会議室の壁にスクリーンを付けられない|床置き100型の設置面を測る

会議室の壁や天井へスクリーンを固定できない担当者向けに、床置き式100型を導入する判断方法を解説。設置床面、4対3の表示、投写距離、運搬と収納の確認点が分かります。

会議室の壁にスクリーンを付けられない|床置き100型の設置面を測る

賃貸オフィスや共用会議室では、壁や天井へ穴を開けられず、吊り下げ式のプロジェクタースクリーンを固定できないことがあります。白い壁が空いていなければ、投影面を用意する場所にも困ります。

この場合は、使用時だけ床へ置いて引き上げるスクリーンが候補です。ただし、100型という画面の大きさだけで決めると、本体が通路へ張り出したり、資料の画面比率が合わなかったりします。

この記事では、床置き式100型プロジェクタースクリーン SS-PRS-Y100Kを例に、会議室で先に測る場所と試写の手順を説明します。

商品仕様は一度に確認する

  • 商品番号: SS-PRS-Y100K
  • 使用時外寸: 幅2100×奥行285×高さ2300mm
  • スクリーン表示サイズ: 幅1960×高さ1470mm
  • 画面: 100型相当、4対3
  • 重量: 6.76kg(メーカー現行ページ。販売ページは10.9kgと記載)
  • 材質: フィルム系
  • 機構: ポール式、ストッパーによる高さ調整
  • 収納: スクリーンを折り畳み、取り外したポールを本体へ収納
  • 持ち手: ハンドル付き

商品画像でケース、脚、ポールの形を確認する

幅2100×奥行285mmの本体を床へ再現する

このスクリーンの使用時外寸は幅2100×奥行285×高さ2300mmです。表示面の幅だけではなく、ケースと脚を含む幅2100mm、奥行285mmを設置面として考えます。

候補位置の床へマスキングテープで長方形を作り、会議テーブル、椅子、扉の開閉線、通路と重ならないか確認します。スクリーンを使う間だけの設置でも、出入口や避難経路、消火設備の前へは広げられません。

奥行285mmの線だけを確保して終わりではありません。本体穴へポールを差し、スクリーンを上へ引き上げてフックへ掛けるため、組み立てる人が正面と側面へ立てる場所も必要です。床の長方形の周囲へ椅子を普段どおり並べ、設置作業ができるか試してください。

4対3の表示面へ実際の資料を映す

表示面は幅1960×高さ1470mmで、100型相当の4対3です。ノートパソコンやプロジェクターの出力が16対9の場合は、表示面の上下または左右をすべて使わないことがあります。

導入前に、会議で使うプロジェクターを候補位置へ置き、壁や模造紙などへ試写します。いつも使うスライド、表計算シート、Web会議画面を表示し、最後列から文字を読めるか、余白の出方が気にならないかを確認します。

投写距離はプロジェクターによって異なります。100型のスクリーンを置けても、その手前に必要な距離を取れなければ画面へ合わせられません。プロジェクターの説明書で100型を投影する距離を調べ、レンズ位置からスクリーンまでを実測します。

着席者の頭と光路を同じ配置で確かめる

床置き式は、壁へ固定する位置を決めずに設置場所を変えられます。一方、毎回違う場所へ置くと、画面とプロジェクターの位置合わせを繰り返すことになります。

候補位置でスクリーン下端の高さを調整し、着席者の頭や卓上モニターで画面下部が隠れない位置を探します。プロジェクターから画面までの光路に、人が立つ場所や演台が入らないことも確認します。

試写で位置が決まったら、スクリーンの脚とプロジェクターの基準位置を、施設のルールに合う方法で記録します。床へ表示を残せない会議室では、壁からの距離や床目地を設営手順へ書いておくと、次回も同じ配置を再現できます。

照明を使う会議と消す会議の両方で試写する

スクリーンを置けても、会議中の照明条件が合わなければ資料は読みづらいままです。発表だけを見る会議では照明を落とせても、紙へ記入する研修や相手の表情を見るWeb会議では室内の明るさを残す必要があります。普段の照明状態で同じ資料を映し、照明を消すことを前提にしないで見え方を判定します。

明るい状態で文字や図が判別しにくい場合、スクリーンの設置だけでは解決しません。プロジェクターの設定と配置を見直し、それでも不足するなら、室内の遮光方法や大型モニターを含む別方式へ切り替えます。スクリーンの大きさと、実際に読める映像になることは分けて確認してください。

また、会議資料の大半が横長で、4対3の表示面に余白を残す使い方が常態になるなら、横長の画面比率に対応した床置き式を比較します。たまに横長資料を映すのか、日常の標準資料が横長なのかで、この製品を残すかを決めます。

重量表記を照合して展開・返却を試す

オフィスコムの販売ページは重量10.9kg、サンワサプライの現行製品ページは6.76kgと記載しており、同じ型番でも数値が一致しません。持ち運びや保管棚の判断に関わるため、注文する個体の現行仕様を購入先へ確認し、メーカー型番と回答を記録します。ハンドルは付いていますが、持ち運べる距離や担当人数は、重量だけでは決められません。保管場所から会議室までに、扉、曲がり角、段差がないか確認します。

現物確認や貸出機の試用ができる場合は、保管場所から候補位置までの動作を再現します。腰より高い棚から下ろす、階段を通る、ほかの備品を避けて運ぶ必要があるなら、収納位置や運搬方法から見直します。持ち手があることだけを理由に、一人で運べるとは決めません。

設営は、本体を置く、ポールを差す、スクリーンを引き上げる、フックへ掛けるという順です。片付けでは逆の操作に加え、スクリーンとポールを本体へ戻します。会議の開始直前だけでなく、終了後に誰が戻すかまで決めて試してください。

収納場所は実寸を確認してから決める

オフィスコムの商品ページには使用時外寸と表示面寸法があり、サンワサプライの現行製品ページには収納時サイズも掲載されています。販売ページだけを見て「コンパクトになる」という説明から、既存の棚や隙間へ収まると判断してはいけません。

メーカーの現行仕様と、購入先が納品する個体の仕様が一致するかを確認し、ポールを本体へ戻した状態の寸法であることも確かめます。その寸法を保管候補へ再現し、横倒しや立て掛けを自己判断せず、指定された向きで置ける場所を選びます。

収納場所は、通路から外れているだけでなく、必要な会議の前に取り出せる位置にします。ほかの備品を毎回移動しなければ出せない場所では、床置き式の設営時間が増えます。

床の設置線と試写結果が合えば候補にできる

床置き式が合うかを分けるのは、本体と設営動作を含む床面を確保できること、4対3の画面へ普段の資料を試写して見え方を確認できることです。

この二つが成立し、確認した収納時外寸を保管場所へ収められるなら、壁や天井へスクリーンを固定できない会議室でも導入候補になります。

床置き式100型スクリーンの詳細を確認する

参考資料