外付けドライブとA4ファイルをデスク下で分ける2段ワゴンの条件

外付けドライブなどの周辺機器とA4ファイルをデスク下で分けたい方へ。2段ワゴンの内寸、放熱、配線余長、荷重と机下寸法の確認方法を解説します。

外付けドライブとA4ファイルをデスク下で分ける2段ワゴンの条件

外付けドライブやカードリーダーと、案件ごとのA4ファイルを同じ箱に重ねると、機器を使うたびに書類を動かすことになります。机の上を空けたい場合は、使う物を上下に分けて足元へ置く方法が候補です。

aven スチールデスク下ワゴン は、上段へ小型機器や小物、下段へファイルを分けたいときに検討できます。ただし、上段に機器の本体が入るだけでは、接続したまま使えるとは判断できません。棚の形、ケーブルの出口、各機器が必要とする周囲の空間を確認し、動かすときは機器の使用を終える手順まで決めて選びます。

上段は囲い付きの開放面、下段は固定棚の下を使う

対象商品の本体寸法は幅500×奥行267×高さ600mmです。上段の有効内寸は幅457×奥行259×高さ150mm、下段は幅457×奥行259×高さ340mmと案内されています。二段は同じ高さではなく、下段のほうが高い物を立てやすい構成です。

ここで、上段の150mmが何を指すかを商品画像で確認します。上段の上には天板がなく、150mmは棚面から側板・背板の上端までの高さです。高さ150mmの箱の中へ機器を差し込むような構造ではありません。上へは開いていますが、デスクの下へ置けば、その上に机の部材が来ることになります。

下段の340mmは、底板から上の固定棚までの収納空間です。こちらはファイルの上端が棚へ当たらない高さが必要です。棚位置を自由に変える可動棚としては案内されていないため、上段を狭くして下段を広げる使い方は前提にしません。

上段は左右と背面に板があり、下段の背面は中央が開いて下端側に板が残る形です。どこからでもコードを通せる枠だけのワゴンとは違います。最初に機器とファイルを実物で並べ、上下の形に合う物へ絞ってください。

機器は、置き方向とケーブルの経路を含めて収める

上段へ置く機器は、本体寸法に加え、端子、スイッチ、動作表示、通気口の位置を確認します。同じ厚さの外付けドライブでも、ケーブルが短辺から出る物と長辺から出る物では、必要な空間が違います。コネクターを差した状態で測り、コードを無理に折り曲げない置き方を考えます。

奥行259mmには背面の板もある

背面端子のある機器を奥へぴったり寄せると、差し込むコネクターや曲がるコードの場所がなくなります。上段の背板には、確認した商品画像でケーブル穴が見当たりません。機器の背面から、そのまま水平にワゴンの後ろへ抜けるとは考えないでください。

配線は、機器の向きを変えて前面側へ回せるか、背板の上を越して机側へ戻せるかなど、実際の端子位置に合わせて確認します。板の縁でコードが強く曲がる、接続部を横へ引く、スイッチが操作できなくなる場合は、その置き方をやめます。機器の指定方向を変えないと収まらないなら、機器の置き場を分ける判断が必要です。

背板の上へ回す場合は、コードがワゴン上端より高くなる可能性があります。ワゴン本体の高さ600mmが机下へ入っても、配線まで収まるとは限りません。上段の中だけでなく、机の下面までの経路も含めて試します。

開放面でも、機器の設置条件が優先される

放熱に必要な周囲空間や置き方向は、使う機器の取扱説明書に従います。上が開いた棚でも、左右や背面の板、隣の機器、机の補強材が通気口に近づくことがあります。機器同士を積み重ねず、それぞれの指定空間を確保します。

棚がスチール製であることや、上段が開放されていることだけで、機器を冷却できるとは判断しません。機器の指定条件を満たせない場合は、収納状態で動作させて様子を見ることで代用せず、置き場所を変えます。使用中の警告表示や接続異常が出た場合も、機器の案内に従って確認してください。

A4ファイルは、表紙と見出しまで含めて測る

下段の高さ340mmはA4用紙を立てる高さより大きいものの、収納するのは用紙そのものとは限りません。A4用紙は210×297mmですが、リングファイルの表紙、見出し、持ち手はその外側へ出ます。中身を入れた状態の外寸で比べます。

たとえば、見出しを含む高さが310mmのファイルなら、340mmとの差は30mmです。この差があっても、指を掛けて取り出せるかはファイルの形と棚への収まり方で変わります。真上へ持ち上げてから抜くのか、少し傾けて手前へ出すのかを、固定棚に当てずにできるか確認します。

奥行259mmについては、背表紙を手前に向けた状態で測ります。リング金具の大きいファイルや取っ手付きのボックスでは、奥行が用紙幅より大きくなる場合があります。前へはみ出した角が足に当たる位置や、通路へ出る並べ方にはしません。

