社員が増えるたびロッカーを1箱ずつ足す前に段数と固定方法を決める

1人用ミニロッカーを社員数に合わせて増やす前に、最大数での総寸法、メーカー指定の組み合わせ・固定方法、鍵台帳を確認する手順を紹介します。

社員が増えるたびロッカーを1箱ずつ足す前に段数と固定方法を決める

採用人数がまだ読めない時期に多人数用ロッカーを買うと、空き区画が床面を占めます。一人用を必要な分だけ足せる製品なら始めやすい一方、箱を自由に積めると考えるのは危険です。

候補にするのは、組み合わせ可能な木製ユニットロッカーSです。一箱の寸法から増員後の外形を出し、メーカーが認める組み合わせ方、転倒防止、鍵管理まで確認します。

専用区画が必要な人だけを数える

現在の社員数に、毎日出社しない人を機械的に足すのではなく、オフィスへ継続して私物を置く人を数えます。来客用の一時保管、共有備品、書類受け渡し用は社員の専用区画と分けてください。

採用計画は確定人数と見込み人数を月ごとに並べます。たとえば現在3人、半年後に最大5人なら、3箱の配置と5箱の配置を両方作ります。追加分を置く床へ先に別の家具を置かないことが、後から増やせる条件です。

幅300×奥行520×高さ450mmを箱で再現する

一台の外寸は幅300×奥行520×高さ450mmです。段ボールで同じ大きさの箱を作り、扉の前で荷物を出し入れできるか試します。

奥行520mmが壁際へ収まっても、開いた扉と利用者の立ち位置は外寸に含まれません。朝夕に複数人が同時に使う場所では、扉の前に一人が立っても後ろを通れるか確認します。

可動棚の耐荷重は等分布20kgです。棚だけでなく収納部全体の耐荷重、棚の調整範囲、内寸は商品ページの仕様欄に明記されていないため、販売元へ確認します。バッグやA4ファイルが入ると推測せず、普段の荷物の外寸を伝えて照合してください。

横並びと縦積みを別々に計算する

幅300mmの箱を横へ3台並べる単純な外形は900mm、5台なら1500mmです。ただし、連結部材、壁からの離隔、調整代は加わる可能性があるため、完成寸法は販売元へ確認します。

縦へ積む場合も、高さ450mmを段数倍した数値だけでは設置できません。何段まで組み合わせられるか、縦横の連結金具が必要か、台輪や天板が必要か、壁や床への固定が必要かを商品説明書と販売元へ確認します。

商品名の「組み合わせ可能」は、任意の形や無制限の積み重ねを保証する言葉ではありません。メーカーが示さない配置は行わず、独自の金具や粘着材で固定方法を変更しないでください。

重い箱を上へ増やさない

本体重量は一台10.5kgで、収納物が加わります。上段へ追加する作業は、組み立て済みの箱を一人で持ち上げるのではなく、説明書が指定する順序と人数で行います。商品は購入者が組み立てる仕様で、目安は二人で20分です。

上段には頻繁に使う重いバッグを入れないなど、利用者の身長と荷物に応じて割り当てます。下段も深くかがむ必要があるため、番号順だけで場所を固定せず、本人に出し入れを試してもらいます。

床の水平と強度を確認し、避難経路、消火設備、扉の開閉範囲から外します。転倒防止の方法は建物の下地や床材でも変わるので、施設管理者と施工担当者へ相談してください。

追加時に同じ仕様が買えるか確かめる

一年後も同じ色、寸法、連結方法の製品が販売されるとは限りません。追加予定があるなら、商品番号、色、購入日、説明書、必要部材を記録します。代替品を外寸だけで混ぜると、連結穴や強度条件が合わない可能性があります。

将来の供給が重要なら、追加時期と予定数を販売元へ伝えます。増員がほぼ確定している場合は、後から一箱ずつ買う方法と、最初から多人数用を選ぶ方法を、設置の手間も含めて比較してください。

鍵2本を一箱ごとに台帳へ追加する

各箱はシリンダー錠で、鍵2本が付属します。箱が増えるたびに鍵も増えるため、区画番号、利用者、鍵番号、貸与日、予備鍵の保管者を台帳へ追加します。

鍵へ氏名や部署名だけを書かず、紛失時に第三者が場所を特定しにくい管理番号を使います。異動や退職時には中身を社内規程に沿って確認し、2本とも回収してから次の利用者へ割り当てます。

シリンダー錠でも、重要情報を無条件に保管できるわけではありません。保管物の機密性に対して錠と木製本体が社内基準を満たすか、情報管理担当者へ確認してください。

空き区画を無断の共用収納にしない

増員用に残した空き区画へ備品や書類を入れ始めると、採用時にすぐ割り当てられません。空き区画は施錠したまま管理するのか、一時利用を認めるのかを決め、認める場合は中身、利用期限、戻す担当者を台帳へ記録します。誰でも使える物置にすると、追加購入が必要な時期を正しく判断できなくなります。

新しい箱を加える前には、既存区画の利用者と鍵を照合し、退職者の残置物や未返却鍵がないか確認します。追加後は連結部、扉の開閉、床のがたつきを既存分も含めて点検します。配置が変わって利用者の立ち位置や避難経路へ影響する場合は、箱だけを足さず施設管理者へ再確認します。増員のたびに「空きを転用する」「新設する」「一体型へ替える」を同じ基準で選べる運用が必要です。

予定する最大数で安全に固定できれば候補になる

現在数ではなく、予定する最大数を並べた外形で通路と扉前の空間を残せ、メーカー指定の組み合わせ・固定方法を確認できるなら、一人用ユニットは段階導入の候補になります。方法が不明なまま積み上げる場合や、追加場所を確保できない場合は、多人数用の一体型も比較してください。

条件が合う場合は、一台の扉、棚、外形の商品画像を確認すると、増員ごとの配置図を具体化できます。

参考資料