいことです。ただし、端末が磁石へ反応する場合や、会社の貸与端末へ付属シールを貼る許可がない場合は、この方式を候補から外します。使えるように加工するのではなく、端末管理者へ確認したうえで、シールを使わない差し込み式や固定タブ式など別方式を比較します。

反対に、一日の途中で機密性の異なる作業を切り替える人には、着脱できることが役立ちます。常に付けたままにする運用なら、取り外しやすさより、正面からの読みやすさと端末を閉じる際の扱いを優先します。磁石で付くという機能ではなく、いつ着脱するかが決まっているかで適否を判断してください。

横からの見え方を実際の席で確認する

視野角度60度は、どの席からも内容を読めなくする保証ではありません。画面の明るさ、表示する文字の大きさ、見る人の位置、室内照明によって見え方が変わります。

導入時は機密情報ではない見本画面を表示し、普段の明るさに合わせます。正面の利用者が文字を読めることを確かめてから、隣席の椅子、斜め後ろの通路、立った人の目線へ移動して、見出しや数値を判別できるか確認します。

マット面と反射面も同じ席で比べます。可視光線透過率70%のため、装着前と同じ明るさに見えるとは限りません。画面を必要以上に明るくして横から見やすくなったり、電池消費へ影響したりしない範囲で、正面の読みやすさを調整します。

移動前に外す手順と保管場所を決める

商品ページでは、フィルターとマグネットシールの厚みにより、装着したままパソコンを完全には閉じられないと注意されています。閉じた上から圧力がかかると、画面を傷めるおそれもあります。

席を移る前にフィルターを外し、パソコンとは別に保管します。画面とキーボードの間へ挟んだままバッグへ入れたり、半開きのまま持ち運んだりしません。保護ケースや書類用ポケットなど、幅350×高さ200mmの板状の物を曲げずに収められる場所を決めます。

フリーアドレスで共用品にする場合は、誰がどの席へ持ち出したか追跡するより、対象パソコンと一対一で管理するほうが着脱を忘れにくくなります。共用にするなら、返却場所、表面を拭く方法、マグネットシールを貼ってよい端末を一覧にします。

離席と画面共有には別のルールを使う

フィルターが覆うのは、その場で画面を見る方向です。短時間の離席でも、正面へ回り込める状態で画面を表示したままにはしません。席を離れるときは端末をロックし、戻った後にフィルターが正しい位置へ付いていることを確かめてから作業を再開します。

Web会議での画面共有や、共有リンクの送り先もフィルターでは制御できません。横からの視線、離席中の表示、オンラインでの共有を別の場面として分け、それぞれに社内ルールを適用します。フィルターを付けたことで機密情報の扱いがすべて安全になったとは判断しないでください。

席を選べるときは、背後を人が通り続ける場所や、来客が正面側へ回れる場所を避けます。席の配置で減らせる視線を先に減らし、それでも残る隣席からの視線をフィルターで補う順序にすると、製品が対応しない方向を見落としにくくなります。

端末交換時はフィルターも再判定する

対象パソコンと一対一で管理する場合は、フィルターまたは保管ケースに端末の管理番号を表示します。席ではなく端末へひも付ければ、寸法の違うパソコンへ誤って取り付ける事態を避けられます。外したフィルターだけが机に残った場合の届け先も決めておきます。

パソコンの更新や修理交換があったときは、同じ画面サイズの表示でも自動的に引き継ぎません。表示面、上部ベゼル、カメラやセンサーの位置を新しい端末で照合し、見本画面による見え方の試験までやり直します。付属シールを旧端末から無理にはがして再利用せず、製品の案内と端末管理者の指示に従います。

画面の実寸と着脱運用が合えば候補にできる

このフィルターを候補にできるのは、表示面と上部ベゼルが対応し、付属マグネットを近づけてもセンサーが誤反応しない場合です。さらに、移動前に必ず外して平らに保管できる運用が必要です。

二つの条件を満たせるなら、15.6型マグネット式フィルターの仕様と販売状態を確認すると、実際のフリーアドレス席で横からの見え方を試せます。

参考資料