会議室のコンセントが足りないなら床置き電源タップの通路と設置面を測る

会議室の壁コンセントが遠いとき、床置き3口タップをどこへ置くか。FLEX CHARGERの確認済み寸法を使い、給電する席・口数・椅子の動き・コード経路から配置案を整理します。

会議室のコンセントが足りないなら床置き電源タップの通路と設置面を測る

会議室のコンセントが足りないと感じたら、まず「同時に使う口数が足りない」のか、「使える壁コンセントが席から遠い」のかを分けましょう。後者なら、机の近くに独立した給電位置を作る床置き型が比較対象になります。

Work Plus FLEX CHARGER は、床から立ち上がる形の3口電源タップです。本体外寸は幅200×奥行280×高さ950mmで、上部の向きを変えられます。一方、コード長と電気定格は今回確認したメーカー資料では分かりません。この記事では、使える機器の組み合わせを断定せず、会議室側の配置案と必要な条件を整理する方法を説明します。

まず、給電が必要な席を決める

会議室のすべての席へ同じように電源を配る必要があるかを考えます。資料を映す担当席だけで使うのか、複数の参加者がノートパソコンを接続するのかによって、置きたい位置も口数も変わります。会議の定員を、そのまま必要な差込口数に置き換えないことが出発点です。

普段の会議を一つ例に取り、壁コンセントの位置、テーブル、椅子を簡単に描きます。そこへ給電が必要な席だけを印で加えてください。必要な席がテーブルの片側に集まっていれば、その側へ置く案を考えられます。両側や複数の島へ分散していれば、一か所から配る案では機器側のコード経路も長くなります。

床置き型はテーブルと別に配置できますが、置く位置を自由に増やせるわけではありません。壁の接続位置と参加者の座る位置を一緒に描くことで、床置き型を一か所に置く案でよいか、給電する席の配置から見直すかを決められます。

3口を、接続する機器の内訳に分ける

FLEX CHARGERの差込口は3口です。たとえばノートパソコン用の電源2本と表示機器用の電源1本なら、必要本数の合計は3本になります。ただし、これは口数の計算で、同時使用できることの確認ではありません。

表示機器が別の壁コンセントにつながっている場合は、この3口へ重ねて数える必要はありません。一方、会議中だけ追加する充電器があるなら、その時間帯には何本になるかを別に数えます。普段は2本でも、臨時の機器を入れると4本になるなら、3口一台でその使い方をまかなう案は合いません。

口数だけでなく、プラグの形も並べてみます。コード先端の小さなプラグと、差込口へ直接挿す大きなACアダプターでは、隣の口へ及ぶ影響が違います。この商品の差込口間隔は確認できていないため、大きなアダプター3個が並ぶとはいえません。使用予定機器の名称とプラグ形状を記録しておけば、必要な比較が具体的になります。

また、商品名のCHARGERから、USB端子や充電器を内蔵すると考えないようにします。確認できた案内は3口コンセントであり、ノートパソコンなどに使う電源装置は別に考える必要があります。

200×280mmの床面を、椅子の動きと重ねる

Work Plus FLEX CHARGERの商品ページ で案内される本体幅200×奥行280mmに合わせた紙を用意し、候補の床へ置きます。紙は本体外寸の平面上の目安で、プラグや利用者の足まで含む占有範囲ではありません。まず本体の置き場を絞り、その周りの使い方を加えていきます。

空席の状態だけを見ると、テーブルの端や椅子の横に余地があるように見えます。そこで椅子を引いて座り、立ち上がるところまで動かしてください。紙の上へキャスターが来る、着席時に足を置く位置と重なるなら、その場所は日常の配置案から外します。

テーブル脚の間へ置く場合は、脚や横桟と本体の立ち上がり部分も重ねて考えます。ベースの輪郭が入るだけでは、上部まで使える位置になるとは限りません。反対にテーブル外側へ置く案なら、出入口から席への移動や、隣の人が後ろを通る場所との関係を見ます。

候補は何か所も残すより、通常配置で使う一か所と、必要なら別レイアウト時の一か所へ絞ると管理しやすくなります。どちらも椅子の範囲に重なる場合は、商品を先に増やすのではなく、テーブルや給電する席の配置を見直します。

上部の可動は、抜き差しする向きを考える機能

メーカーはタップ部分を360度動かせると案内しています。席に向けて差込口の向きを変えられる形として比較できますが、どの姿勢でも同じ高さになるとは限りません。掲載された高さ950mmは本体外寸であり、曲げた状態の差込口の高さではありません。