幅457mmを使うときも、背幅の合計だけで詰め切らないようにします。背幅50mmのファイル8冊なら合計400mmで、差は57mmです。9冊なら合計450mmになりますが、残り7mmでは出し入れや厚みのばらつきに対応しにくくなります。これは仮定の計算なので、実際のファイルの背幅と戻す動作で決めてください。

下段へ集めるのは、いま扱っている案件など、使う期間を決めた量にします。必要なら内寸に合う仕切りを使いますが、棚自体にファイルを固定する機構があるとは考えません。一冊抜いたあとに隣が倒れないか、戻すときに周囲を押し広げずに済むかも確認します。

全体40kgと各段25kg、机下の空間を別々に確認する

公表耐荷重は全体40kg、固定棚と底板が各25kgです。寸法画像には、耐荷重が等分布の場合の値と記されています。等分布とは、荷重が棚面へ偏らず分散してかかる条件です。各段へ25kgずつ載せると合計50kgになるため、各段だけの上限確認では不十分です。

機器、アダプター、ケーブル、小物ケース、書類を、それぞれ置く段ごとにまとめて重さを確認します。小さな機器は軽くても、厚いファイルを集めると重量が増えます。重い物を一角へ集中させたり、棚を足置きや作業台代わりに押したりする使い方は避けます。

机下では、床から最も低い引き出し、補強フレーム、配線トレーまでの高さを測ります。ワゴンの全高600mmにはキャスターが含まれますが、上へ出る機器やコードは別です。収納した状態の最も高い部分で確認してください。

幅500mmの本体を置いたあとの足元も見ます。椅子に座った状態で膝やつま先を動かし、普段の入力位置まで寄せられるかを確認します。奥行267mmが浅く感じられても、取り出したファイルや回したコードの位置まで含めると、必要な場所は広がります。

なお、メーカーの同形状ワゴンHXM-183831WHのカタログには幅520×奥行293×高さ600mmという表示もあり、対象販売ページの寸法図と差があります。ここでは購入対象の販売図を基準にしていますが、机脚の間など余裕が少ない場所へ入れる場合は、注文する商品の外形寸法を販売元へ照合してから決めます。

2段デスク下ワゴンの商品詳細を確認する 際は、機器用の別モデルと取り違えず、デスク下ワゴンの内寸と等分布の荷重条件まで確認します。

ワゴンを動かす前に、ドライブの使用を終える

キャスターは4個で、うち2個にストッパーが付いています。置き場所を決めたら、両方のストッパーへ手が届き、停止状態を確認できる向きにします。机の奥へ押し込むと片方に届かなくなる配置は避けます。

外付けドライブを使っている間はワゴンを動かさず、掃除や書類の入れ替えで移動が必要になったら、機器の使用を終えてから扱います。ケーブルの余長は接続部へ力を掛けないための配慮であり、書き込み中でも移動してよいという意味ではありません。

移動前はファイルの保存と利用中の処理を終え、OSと機器の案内に従って取り外し操作を行います。画面で取り外せる状態を確認し、電源がある機器は指定された終了順序に従ってから、移動を妨げるケーブルを外します。動作ランプの消灯だけで、すべての処理が終わったと判断しないでください。

余ったコードを床へ輪のまま置くと、キャスターや足元と重なります。机側へまとめる部分と、機器へ接続する部分を分け、棚や板の縁に挟まれないようにします。清掃担当者が動かす場合も、機器の終了と接続解除を確認できる担当を決めておきます。

戻したあとは、ストッパー、機器の位置、ケーブルの接続、必要なデータが見えることまで確認します。毎日の清掃で何度も接続を外す必要があるなら、ドライブを固定した場所へ置き、書類だけをワゴンへまとめる方法も比較します。

一席で使う量を入れ、出し入れから復帰まで試す

一席で一週間ほど試す場合は、その期間に使う機器と案件ファイルを入れます。上段へ接続する、下段から一冊抜いて戻す、機器を終了して掃除する、元の場所へ戻して再接続するところまで確認すると、棚の使い分けが日常の動作に合うか分かります。

このワゴンは前面が開いた収納で、鍵付きの保管庫ではありません。終業時に施錠保管が必要なドライブや原本は、決められた収納先へ戻します。ドライブのバックアップも、置き場を整理することとは別に管理します。

選ぶ条件は、上段へ機器を配線と指定空間込みで置け、下段へ実際のA4ファイルを出し入れでき、机下の足元も残ることです。片方だけが収まっても、もう片方を無理に詰めません。二段に分けた結果、書類を動かさずに機器を扱え、機器を避けずにファイルを取れる配置になるかで判断します。

参考資料