そのため、テーブル高720mmとの差を計算して「差込口は天板より230mm上」と決めることはできません。向きを変えた上部の位置、挿したプラグの向き、手を伸ばす場所を分けて考えます。これは高さの利点を判断するうえで残る確認事項です。

会議室側で先に決められるのは、誰がどちらから抜き差しするかです。着席者自身が使うなら席側、管理担当が会議前に接続するなら準備時に近づける側が基本になります。テーブルの奥へ置いて参加者が身を乗り出す案や、隣の席を横切らないと届かない案を外すと、上部の向きを比較する目的がはっきりします。

壁から本体と、本体から機器を別々に測る

コード経路は二つに分けます。一つは壁コンセントから本体まで、もう一つは本体からノートパソコンなどの機器までです。本体を席へ近づけると、機器側は短くなっても壁側の必要長が増えることがあります。近くに置けば両方が届くとは限りません。

壁側は、実際に通す予定の床の経路へひもを置いて長さを測ります。壁と候補位置を一直線に結ぶのではなく、家具の外周を回る部分や接続位置までの立ち上がりを含めます。たとえば直線なら1.2mでも、壁際を回る案が1.8mなら、比較に使うのは後者の経路です。この数値は測り方の仮定例で、商品のコード長ではありません。

機器側も、テーブル端から下ろす位置と、机上で機器を置く場所までを見ます。パソコンを手前へ動かしたときや、椅子へ座ったときにコードが張る案なら、本体の位置か機器の置き場を変えます。電源本体を置けても、利用する機器が毎回決まった位置から動かせなくなるなら、会議の使い方に合うかを再検討してください。

FLEX CHARGERのコード長は未確認なので、ここで得た経路長だけでは到達可否を決められません。経路を短くするために通路を横断させる案を採用するのではなく、席と本体の候補位置の組み合わせを比較する材料として使います。

電気定格が不明な間は、同時使用の組み合わせを確定しない

3口あることと、接続予定の機器へまとめて給電できることは別の条件です。今回確認したメーカーの商品ページ、データシート、カタログには、コード長と電気定格の記載を見つけられませんでした。一般的な電源タップの数値を、この商品の仕様として当てはめることはしません。

選定メモには、各機器の型番と電源装置の入力表示、常時接続か会議中だけかを残します。充電器の出力値だけを見て壁側で使う電力と同じだと判断せず、機器ごとの仕様を整理してください。商品側の定格が分からない現段階では、合計値が小さそうだという理由でも使用可とは確定できません。

また、床置きタップを追加しても、建物側の電源容量が増えるわけではありません。元の問題が席との距離なのか、同時使用する設備の条件なのかは分けて管理します。この記事の配置案は、設備側の使用可否の確認を代わりに済ませるものではありません。

レイアウトを変える部屋では、配置ごとに記録を残す

会議室を対面会議と研修で使い分ける場合、通常配置だけで置き場を決めると、机を並べ替えた後に本体の位置が定まりません。壁に近い席が講師席へ変わるなど、給電が必要な場所そのものが変わるためです。

記録には、テーブルの配置、給電する席、本体候補位置、壁側と機器側の経路を一組で残します。二つの配置で同じ場所を使えれば運用をそろえられますが、どちらかで椅子の範囲と重なるなら、別の置き場として扱います。見た目が同じ位置でも、接続する機器が変わる場合は口数の内訳を見直します。

会議後は利用者が持参した充電器を持ち帰り、備え付けの機器だけを区別して残す運用が考えられます。次の会議の前に何を接続するかが分かれば、余った口へその場で機器を追加するのではなく、想定した内訳に沿って準備できます。

床置き型を選ぶための配置案まで進める

FLEX CHARGERは、壁から離れた会議席へ独立した給電位置を作るときの比較候補です。必要本数が3口を超える、本体の床面を椅子や通路から外せない場合は、その配置では合わない理由が明確になります。

条件が残る場合は、必要な席・プラグの内訳・本体の置き場・二つのコード経路をまとめて、自立式3口電源タップの形状と販売状態を確認する と比較を進められます。コード長、定格、プラグの収まりが未確認のため、記事中の配置案をそのまま接続可能な完成形とは扱いません。確認済みの形と寸法で候補を整理し、購入を確定する判断とは分けることができます。

参考資料